明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

まもなく、新小平の時代が来る!

2023年02月23日 | 飲食店まとめ
職場や定期の都合で、若い頃は新宿、その後も中野、高円寺など、都内のJR中央線沿線でよく飲んでいた私。
自由業となり、通勤の必要がない現在は、地元立川市周辺の居酒屋や飲食店を利用することが増えた。
時間的にも余裕のある毎日を送ってはいるが、当然ながら金銭的な余裕はないため(泣)、
通うのは必然的に、美味しく居心地よく、そして安いお店に限られてくる。
立川駅など中央線沿線は、土地代はともかく飲食店の価格自体は、都内と比較しても決して安くはなく、
杉並区の高円寺駅界隈よりも、値が張る店が多かったりする。 ※高円寺が安すぎるのだが

その反面、今でも安ウマな良店が揃っているのが、中央線より北の小平市や東村山市など、西武線が走るエリア。
拙ブログでも、この地域の名店はいくつも紹介してきたし、現在も通わせていただいているが、
最近は西武線を利用せず、JRの新小平駅から徒歩で向かうことが多い。
理由は、ウォーキングでの運動不足解消と、散策による新たな発見であり、
決して、西武線への乗り換え運賃をケチっているのではないことを、ご理解いただきたい。
ちなみに、このエリアはバス路線も充実しているが、どこまで乗っても同料金の都内とは違い、
多摩地区のバスは、乗れば乗るほど料金が加算されるので、滅多に利用しない(←やはりケチなのでは?)。

新小平駅の所在地は小平市で、通っているのは武蔵野線のみ。隣駅は中央線の西国分寺と、西武池袋線秋津駅から近い新秋津。
一日平均利用者数ランキングは、武蔵野線の全26駅中25位らしいし(ビリは2012年開設の吉川美南駅)、
メジャーな駅ではないだろうが、さっき書いたように、素晴らしい飲食店が徒歩圏内に多数あり、
しかも立川駅からは最速10分で到着する(乗り換え次第)ため、個人的には、利用回数の多い駅ベスト5に入っている。
そんな新小平駅に敬意と感謝を表し、今回ブログのテーマにしてみた。

下記はナビタイムの地図だが、新小平駅の周辺の西武線駅では、
 ※新小平が01扱い

02青梅街道、03小川、04鷹の台、05萩山、06一橋学園、07八坂、08小平、09久米川の8駅が、一応徒歩圏内。
04鷹の台と、05萩山には行きつけのお店はなく、08小平には『まっちゃん』、09久米川には『笑顔(にこ)』があるが、
ここ数年ご無沙汰しているため、今回は紹介を控える。

02の青梅街道駅には、手打ちうどんの名店『福助』がある。たぶん、この駅で一番有名な飲食店ではないか。
以前、他のお店とハシゴをしたとき、下記の「月見うどんの白」を食べたのだが、

※うどんは白と田舎の2種がある

そのときに、お酒のツマミとしていただいた、日替わりメニューをいくつか紹介。
こちらは「千切り人参の天ぷら」150円。友人と一緒だったし、この大きさだと2人前かな?


こちらは確か、「アレッタの天ぷら」150円。ブロッコリー(の茎部分?)のような野菜らしい。


デザートとして、「いちごプリン」200円も注文。フルーチェのいちご味を固めたようなプリンだった。


うどんだけでなくおツマミもウマい、さすがは多摩地区屈指の名店である。

03小川駅からは、ブログ未掲載の『九州ラーメン いし』を紹介。
小川にあるブリヂストン東京工場には、企業発祥地の久留米から、大勢の従業員が移住してきた。
そんな彼らに、故郷の味である豚骨ラーメンを提供するため開業したのがこちらのお店。
注文したのは、お店の基本メニューである「ラーメン」700円。
店内はカウンター席のみで、常連風のおっちゃんたちが、昼酒を楽しんでいる。
店主が丼に油、タレ、白い粉などを投入したのち、ラーメンを完成させる。


九州ならではの白濁したスープは、関東人に合わせ匂いを抑えたそうだが、油のせいで意外と熱々。


抑えたとはいえ、豚骨特有の香りを感じる中、一般的な九州ラーメンほど硬くはない、麺を啜っていく。
具材はチャーシュー2枚、固ゆで玉子1/3(半分ではない)、ネギ、そして紅生姜が最初から入っている。
なので、途中からスープがピンク色に変化していく。下記画像より、本物はもっとピンクだ。


