人間という姿でこの世を泳ぎ、そしてその肉体は85年という歳月で果てた。
魂をどこかに残したまま骨だけになっちまった俺のじぃちゃん“ダーダ”は、
新大久保にある棲み家に最後の27日間だけいて、今日10月21日、
ついにその生きた証である骨を身内だけの手によってお墓に納められた。
ダーダが死んでから、ばっちゃんのこともあったり、自分の仕事の関係やらで
ちょいちょい新大久保に泊まりに行っている。
夜中に入りこんで、そのままダーダの横の和室で寝るのだが、もう整理した
ダーダの部屋にも明かりを点け、どんな形でもいいから出て来ないかなぁ~と
思ったりするのだが、やっぱり出てくることはない。
今までいろんなことを話してきたけど、もっともっと話したかったなぁと思う。
死後の世界とやらは全然見当もつかないし、興味もないけれど、ダーダは宙から
今までの一連の通夜、葬式、納骨なんかを見ていてくれたのだろうか?
生前から法名(戒名)を寺の住職につけてもらうことを約束していたり、
般若心経を覚えていたり、袈裟も持ってたり、神社仏閣も好きだったり、
そういう仏心の強い人だったから、本人のを見せてあげたかった。
ついに墓場に行っちまったんだなぁ~と思いながら、今までの感謝の気持ちを
込めて、そして今、自分がこうして生きていることにも感謝をしつつ手を合わせた。
魂をどこかに残したまま骨だけになっちまった俺のじぃちゃん“ダーダ”は、
新大久保にある棲み家に最後の27日間だけいて、今日10月21日、
ついにその生きた証である骨を身内だけの手によってお墓に納められた。
ダーダが死んでから、ばっちゃんのこともあったり、自分の仕事の関係やらで
ちょいちょい新大久保に泊まりに行っている。
夜中に入りこんで、そのままダーダの横の和室で寝るのだが、もう整理した
ダーダの部屋にも明かりを点け、どんな形でもいいから出て来ないかなぁ~と
思ったりするのだが、やっぱり出てくることはない。
今までいろんなことを話してきたけど、もっともっと話したかったなぁと思う。
死後の世界とやらは全然見当もつかないし、興味もないけれど、ダーダは宙から
今までの一連の通夜、葬式、納骨なんかを見ていてくれたのだろうか?
生前から法名(戒名)を寺の住職につけてもらうことを約束していたり、
般若心経を覚えていたり、袈裟も持ってたり、神社仏閣も好きだったり、
そういう仏心の強い人だったから、本人のを見せてあげたかった。
ついに墓場に行っちまったんだなぁ~と思いながら、今までの感謝の気持ちを
込めて、そして今、自分がこうして生きていることにも感謝をしつつ手を合わせた。