「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

(無題)

2008-04-21 23:54:26 | 日記
やるべきこと、やった方がいいこと、やらなくてもよいこと。
仕事にも色々とあるが、今はやるべきことで手いっぱいで、やった方がいいことにまで手が回らない。
金曜日1日いなかっただけで処理すべき仕事がたまる。
これが現実だ。
先月、今年度は月50時間を残業限度目標にと言っていたが、早くも最初の月で達成不可能になってしまった。すでに実績入力と予定入力を含め今月は60時間を超えていて、さらに増えそうだ。
足を引っ張っているのが電子文書化をうたい文句にした新文書管理システム。未だメール収受もファイル作成もできない。本来やらなくてもいいこと、手入力で登録して番号をとったり起案後にもう一度登録して番号をとったりと、めちゃくちゃだ。
対外的には先進のシステムだとか効率化だとか吹聴してるんだろうが、実態は醜悪。他の県政にも共通の誇大宣伝・虚偽広告というところか。
とはいっても、民間なら「やらせ」と非難されるところが、行政が行えば「抜き打ち」でなくても「抜き打ち」になってしまうところが官の力だ。官の違法を取り締まる官はあっても、官の不誠実を取り締まる官はないからだ。
結局は、嘘でも言ったもの勝ちというのが行政の行動規範となっていることは疑いもない。これはもちろん県だけでなく国もだが・・・

(無題)

2008-04-19 00:34:03 | 日記
昨日は私用で静岡へ。
午前中は晴れ間も見えたのに昼過ぎから雷と雨。
全国的にも異常な気象状況だったようだ。
こんな中、伊豆南部に警報が出ていたので参集訓練は中止かと思っていたが実施したようだ。
警報が解除されたのが6時半。その後やったらしい。
らしいというのも、金曜日は先々週から私用で不在が決まっていたので先週月曜日には訓練不参加報告書を作成し、訓練後2日以内が提出期限にとなっていたので週明け月曜日になって提出し、2日以内でないなどと言いがかりをつけられるのも嫌なので当日の提出を他の職員に依頼して後顧の憂いなしとしていたので報道以外で実施を確認する必要がなかったからだ。
しかし、御用新聞夕刊に載っていたがお約束どおり「抜き打ち」と書いてあった。大本営が発表すれば事実と異なっても、検証もせず、ただ垂れ流すだけ。恐ろしい時代になったものだ。
我々は、県もマスコミも空港の需要予測並みにしか信頼性がないという中で自己責任の時代になったことを認識すると伴に、覚悟しなければならない。
安心とはほど遠い。不幸だ。

(無題)

2008-04-17 00:02:05 | 日記
今日は職員の帰宅が早い。
明日の早朝に防災参集訓練があるというので早寝早起きということだ。
大雨警報レベルになれば中止だというが朝には雨も上がりそうだ。
結局今日は広い職場に早くからぽつんと一人残されてしまったわけだが、昨年度と違って疲れがない。
昨年度は10時過ぎると眠気とも疲れともいえない状態が多かったのに。
というのも、4月1日から休息時間廃止に伴い、県の勤務時間が5時半までと15分伸び、代わりに昼休みが15分増え1時間になったからだ。
おかげで、短時間だが昼寝ができるのが大きい。
勤務時間が15分延びたといっても実態は変わらない。昨年度まで休憩時間となっていた5時15分から5時半まで、実際休憩している職員は皆無だったからだ。

と言ってるうちにもう0時を回ってしまった。明日は所用で遠出しなければならないのでもう寝よう。

他人事の県、我が道を行く

2008-04-15 23:19:37 | 日記
今日から後期高齢者医療費の天引きが始まった。
制度を作った厚生労働省、徴収を担う市町村、議決した政治家達にも見放され伴にサンドバック状態だ。
そんな中、我関せずというのが県だ。
特に静岡県。東部に第二グランシップを、旅行好きの空港利用者には税金投入でゆとりの旅行にと、金持ちしか相手にしない県政運営に特化しつつある。

あの後手後手の厚生労働省が今年度「新型インフルエンザ対策推進室」を設置し、今日は世界初という事前接種による臨床研究を打ち出すなど前進が見られる中、静岡県はといえば昨年まであった「新型インフルエンザ対策費」は今年0円、新設の室はおろか専任の職員さえもつけていない。すべきことは多いにもかかわらずにだ。
危機管理は国任せで、韓国、中国、台湾向けの空港需要喚起などには部長級の職員を複数配置。
まるで国民の苦しみなど異国の出来事のような雰囲気。
今後ますます医療環境は悪くなっていきそうだ。今でも県外、特に東京の病院に通院している人は多く、交通費がかなりの負担になっているが、いずれそれもままならず途方にくれる人も増えるだろう。
国民生活から遠く離れ現場感覚を失った役人に任せていたら好転はない。
政治家はもっと現場の声に耳を傾け上と下から改革を進めていくべきである。
この混乱はそのいい機会でもある。

ひも付き一般財源 離れのすき焼き三昧変わらず

2008-04-13 22:09:02 | 日記
「母屋(一般会計)ではおかゆ食って、辛抱しようとけちけち節約しておるのに、離れ座敷(特別会計)で子供がすき焼き食っておる」
放漫な支出を繰り返す特別会計を評した、塩川正十郎元財務大臣による名言だ。
「道路特定財源を一般財源にする」というのは一大改革だが、それは実態が伴ってこそのことである。
母屋も離れも一緒に節約に励んで国民の負担を減らそうと厳しく査定していくことが最も重要なことだからである。

しかし、道路特定財源を一般財源にするというのは、形式的には、国民から振り込まれる収入の振込先を母屋にするか離れにするかという問題に過ぎない。

あれほど強硬な反対論があった「道路特定財源を一般財源にする」問題を良しとした背景には、「道路特定財源制度は今年の税制抜本改革時に廃止し09年度から一般財源化。」の直後に続く「地方財政に影響を及ぼさないように措置。」と「必要と判断される道路は着実に整備」という一文、そして5年に短縮したとはいえ中期計画策定することにある。
いったん母屋の収入とするけど、離れのすき焼き代として必ずちょうだいよ。目立って非難されるようなら肉などの具材の現物支給でもいいよ。これが実態だ。

あえてここまでの一文をつけるとは、裏約束どころか表約束といってもよい。
まさに「ひも付き一般財源」だ。。

核心は一般財源化ではない。暫定税率にある。揮発油税はあくまで道路の分だという意識がある限り、形式的一般財源化など全く意味をなさないからだ。
暫定税率撤廃によって、不足分は真の一般財源から政策の優先順位判断によって最小限の配分とすべきである。
母屋も離れも分かち合うべきである。
「道路を聖域化しない。そのための暫定税率撤廃。」ここが肝要である。