夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

頑固な兄

2021年01月14日 | 闘病
昨日、糖尿病の薬を貰いに掛かりつけの医者に行きました。
待合室で車椅子で待っている男性がマスクをしていない。
よくよく見たら、あらら、兄でした。
確か兄は介護施設にショートスティで行っていると聞いたので
「あら、S(兄の名前)じゃない。どうしたの?」声を掛けたら
キョトンとしていた。マスク姿の私が分からなかったらしく
マスクをずらして顔を見せたら
「おう」と言ったきり話もせず、隣を見たら娘のHちゃんが
立っていたので
「どうしたの?」
「血圧が高く施設から『医者に診てもらうように』と
 返された。『マスクするように』と言っても
 聞く耳持たずで困ってる」とHちゃん。
昔から頑固な兄は家族の言うことを聞かない。
診察室で先生に診てもらい出てきた時はっマスクを
していた。
「先生から『マスクしてください』と渡され
 やっとマスクした。人の言うことは聞くけど
 身内の言うことは聞かない。甘ったれてるのよ
 薬をもらって明日からまた施設に戻ってもらう。
 寒い事とコロナが心配だから施設に行って
 もらうと助かる。私達だけではとても面倒
 見きれない」とHちゃん。
私の診療になり診察室に入っていくと
「変わりありませんか?」と先生

「はい、変わりありません。先生兄がお世話に
 なります」と言ったら

「あらさっきの方お兄さん?」

「はい、実の兄です。頑固で、わがままで身内の
 言う事聞かないで困ってます。注意すると
『俺はもう長くねえ、そんな事(健康に良い事)
 やってもしゃああんめえ(しょうがない)と
 いって家族を困らせます」

「そうですか、今日も3回も『長くねえ』と
 言ってました。もう聞き慣れています」と
先生笑った。
「長くない、『もうじきお陀仏(死ぬ)だ』と
 20年前から言っているのに、なかなか死なない
 『何時お陀仏になるのよ』と家族も思っている」と
言ったら
「そうですね、お兄さんは血圧が高めですが
 悪いところないのでまだまだ死ねませんね」と
先生、看護師、私で大笑い。

私の糖尿病の症状より兄の話で盛り上がった。
私の血糖値はまあまあで、
ヘモグロビンA1cもそれ程高くなく(6、4)
 同じお薬でいきましょう」と先生。

薬を貰って途中兄の家に寄ってみた。
兄は昼食をとっていた。
「よく食べるのよね」と義姉
「こりゃなかなか死ねないわ」と私。
兄は体が動くうちはそれほどではなかった
我が侭、頑固が歳を重ねて身体が思うように
動かなくなり我が侭、頑固が顕著になり
義姉もHちゃんも手を焼いている。
「家族とは口も聞かず『ありがとう』の
 一つも言わない嫌な性格だよ」と
Hちゃんがいう。とにかく困った兄は
「もうすぐ死ぬんだ、長くねえ」といっているが
「そういうのに限ってなかなか死なないのよね」

死ぬのをみんなが待ち望んでいるなんて、新年早々
不謹慎ですが、性格の悪い兄から義姉とHちゃんを
解放してやりたいと本気で考えてしまいます。
困ったものです。
コメント
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