麺と具を食べ切りお会計。次回は私も、「餃子」500円で一杯やらせてもらおう。

06の一橋学園駅こそ、新小平通いの最大要因となっている駅で、過去にいろんなお店を紹介している。
中でも、一番来店回数が多いのが、ほぼ月イチで持ち帰りチャーシューを購入している『なにや』


絶品チャーシューは、だいたい100グラム380~400円くらい。端数をオマケしてくれる場合もあるため、実際はさらに安い。
月島にもチャーシューで有名なお店があるが、そちらの方が倍以上高いし、味もなにやさんの方が上である。
以前は、店内冷蔵庫で豚肉も販売しており、価格はスーパーと同等だが、肉質は段違い。


上記のお肉も、100グラム140円では申しわけないレベルであり、店主曰く「儲けがないからやめた」そうだ。
お肉の安さと質の良さの理由を、先日たずねたところ、店主は昔肉屋だったそうで、独自の仕入れルートがあるそうだ。
「料理の腕でも、ある程度は誤魔化せるけど、大事なのはやっぱり食材だよ!」と、自店のお肉に誇りを持っている様子。
現在扱っている豚肉も、ブランド豚「トウキョウX」に近い品種を、格安で提供してくださっているそうだ。
そんな豚肉で作った角煮がゴロゴロ入る、「豚角煮麺」850円(当時の価格)は、間違いのないウマさ。


緑色の翡翠麺とのコントラストも美しく、旨味が溶け込んだスープも飲み干さずにはいられない。


豚角煮麺はレギュラーメニューではないので、あるときは必ず注文すべし!

混みあう時間を避け、なにやさんには13時頃到着することが多いのだが、その時間帯だと、
お隣にある、人気うどん店『むぎきり』は、間違いなく売り切れ早じまいしている。
先日の2月19日、久々にむぎきりうどんを食べようと、早めに行ってみたところ、まさかの臨時休業であった(泣)。
ちなみに、近所の『中華そば と』も、その日は開いてなかった。日曜定休になったのかな?
今年も相変わらず、臨時休業をくらいまくっている私。お祓いでもしてもらおうかね。

結局その日は、なにやチャーシュー購入後、駅反対側にある居酒屋『豆家』で、昼酒を飲んできた。
「午後の紅茶無糖ハイ」480円を頼み、おツマミに「本当はメインの出来たて豆富」580円をチョイス。
豆乳にニガリを加え、蒸し器に入れて15分、文字どおりできたての豆腐が完成。


まずは豆腐だけを味わう。熱々なので注意しながら口に含むと、普通の豆腐より甘味が強い。
麺つゆ、岩塩、柚子胡椒、ネギ、ノリなど、添付の調味料や薬味と一緒に食べると、その甘味がさらに引き立つ。


実は、同時に「ホタテのバター焼き」440円も注文しており、店主が見ていないスキをついて、バタータレも注ぐ。
別に見られても怒られないだろうけど、なんとなく後ろめたくて(笑)。バター豆腐はもちろんウマかった。


紅茶ハイが進んでしまい、退店後は酩酊状態で新小平駅に戻ることになった。

一橋学園駅で忘れてはいけないのが、驚安の殿堂的(←ドンキ風)洋食店の『きっちんコバヤシ』
昨年の11月、久々に訪問し、初めて「ビール」を注文。
すぐにアサヒスーパードライの中瓶、さらにお通しなのか、唐揚げも登場。


ビールの価格は550円。唐揚げが2個付いてこの価格は安い!
しばらくして、頼んでおいた食事メニュー、「インディアンカツカレー」630円がやってきた。


商品名の由来は不明だが、要するにカツカレースパゲティである。ポタージュはサービスかな。
横アングルがこちら。他のメニューと同様、迫力ある盛り具合で、630円では安すぎる。


唐揚げとカツ数切れでビールを飲み干し、生野菜とカツカレースパを一気に食べ進め、「ごちそうさまです」。
ブログアップから1年以上がたち、昨年秋には大半の飲食店がやむなく値上げした中、
きっちんコバヤシさんは値段据え置きだった。もはや、ここより安ウマな洋食屋さんを見つける自信がない。

一橋学園駅は他にも、『うどん屋 武』『一ツ橋大勝軒』など、いいお店がたくさんある。
しかし今回のテーマは、あくまで新小平駅万歳なので、次の最寄り駅にハナシを進める。

