日々是愉快♪

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納豆は食べられない

2007年01月22日 | Weblog
納豆でいろいろ大変なことになってるみたいですが、僕は納豆を食べません。
いくら身体に良かろうが食べません。
食べないというより、食べられない。

元々、食べず嫌いの納豆だけれども、過去に一度だけ、どうしても食べなければ
いけないような場に居合わせてしまって、無理矢理食べたことがありました。

あれは僕がまだ22才。
当時、文学座の研究生でした。
研究生というのは、言わば一番下っ端の存在でペーペー。

文学座は信濃町にあるのですが、確か舞台の発表会を控えて連日稽古をしていた
とある一日のことだったと思います。

演出家やそれを補佐してくれている劇団員の方々と、行きつけの定食屋に連れて
いってもらいました。
「ここのは美味いんだぞー」って言われたのかな。

研究生で付いて行ったのは、僕と上田君という仲間でした。
二人だけでした。

やはり少しながらの緊張をしながら、お昼の定食を注文です。
この時の定食には、いずれも納豆が付いていました。

一緒に行ったメンツ、お店が行きつけ、その時の雰囲気、そのすべてが
僕に納豆を食べろという状況でした。

もう覚悟を決めましたよ、さすがに。
これは残せないなと。

定食そのものは確かにどれも一品一品美味しかったです。
高くそびえる納豆という壁さえなければ、どれだけ楽だったか・・・。

「この際だ、今まで食べてこなかった納豆を味わってやれ!」と心で叫び、
ひと口ふた口と食べてみました。

「無理だ・・・。」

でも完食したんです。
でも、もう二度と食べなくていいと心に誓いました。

それ以来、今日に至るまで納豆とは縁のない生活を送っています。
おそらく死ぬまでもう食べないでしょう。
その時にどんな状況に置かれても、今の僕なら「納豆食べられないからいいです」
とハッキリ言えます。

納豆で世間が騒いでいる中で、過去のそんな出来事を思い出しました。
納豆と完全なる決別、「22才の別れ」でした。