Woody Bell のフォークな日々

私たちのまわりのフォークシーンをお伝えします。

「お花見コンサート」 in 清沢

2018-04-11 | コンサート・ライブ
8日(日)は静岡市葵区坂本にある清沢での「お花見コンサート」で演奏させていただきました。
山の中腹にある集落なのですが、標高も少し高いので空気が澄んでいるような感じがして、とても爽やかな所でした。
快晴と言える程良い天気だったので、空は青く高く、山は緑といった形容がぴったりのロケーションで、普段の賑やかな街の喧騒から離れて自分の身が洗われていくような気がしました。
でも、この日はとても寒い日で風も強かったので、車から出るとじわじわと寒さが身に染みてきました。
こんな事もあろうかとダウンを用意してきて本当に良かったと思いました。


今年は桜がもうほとんど咲き終わってしまっていましたが、この枝垂桜はとても見事でした。

私たちは初めてこのコンサートに参加させてもらいましたが、今年は昨年とは異なり、道路を挟んだ反対側に新たにステージを設営したとのことでした。
そのステージの立地がすごいのです・・・鉄パイプで組まれたステージの後方の下は、断崖絶壁という特設の舞台でした。
ステージの側面は、風よけのためにすだれでぐるりと覆われていましたので、怖さはなかったのですが、もし後ろの景色がそのまま見えていたらちょっとドキドキしそうな舞台でした。
でも、山と空に囲まれたとてもよい雰囲気のステージでした。



始めは「Serendipity」さん。




SerendipityのオーナーのIさんが、お一人での演奏・・・オートハープ(クロマハープ?)、バンジョー、そしてビンテージものの高級ギターでの演奏でした。
お客様を巻き込むような演奏の組み立てで、楽しく聴かせていただきました。
この日に、このコンサートにお誘いくださったのもIさんでした。


次は私たち。






写真を見てもお分かりのように、演奏時になってもダウンを脱ぐことができなかったのです。
ダウンの下にはコーディネートを考えての衣装(?)を着ていたのですが・・・ダウンを着ての演奏となりました。
寒さで手もかじかんでしまって、思うように指が動かず、演奏しながら・・・あれ?あれ?・・・手が寒さで感覚が少し違ってしまっているようでした。
最後の2曲は、Iさんにもフラマンやバンジョーで加わっていただいて、とても楽しい演奏になりました。
寒さが厳しいと、声にも影響しますね・・・体が縮こまってしまって、なかなか思う音の高さに声が乗ってくれなくて・・・自分としては少し残念でした。
でも、演奏が終了してときに「素敵な歌でしたね。」と、声を掛けてくださる方がいらして少しほっとしました。


次は「ワコ企画」の皆さん。








メンバーの組み合わせで、いろいろなユニットでの演奏ができるのが「ワコ企画」さんです。
この日も女性2名が急遽加わっての演奏や、いつもの加山雄三さんの演奏など、皆さんがご存知の曲をいろいろと演奏されました。
お客さまも、とても楽しそうに聴いておられました。


そして「原大介」さん。


原さんの演奏は初めて聴かせていただきました。
ステージでの立ちからして、独特な雰囲気を感じました。
実際、最初は立ってはいないのです・・・木の丸太の椅子に胡坐をかいて座ってギターを弾かれるのです。
そして、押尾コータローのような巧みな音づくりでのギター演奏でした。
ギターのフレットの上を、まるで鍵盤楽器の演奏のようにしなやかに指がはい回るような演奏で、ギターと手と体が一体化しているような演奏でした。


最後にこのコンサートを企画されたナガノさんによる朗読に、原さんがギター演奏を乗せてのステージでした。


ナガノさんは長年ミュージカル俳優として舞台を経験されてこられた方なので、劇の一説の披露でしたが、引き込まれてしまうステージでした。
この場所で朗読会を今後も企画されているということでした。

聴いて下さったお客様も寒さと戦いながら座っていて下さったと思いますが、みなさん楽しそうにニコニコしながら聴いて下さって、私たちも本当に楽しく演奏させていただきました。

道を挟んで反対側にはピザ窯が作られていて、主催者の方々から美味しい石窯ピザを私たち演奏者にふるまって頂きました。


ピザの台(皮の部分)が、何とも香ばしくて歯ごたえが良く、また載せられている具の野菜が地元の新鮮な野菜で春の甘さを感じました。
本当においしいピザ、ごちそうさまでした。

せっかくのピザのおいしさがこの写真では伝わりませんね。もっと写真の腕を磨かねば…


<セットリスト>
・我が祖国
・Green Leaves Of Summer
・この広い野原いっぱい
・花はどこへ行った
・Country Road,Take Me Home
・思い出のグリーングラス

この夜は、Serendipityでの北村健さん(高石ともやさんなどと70年代のフォークシーンを支えてきた演奏家)によるバンジョー弾き語りのライブを楽しんで、音楽三昧の一日となりました。





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