07八坂駅にも、きっちんコバヤシと並ぶ驚安の殿堂的中華食堂・『宝来屋』がある。
直近の訪問は昨年12月で、こちらもやはり、以前からの価格を維持。


今どき、チャーシューメンだけでも1000円超が当然なのに、ここは千円札1枚で、
「チャーシューメン」550円に「タンメン」450円も追加できる。そんな組み合わせ、個人で頼む客はいないだろうが。
私が注文したのは、そのタンメン。メニューの説明どおり(野菜たっぷり)だ。


初訪問時に食べた五目ソバで知っていたが、宝来屋さんの塩スープは本当に美味しい。
麺は特にインパクトを感じないが、このスープに合っているのだろう。


きっちんコバヤシさんも宝来屋さんも、ただでさえ安ウマなのに、近所には出前までしている。
近所の方はぜひ、食器をキレイに洗ってから返却してあげてほしい。

ここまで、周辺駅のお店を挙げてきたが、最後に1軒、新小平が最寄りのお店を紹介。
お店の名前は『風の色』。なんとなく、つげ義春先生の作品名のような、シブい屋号である。


お店の位置は青梅街道駅との間だが、少しだけ新小平に近く、食べログでは新小平が最寄り駅扱い。
訪問したのはランチタイム。各種定食があり、値段は500円と750円の2種がある。


カウンター席に案内され、500円の「豚肉の生姜焼き」定食をオーダー。母子らしき男女が調理し、
数分後には定食が完成。小鉢が2種付いてきたりと、値段の割にはクオリティが高い。


メインの生姜焼きは大きめのお肉が5枚。甘さはなく、塩分も控えめのタレで味付けされている。


家庭的な味だが、ご飯も味噌汁も手抜きなく、生姜焼き横のキャベツや小鉢も名脇役。
すぐにご飯がなくなったので、ご飯のお替わりと生玉子を追加注文。


ご飯もオカズも食べ切り、お会計をお願いしたところ、「600円です」!?
間違いかと思い、追加分の価格をたずねたところ、「生玉子もご飯も50円」とのこと。ただでさえ安いのに…。
またまた、驚安の殿堂候補店を発見してしまった。恐るべし新小平エリア!
ちなみに、食べログによると、現在は追加ご飯の価格は100円になった模様。それでも安いけどね。
後日、夜の時間帯に訪れてみたら、開いておらず。別の日にも、お店の前を通ったところ、
現在は夜営業を休んでいるようだ。再開したら飲みに行き、ランチの分までお金を使おう。


以上、長々と書き綴ってきたが、新小平駅の魅力をわかっていただけただろうか。
今回タイトルのように、【新小平の時代】が到来するかはさておき、
皆さんも一度、この駅を拠点に、飲食店を巡ってみてほしい。いい店があったら教えてもらいたいね。

最後に。今回で拙ブログは、通算400回に到達しました。
比べるのは失礼ですが、尊敬する金田正一さんの勝利数に並ぶことができ、大変光栄です。
無論、私自身はブログ引退はせず、401、402…とさらに回数を重ねていくつもりなので、
読者の皆さん、今後もよろしくお願いします

※ただし、次回からブログタイトルを変更するかもしれません
コメント (2)
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ロードサイドのほのぼの食堂 西立川『ふじみ食堂』

2023年02月19日 | 定食、食堂
以前、『喜楽』さんのときにも記したが、立川駅の周辺は、気軽に利用できる個人経営の大衆食堂が見当たらない。
今回紹介する『ふじみ食堂』も、立川駅からは徒歩約30分と、歩くのはしんどい距離だ。
最寄り駅はモノレールの柴崎体育館になるが、ややマイナーなので、ブログタイトルはJRの西立川駅にしておいた。
立川駅からバスも出ており、なぜか「バス停」と書き込んである(笑)、富士見町七丁目停留所からはすぐだ。


こちらがお店の外観。タバコ屋さんと、昔懐かしい公衆電話も併設してある。

※看板中央のキャラクターは後述

入口のノレンには、「創業55年」と印刷してあるが、このノレンは数年前から変わっていない(笑)。
食べログでは1962(昭和37)年オープンになっているが、調べたところ1963年説もある。
まあとにかく、60年近い歴史を誇る老舗食堂なのは間違いない。
お店は、交通量の多い新奥多摩街道沿いにあるため、車でやってくるお客さんも多く、大きめの駐車場も完備。
ファミレスやコンビニがなかった昭和の時代は、ドライバーにとってロードサイドの貴重な食堂だったはずだ。

