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イスラエルの軍事作戦

2009年01月11日 | Weblog
パレスチナ自治区ガザへの軍事作戦を続けるイスラエル。
日本国内が内戦状態ということで、海外まで目が向かないかも知れませんが、
これはちょっと気になったので・・・。

どういう内容かCNNからの記事を以下に。

「イスラエル軍は9日、国連安全保障理事会のガザ停戦要求決議を無視し、
 テロリストの拠点とみなすパレスチナ自治区ガザの70カ所以上を攻撃した。
 イスラエル国防省は、イスラム原理主義組織ハマスの「テロ作戦員」20人や
 ロケット弾発射地点、武器が保管されているハマス構成員の家、テロ作戦員の
 車などが標的だったと説明するとともに、ガザからイスラエル南部に着弾した
 ハマスのロケット弾が30発以上にのぼったと指摘した。

 イスラエルのオルメルト首相は、同国をロケット弾で攻撃しているハマスをパレス
 チナの「残忍な」グループと呼び、ハマスが安保理決議を聞き入れないとの認識
 を表明。9日ガザ地区から同国南部にロケット弾が発射されたことで「安保理決
 議が役に立たないことが証明されている」とコメントしたうえで、同国の自衛権に
 ついて外部機関が決定を下すことを認めない立場を強調し、国民を守るため攻撃
 を継続する意向を明言した。 」


国連の決議なんか聞いちゃいらんねーよ!というのがイスラエルの本音です。
すでにパレスチナ側の死者は約800人、負傷者を合わせると3000人以上とのこと。
こういうこともあって、大阪ではイスラエルの軍事作戦に対するデモ抗議があもありま
した。500人も集まったらしいです。
女性や子どもなど一般市民をも巻き添えにしてしまっているから非難を受けても当然
と言えば当然です。

しかし、イスラエル側は国連決議を無視してまでなんでここまでやるのか?
それはイスラエルの存亡が関わっているからなんですね。
このガザ攻撃に対し、イスラエルの90%以上の国民が支持しているのを見落としては
いけないと思います。
世論の徹底した後押しもあるから、世界中から非難されようが攻撃するんだと思います。

それにハマスの攻撃に甘んじていたら、イスラエルという国そのものが無くなってしまう
可能性だってある。

僕はあくまでも平和が好きで争いごとはあまり好きではないのですが、例えばイスラエル
側の死者がたくさん出ていたら世界はどう反応するでしょう?

中東情勢というのは、あまりにも歴史が深いんですよね。
宗教がいくつもいくつも絡んでいるから、あっちを取ればこっちが立たず、こっちを取れば
あっちが立たずは当然で、それがいくつもいくつもあるから争いが終わらない。
憎しみと血に染まった歴史があって、それは我々には計り知れないものがあるのだと
思います。

日本でだって宗教の話はタブーじゃないですか。
それが中東は国単位でやってるわけだから話し合いの席になかなかつけない訳ですよね。
向こうの常識は我々の非常識だと思ってみていた方が分かりやすいかも知れません。

ただ、こうは言ってもたまたまそこに生まれた一般市民が巻き添えを食らうというのは
痛々しいばかりです。