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D(三菱)が携帯端末事業から撤退

2008年03月11日 | Weblog
「D」が携帯事業から撤退するということを発表した。
携帯端末のことで「D」と言えば「三菱」のことを指す。

僕もかつて「D」を使っていたことがあった。
“D207”というやつで、フリップ付きの可愛いものだった。

「D」もその後変遷し、最終的にはスライド式の端末になって“好きな人には好き”
的なマニアックなものになっていったと思う。

実際に売り上げ的にも携帯端末の中で三菱はほぼ最下位だったらしい。
というのも、三菱はドコモだけとしか取引しておらず、ここにきてのソフトバンクや
auの勢いに押された感じもあるだろう。

ただ、三菱としては大して利益の出ない(赤字?)携帯端末事業を継続するよりは、
他部門を強化するという狙いもあるようで、今回の撤退に関して英断との声もある。

ディズニーがソフトバンクを通して携帯事業に乗り込んできた。
もろもろの状況を判断しての「D」撤退だと思う。

携帯新機種の開発には、最大で100億円近い開発費がかかると言われてもいる。
回転の速い新機種開発につぎ込む諸費用もバカにならないだろう。
となると、大して儲からない事業にそのままいても仕方がない。
むしろ強い部門により経費をかけた方がいいに決まっている。
となると、今回の撤退は英断と言わざるを得ない。

「D」だけに限らず、これをキッカケに今後各メーカーもいろいろ考えてくると思う。
「N」(NEC)は「P」(松下)とくっついているようなもんだしね。
「D」のように勇気ある撤退をするメーカーも出てくるかも知れない。

端末に関してはほとんど頭打ちの業界で、しかも携帯端末の料金体系が変わって
きたので、より厳しい状況にあるのは確かだ。
となると、コンテンツ勝負となってくる。
だから、お財布ケータイやワンセグといった機能が付いてくるのだろう。

僕自身かつて、ドコモ系のショップで働いていたこともあるし、通信系の会社で長い
ことバイトをしていたし、実際に「D」ユーザーだったということもあって、今回のことに
は少なからず驚いた。

今後の通信業界はどうなっていくのか?
ただでさえ複雑なのにより複雑になるのか、それよりもシンプルになるのか。

ちなみに僕はiモードの出現によって店を辞めた。
僕には複雑だったのだ。
しかし・・・。
今はそれなりに使いこなしている(苦笑)
あそこで辞めていなかったら僕の人生もちょっとは変わっていたかも知れない?
いや、それはないな(笑)
iモードはひとつのキッカケだったんだろう。

そんなことより、やっぱり今回のことで一番ショックを受けているのは・・・。
ずーーーーーーーーーーっと「D」を使い続けていた人たちだろう。