こちらのお店は、先月ここで、「2023年初食堂」として紹介している。
食べたのは「スタミナ丼セット」+生玉子だったが、このときが通算3度目の訪問。


初訪問は今から2年前。コロナ禍で公共の交通機関使用を遠慮し、ウォーキングを始めた頃である。
こちらは卓上メニューの麺類、ご飯もの、別紙のおつまみ類。「ラーメン」500円など、全体的にお手頃価格。


初代店主が中華のコックを雇い、現二代目店主が引き継いだので、中華メニューが多い。
こちらはメニュー裏側。一品料理にセット、そしてドリンク類。


「オムレツ」「ポークチャップ」などの非中華メニューもあるので、カテゴリーも「定食・食堂」にした。
どちらのメニューも、撮影したのは今年だが、初訪問以来、ありがたいことに価格は変わっていない模様。

初訪問時に頼んだのは、大好物の「五目そば」650円と「餃子」500円。当時、酒類提供は禁止されていた。
厨房のおじちゃんが手際よく調理し、ほぼ同時に料理2品が運ばれてきた。


餃子は、多めの油で焼いたのか、パリッとした食感。ニンニク控えめで、中華屋さんというか家庭寄りの味わい。


個人的に、五目そば=塩スープという印象があったが、ふじみ食堂さんのは醤油スープ。


伊達巻きやカマボコなど具だくさんで、五目どころか十目はあったはず。これで650円は嬉しい。
すべてたいらげ、お会計をお願い。店内はそこそこ広く、4人用テーブル×9と、客席も多いのだが、
おばちゃん店員が常に3人ほどいるので、料理も会計も、待たされることはない。

2度目の訪問は昨年の冬。酒類は解禁され、飲んでいる先客も数人いた。
私は珍しく仕事があり、この日もお食事だけ。頼んだのは「ポークライス」600円と「水餃子」550円。
まずはポークライスが、スープと一緒に登場。彩りにグリンピース、スプーンの下には福神漬けも。


チキンライスのポーク版、要するにケチャップご飯を予想していたが、味付けは…醤油ベースだと思うがわからん。
食べたことはないが、「ニラレバー炒め」などの炒め物に使用するタレを、ポークライスに流用しているのかもしれない。
焦がしたような香ばしさが食欲をそそる、「チャーハン」とも異なるテイスト。甘口の福神漬けも合う。
少し遅れて水餃子が登場。焼き餃子と同じものが、具材と一緒に醤油スープに入っている。


ポークライスのと同じスープだと思うのだが、水餃子の方がほんのりゴマ油が香る。


ただし、飲み比べてみると、ネギなどの具材で薄まったのか、ポークライスのスープの方が濃くてウマい。
具材は普通のラーメンとは違い(さきほどの「ミニラーメン参照)、チャーシューや青菜はなく、
形状が異なるネギとナルト、そしてメンマの代わりに竹の子とマッシュルームが入るのが面白い。


水餃子のスープだけ少し残し、会計を済ませてお店を出た。さっき書いたように、目の前は交通量の多い道路。
信号待ちは面倒なので、横断歩道から離れた場所から、車が来ないスキに渡ろう…と様子をうかがっていたところ、
お店のおばちゃんが外に出てきて、「お客さ~ん!」と呼び止めるではないか。
ムチャな横断を怒られるのかと思いきや、「忘れ物ですよ」と、客席に置き忘れていたネックウォーマーを届けてくれた。
わざわざ駆け足で届けてくれたご厚意に、「ありがとうございます!」と最敬礼し、
その後は、いいトシこいておばちゃんに怒られないよう(?)、ちゃんと信号のある横断歩道を利用した。

ふじみ食堂さんのようなロードサイド食堂は、勝手な印象で申しわけないが、気の荒いドライバー客が多く、
酒を飲んで騒いだり、時には店内で暴れるのかと思っていた。※元ネタは昭和の映画『トラック野郎』
50年くらい前は、そんな輩もたまにいたかもしれないが、現在はそんな時代錯誤な客はいるはずもなく、
明るく元気なおばちゃんたちが仲良く働く、ほのぼのムードのお店である。
また、写真はないけれど、お店の外では金魚や亀(現在は冬眠中)も飼っており、お子さん客を喜ばせている。
さらに、ほのぼのムードに一役買っているのが、壁に貼ってある7コマ漫画「ふじみ食堂物語」。


