5月5日 こどもの日 曇りのち雨
神保町、九段坂下、後楽園、本郷、白山、と歩いてみました。
久しぶりの雨でした。
朝の天気予報では雨は昼からということでしたが、思ったよりも早く降り始めました。
乾いた歩道に時折小雨がパラパラ降って、雨の降り始めの、あの埃臭さが立ち昇りました。
すぐに街中が濡れてしまえば、「降り始めは独特の埃臭さがあるよね」なんて話して雨の趣のひとつになるというものなのに、いつまでもパラパラしているものだからいつまでも埃臭くて困りました。
まず最初に行った神保町は、書泉グランデの横の入り口の前に、いつもコーヒーの良い香りがしているブラジルがあって、その左隣は小宮山書店のガレージセール場になっています。
ここでは1冊でも500円、2冊でも500円、3冊でも500円、という値段設定で、表通りの店からはみ出た本が、間口の広い薄暗いガレージに詰め込まれて売られています。
なんだかすごく入りやすいので、道を歩く人がついでみたいに入っていきます。
ここにはよく”太陽”という雑誌が出ているのですが、この日も黄色くなった背表紙の太陽が一杯並んでいてすごいのでした。
眺めていたら思わず1976年の温泉の特集号を買ってしまいました。
北海道の秘境の湯、などというのが紹介されていて、この前行った北海道とは全然違うのでした。
つげ義春の漫画の世界とそうは違わない感じなのでした。
と思ったら、本当につげ義春が挿絵を描いていたのでびっくり。
しばしタイムスリップを楽しむことができそうです。
西に少し歩くと九段下で、そこから神田川沿いを南に進むことにしました。
特に何もないようですが、少年画報社とか、出版関係の古びたビルが休日の雨の日にはひっそりとしています。
神田川沿いは、きれいな歩道が整備されて、ホテルメトロポリタンエドモントという、すんごい名前のきれいなホテルもあったりするのですが、やっぱり上を走る高速道路が川を暗い感じにしています。
きれいな新しいホテルと、高速道路と、古びたビルと、暗い川と、東京って感じですね。
水道橋を過ぎて、夜のゲームのためにもう人がたくさん並んでいる東京ドームを半周して、ちょっと疲れたので文京区役所の1階のコーヒーショップで一休みです。
コーヒーを飲んでいると、時々、後楽園のジェットコースターが高いところから急降下するときの”ゴー”という音と、「キャー」という悲鳴が同時に響きます。
私はジェットコースターなんか絶対に乗りたくないけど、人が出すそういう怖いのと面白いのが入り混じった悲鳴を聞くのは、ちょっと臨場感が味わえて面白いです。
春日の駅がすぐだし、もう帰ろうと思ったのだけど、休んだらまた歩けそうな感じがしたので、もう少し足を伸ばして本郷から白山の裏通りを歩くことにしました。
神保町、九段坂下、後楽園、本郷、白山、と歩いてみました。
久しぶりの雨でした。
朝の天気予報では雨は昼からということでしたが、思ったよりも早く降り始めました。
乾いた歩道に時折小雨がパラパラ降って、雨の降り始めの、あの埃臭さが立ち昇りました。
すぐに街中が濡れてしまえば、「降り始めは独特の埃臭さがあるよね」なんて話して雨の趣のひとつになるというものなのに、いつまでもパラパラしているものだからいつまでも埃臭くて困りました。
まず最初に行った神保町は、書泉グランデの横の入り口の前に、いつもコーヒーの良い香りがしているブラジルがあって、その左隣は小宮山書店のガレージセール場になっています。
ここでは1冊でも500円、2冊でも500円、3冊でも500円、という値段設定で、表通りの店からはみ出た本が、間口の広い薄暗いガレージに詰め込まれて売られています。
なんだかすごく入りやすいので、道を歩く人がついでみたいに入っていきます。
ここにはよく”太陽”という雑誌が出ているのですが、この日も黄色くなった背表紙の太陽が一杯並んでいてすごいのでした。
眺めていたら思わず1976年の温泉の特集号を買ってしまいました。
北海道の秘境の湯、などというのが紹介されていて、この前行った北海道とは全然違うのでした。
つげ義春の漫画の世界とそうは違わない感じなのでした。
と思ったら、本当につげ義春が挿絵を描いていたのでびっくり。
しばしタイムスリップを楽しむことができそうです。
西に少し歩くと九段下で、そこから神田川沿いを南に進むことにしました。
特に何もないようですが、少年画報社とか、出版関係の古びたビルが休日の雨の日にはひっそりとしています。
神田川沿いは、きれいな歩道が整備されて、ホテルメトロポリタンエドモントという、すんごい名前のきれいなホテルもあったりするのですが、やっぱり上を走る高速道路が川を暗い感じにしています。
きれいな新しいホテルと、高速道路と、古びたビルと、暗い川と、東京って感じですね。
水道橋を過ぎて、夜のゲームのためにもう人がたくさん並んでいる東京ドームを半周して、ちょっと疲れたので文京区役所の1階のコーヒーショップで一休みです。
コーヒーを飲んでいると、時々、後楽園のジェットコースターが高いところから急降下するときの”ゴー”という音と、「キャー」という悲鳴が同時に響きます。
私はジェットコースターなんか絶対に乗りたくないけど、人が出すそういう怖いのと面白いのが入り混じった悲鳴を聞くのは、ちょっと臨場感が味わえて面白いです。
春日の駅がすぐだし、もう帰ろうと思ったのだけど、休んだらまた歩けそうな感じがしたので、もう少し足を伸ばして本郷から白山の裏通りを歩くことにしました。