漢方処方と漢方の証の相違

漢方的病理の把握の仕方により漢方処方が違ってきます。

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62.酸痛

2011年06月14日 | Weblog

「酸痛」は『金匱要略』の「血痺虚労病篇」に云う,「酸削行く能わず」又云う「四肢痠疼」と述べている所があります。
更に『金匱要略』の「水氣病篇」に云う、「太陽病、脈浮にして緊、法當に骨節疼痛すべし、反って痛まず、身体反って重にして」と。

この「酸痛」の証を「金匱要略」より取り出してみますと

金匱要略の「血痺虚労病脈證併治第六」の第13条
●虚労、裏急、悸衂、腹中痛み、夢に失精す、四肢痠疼、手足煩熱、咽乾口燥するは、小建中湯之れを主る。

●「千金」は、男女、積冷、氣帯に因り、或は大病の後、常に復せざるに、四肢沈重に苦しみ、骨肉痠疼吸吸として少氣し、行動すれば喘乏し、胸満氣急、腰背強痛、心中虚悸し、咽乾唇燥、面体色少なく、或いは飲食に味無く、脇肋腹脹し、頭重挙らず、臥すること多く、起きること少なく、甚だしき者は積年、軽き者は、百日、漸く痩弱を致し、五臓の氣竭くれば、則ち常に復す可きこと難く、六脈倶に不足し、虚寒氣乏しく、少腹拘急、羸瘠百病を療す、名づけて黄耆建中湯と曰う、又人参二両有り。

★「痠」は「痛」であります。 

「酸痛」の証のある処方は

Ⅰ.小建中湯・・・・・・・・・・・・・・四肢痠疼

Ⅱ.黄耆建中湯・・・・・・・・・・・・骨肉痠疼

 


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