常連客だった漫画家さんの作品らしく、入口看板にも描かれていた、主人公のモデルは若い頃の現店主だとか。
店内に数枚貼られており、それぞれ内容が違う模様。漫画のとおり、かつては出前もやっていたらしい。


ほのぼのとした雰囲気の中、ゆっくりお酒を楽しみたくなり、つい最近、通算4度目の訪問をしてきた。
最初のオーダーは、とりあえず「ビール(大瓶)」600円と、「もつ煮込み」550円。
アサヒスーパードライとグラスが運ばれた直後、厨房から「お通し出まーす」と声がかかり、ミニサラダがやって来た。


ドレッシングで味付けされた野菜をつまんでいると、そこそこ大きな鍋に入ったもつ煮が登場。


「熱いのでお気を付けください」というおばちゃんの忠告に従い、用意された取り皿に分ける。
具材はモツの他、大根、人参、コンニャク、豆腐、ネギ。


味付けは濃すぎずやさしめだったので、卓上の七味をたっぶりかけて食べた。
ビール大瓶を飲み終わり、メニューの「焼酎(各種)」400円について、「ウーロン茶割り」があるのかたずねてみたところ、
「できますよ」と応えたおばちゃんが、すぐに作ってくれた。やっぱり、煮込みには焼酎の方が合うよね。


ビールと煮込みをたいらげ、まだお腹に余裕があるのを確認してから、おツマミを追加。
前々回の『だるまや』さんのときみたいに、最近は急に満腹感に襲われることがあるので、注文が慎重になった。
といいつつ、頼んだ料理は、ボリューミーな「焼肉」650円。前回食べた「スタミナ丼」が美味しかったので。
数分後、焼肉&千切りキャベツという、シンプルイズベストなお皿が登場。
あとから、マヨネーズが容器ごと提供されたので、キャベツにかけまくった。

※一品料理は+250円で定食にできる

分厚いステーキのような肉より、薄い肉を何枚も食べるのが好きな私にとって、こちらの焼肉はまさに望み通りの一品。
タレは甘さ控えめで、量も少なめ。キャベツに浸みこむくらいたっぷりだと、さらに嬉しかったのだが。
ポークライスとは違うテイストだったので、焼肉専用のタレがあるのだろう。
ウーロン割りをお替わりし、だいぶ食べ進めたところで、シメのお食事を選択。
麺類の気分だが、水餃子も含め醤油味は3度食べたので、今回の希望は塩味のスープ。
どれが塩味かたずねたところ、厨房のおじちゃんが「タンメンやちゃんぽんはそう(塩味)だよ」と教えてくれたので、
「チャンポンメン」600円をオーダー。「タンメン」550円と50円しか違わないのならば、お得なはず。
数分後にはちゃんぽんが登場。確かに塩味スープだが、意外にもあんかけタイプであった。


今まで、麺類の横アングルを載せていなかったので撮影。丼は一般的なサイズだ。


ちゃんぽんだけ太麺のお店もあるが、ふじみ食堂さんでは、醤油ラーメンなどと同じ麺を使っていた。
具材はモヤシ、キャベツ、人参、玉ネギ、青菜、きくらげ、ナルト、豚肉など。残っていた焼肉もゲスト参戦。


前回の『弘前軒』と同様、細切りナルトを重用(?)してくれているのは、愛好家としては喜ばしい限り。
スープの塩分はきつくなく、つい調子に乗り、ほとんど飲み干してしまった。
もちろん満腹にはなったが、この日は胃の調子もよかったのか、苦しむことなくお会計。
おばちゃんたちの「ありがとうございましたー」という朗らかな挨拶もあり、帰路の歩みも軽やかであった。

立川駅周辺では相変わらず、新たな飲食店が開業したと思ったら、数ヶ月後には廃業し、別の店に代わっている。
失礼ながら、「ダメだったら撤退すりゃいいじゃん」と、軽い気持ちで出店していないか?  特にチェーン店。
そんな店には、どうせバカな店員&バイトしかいないし、常連客もバカ揃いだろう。 ※該当例多数
私は今後も、そんなお店には一切近寄らず、駅から多少遠くても、
ふじみ食堂さんのように安く美味しく、なにより居心地のいいお店に足を運ぶよ。



