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注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

静岡空港利用者の推移(開港2年目)と5月単月実績

2011-06-05 20:29:00 | 静岡空港
静岡空港利用者数(搭乗者数)の推移

(注)このグラフは末尾に記載のとおり開港初年の上海便推計データを加味した上で開港初年の実績と2年目を比較したグラフです。
以下、5月実績に基づき開港2年目の傾向を概観する。
<傾向>
開港2年目の実績は初年の63万人を10万人以上下回る51万人となった。
県は震災の影響を強調するが、震災の影響を震災前直近4か月の対前年比率での推計値と比較試算すると(3~5月で)約4万人程度の影響である。
開港2年目、路線の縮小や撤退が続く中、5月には知事御一行とともに熊本へ税金投入の交流ツアーを企画したものの県民の反応鈍く募集80人に47人という始末で、ついに熊本路線も8月で路線廃止が決まった。
需要改善の兆しはまったく見えないだけに、頼みの国際線がこのままの低調が続けば3年目に40万人をも下回る可能性も否定できない。

知事は開港2周年の式典で報道陣に「4月の利用状況は過去最低だったが、5月に回復した」(毎日新聞)などと言い「3年目の目標は70万人」(読売新聞)と掲げたそうだが、相変わらず(お茶騒動では国には強く求めるくせに自身は)科学的根拠もなしの願望・思い込みで大言、まさに、ふじのくに教教祖の御託宣。
本心でそう思って発言しているなら結果責任をぜひ取っていただきたいものだ。

<5月までの実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H23.5/H22.5):搭乗率[H23.5;H22.5]

札幌線:69.8%(6,581人/9,426人):[54.5%;76.4%]
福岡線:70.5%(6,963人/9,872人):[47.6%;68.0%]
沖縄線:83.0%(4,280人/5,159人):[59.4%;69.3%]
小松線:-%(0人/3,966人):[-%;45.5%]
熊本線:113.1%(2,447人/2,164人):[50.9%;57.6%]
鹿児島線:67.1%(2,080人/3,099人):[42.9%;63.5%]
松本線(3月で路線廃止):=i-人/-):[-;-]

国内定期便計:66.4%(22,945人/34,558人):[51.9%;65.3%]

国内線チャーター便計:68.1%(594人/872人):[96.1%;80.7%]

ソウル線:35.7%(5,849人/16,383人):[49.9%;71.6%]
上海線:不明(1,001人/不明):[38.6%;37.9%]
(なお、不明について、昨年の便数と搭乗率からの概算推計では1,200人程度と見込まれる)

国際線定期便計:推計39.0%(6,850人/16,383+推計1,200):[47.8%;不明]

国際線チャーター便計:32.3%(97人/1,423人):[97.0%;74.9%]

全路線計:推計56.5%(30,255人/52,364+推計1,200):[51.3%;不明(不明除く67.6%)]
(昨年実績不明の上海除く全路線計:55.9%(29,254人/52,364人):[51.9%;67.6%])


(注):上海便の昨年度実績の推計は公表されたデータである平成21年6月4日の開港から1年間の提供座席数38,898と利用者数19630及び毎月の搭乗率(6月40.3%,7月52.7,8月42.2,9月48.9,10月49.2,11月62.5,12月49.3,1月50.5,2月54.1,3月75.3,4月49.8,5月37.9)から概算推計(6月1300,7月1700,8月1350,9月1550,10月1600,11月2000,12月1600,1月1600,2月1750,3月2400,4月1600,5月1200)したものである。

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