漢方処方と漢方の証の相違

漢方的病理の把握の仕方により漢方処方が違ってきます。

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50.振と戦慄

2009年06月14日 | Weblog

振は、傷寒汗吐下後、氣血倶に虚し、身振動す。

「傷寒論」に曰く、之れを下したる後、汗を発すれば、必ず振寒し、脉微細、然る所以の者は、内外倶に虚するが故なり。

又曰く、亡血家、発汗すべからず、発汗すれば則ち寒慄して振う。

「振と戦慄」の記載されている所を、傷寒論から取り出してみますと

傷寒論の「辨太陽病脈證并治中第六」の第76条に
●凡そ柴胡湯の病證にして之れを下し、若し柴胡証罷まざる者は、復た柴胡湯を與う、必ず蒸々として振い、却って発熱汗出でて解す。

傷寒論の「辨太陽病脈證併治中第六」の第37条に
●傷寒若くは吐し若くは下して後、心下逆満し氣上って胸を衝き、起きれば則ち頭眩し脈沈緊、汗を発すれば則ち経を動じ振振と揺をなす者は茯苓桂枝白朮甘草湯之をつかさどる。

傷寒論の「辨太陽病脈證併治中第六」の第55条に
●太陽病汗を発し汗出でて解せず、其の人仍ほ発熱心下悸頭眩身じゅん動振振
として地を擗でんと欲する者は真武湯之をつかさどる。

「振と戦慄」の症状ある処方は

Ⅰ.邪氣表に還り戦汗をなす・・蒸々として振い・・・・・小柴胡湯

Ⅱ.水気あり・・・・・・・①振振と揺をなす・・・茯苓桂枝白朮甘草湯
            
身じゅん動振振・・・真武湯

  ※陰陽の別と軽重の差がある

 


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