ふじみ食堂
東京都立川市富士見町7-37-22  ※「食べログ」と「散歩の達人」の住所は誤り
JR西立川駅から推定徒歩19分 立川駅からは約30分、多摩都市モノレール柴崎体育館からは徒歩約15分
営業時間 10時~14時半、16時~20時
定休日 水、日、祝
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味・雰囲気ともに穏やかな永福町系 百草園『弘前軒』

2023年02月16日 | ラーメン、つけ麺など
寒い季節に美味しいのが、熱々スープのラーメン。
中でも、永福町系大勝軒の流れを汲むラーメンは、丼にスープと一緒に油も注ぐため、最後まで冷めることはない。

私が初めて食べた永福町系は、JR横浜線の淵野辺駅南口にあった、通称『鹿沼台大勝軒』。
だいぶ前のことなので、ガラケー画像しかないが、注文したのは「ワンタンメン玉子」1000円。

※玉子は元から半分入るようで、1.5個になってしまった

実際は大盛なのにわかりづらく、しかも、ワンタンが見当たらない、ダメ写真である。
こちらのお店は、長期間休業したのち、閉業してしまったようで、一期一会になってしまったが、
駅反対側の北口には、別の方が営む永福町系大勝軒のお店があるようなので、近いうちに行ってこよう。

永福町系大勝軒の主な特徴や、有名な丸長・東池袋系大勝軒との違いなどについては、
昨年末に紹介した、一橋学園の『一ツ橋大勝軒』の記事で、簡単に説明してある。
初の永福町系大勝軒は淵野辺だったが、実はそれより前に、屋号こそ違うが、永福町系出身者のお店を利用していた。
お店の名前は『弘前軒』。屋号の由来は店主奥様の出身地らしく、当時は京王線の南平駅近くにあった。
食べたのは「ワンタンメン」で当時850円。またまたガラケー画像だが、一応ワンタンが写っている。


別の店で飲んでから寄ったので、ラーメンの味はあまり覚えていないが、ご夫妻の接客が快活だった記憶はある。

その後、弘前軒さんはふたつ隣の百草園駅近くに移転
南平の前店舗もそうだったが、急行が止まらず、決してメジャーな駅ではないのに、お店は繁盛している。
JR昭島駅近くにあった、『昭島大勝軒』が昨日2月15日で閉店してしまったので、
現時点では、弘前軒さんが唯一、立川から徒歩で行ける永福町系である。※1時間以上かかるけど
つい先日、熱々ラーメンが食べたくなり、数年ぶりかつ移転後は初の訪問をしてきた。
往復徒歩はしんどいので、往路は高幡不動までモノレールを利用し、そこからひと駅分歩いた。


到着したのは15時過ぎだったが、店頭の駐車場はほぼ埋まっていた。
さっき書いたように、最寄り駅はメジャーではないため、車で来店する客も多いようだ。
入店するとすぐ、お母さんから「いらっしゃいませー」と元気な声がかかる。久々だけど変わらずお元気そうでなにより。
カウンター席に座り、メニューを眺める。基本の「中華そば」は現在850円。


ただし、永福町系なので当然、並でも麺は、たっぷり2玉300グラム使用している。


この日注文したのは、豚チャーシューが2枚、鶏チャーシューが3枚追加される「特製中華そば」1050円。
厨房のお父さんが、大きな丼を用意し、麺を茹で上げスープを注ぐ。
追加具材のチャーシュー2種は別皿に盛り付け、特製中華そば一式がやってきた。


一ツ橋大勝軒と同様、丼は洗面器のようにデカい。


別皿の具材も盛りつけ、満腹中枢が感知する前に食べ始める。


まずはスープをひと口…熱々なのでヤケドしないよう、慎重に啜る。
そういえば、どこかの食べロガーが、こちらのラーメンについて投稿していたが、
「スープは化学調味料がきつく、食後は舌がしびれて気持ち悪くなった。再訪は絶対なし」だと。
ちょっと考えればわかるが、舌のしびれの原因は、熱々スープによるヤケドだろう。
バカが再訪しないのは、お店にとって歓迎だろうが、勘違いでの悪評を流されるのは不本意なはず。
最近、ネットの誹謗中傷について、侮辱罪などの罰則化が進んでいるようなので、
飲食店の敵である食べロガーなんて、どんどん逮捕されてしまえばいい
その前にこのブログが、食べログに訴えられるかもしれないが(苦笑)。

ハナシが逸れてしまったので、スープをひと口…の場面から再開。
スープは確かに熱々ではあったが、一ツ橋大勝軒ほどではなかった。油は少なめなのかも。
油だけでなく、煮干し由来の風味や苦み、醤油ダレの塩分も控えめで、万人受けするタイプといえよう。
無論、決して物足りないわけではなく、食べている最中はハシが止まらず、たっぷりの麺もどんどん減っていく。
麺は、永福町系でおなじみ、創業者の親族が営む草村商店ではなく、中西食品という会社の麺を使っているらしい。
南武線に乗り、多摩川を渡ると見えてくる、「麺のナカニシ」という看板で有名な(?)製麺所だ。
丸型の鶏と、長方形の豚のチャーシュー2種は、どちらもしっかりとした味付けで、柔らかく煮込まれている。
元から入っているメンマ、ノリ、ナルトにネギも、スープと麺を引き立てる名脇役だ。
あとで気付いたが、永福町系の特徴のひとつである、柚子の皮は入ってなかった。

途中で、卓上の醤油ダレ少々と、ラーメン専門店では珍しい七味を加え、


スープを少し残し、あとは全部たいらげた。2玉でも楽勝だったな。
厨房のお父さんにたずねたところ、「100円増の中盛が2.5玉、200円増の大盛は3玉」とのこと。
この日の調子なら3玉も軽そうだが、まあトシもトシだし、無理はしないでおこう。
会計を済ませ、出口に向かうと、お母さんの「ありがとうございましたー」いう大きな声に続き、
お父さんも、小さめだけどちゃんと聞こえる音量で、「ありがとうございます」と挨拶してくれた。
さっき、万人受けするタイプと記したが、これは接客や清潔感ある店内など、味以外の感想も含まれる。
ご夫婦の応対も含め、全体的に穏やか、というのが弘前軒さんの印象だ。
帰路は立川の自宅まで歩いてみた。カロリーの摂取と消費=プラスマイナスは…まあプラスだよな、絶対。

数年ぶりの再訪から数日たった昨日、今度は往路を徒歩で、3度目の訪問。
立川駅からは65分くらい。下記の京王線踏切を渡った先が弘前軒だ。


着いたのは13時30分頃だったが、店内は満席で、少しだけ待った。
入店してすぐ、「ビール(サッポロ中ビン)」550円に、ラーメントッピングの「煮たまご」100円と「チャーシュー」200円、
さらに、永福町系では珍しい、「つけめん」900円も同時に注文。
他のお店だったら、ビール+つまみを満喫してから、メインのお食事を追加するのだが、
弘前軒さんはランチタイムを過ぎても混雑していたので、長居するのも悪いかと思ってね。
まずはビール、そしてチャーシューと煮たまごが登場。


煮たまごはいわゆる味玉だが、最近は鶏卵の値段も上がっており、現在も100円なのはありがたい。
それより、チャーシューが5枚で200円、1枚40円相当とは、かなり安価ではないか?
しかも、あとから「よろしかったらどうぞ」の声とともに、無料のお通しまでやってきた!


ネギ、メンマ、チャーシューの細切れに、醤油ダレをかけたもので、丸長・東池袋系の大勝軒でも見かける小鉢だ。
メンマが前回より柔らかく、ホロホロ歯触りの絶品で、ビールがグングン進んでしまう。
チャーシュー・味玉に不満はないが、こんな素晴らしいお通しが付くのならば、必要なかったかも。
ビールを飲み終えた頃、タイミングよくつけめんが到着。


麺は中華そばと同様2玉使用だが、つけ麺ならスルスル食べられると思ったのだ。


ついでに、余ったチャーシュー3.5枚と味玉半個を盛り付ける。味玉は昭和チックな固茹でではなく、半熟であった。


一般的なつけダレより大きめの器に入ったタレは、ラーメンスープよりもさらに油控えめ。
メンマとネギの他、麺のように細切りされた、チャーシューとナルトも沈んでいた。ナルト愛好家としては嬉しい。


ビールを飲んだあとなので、今度こそ満腹になる危険性があるので、さっそく食べ始めることに。
つけダレは、ほのかな甘みと酸味が効いたタイプ。煮干しの風味も、それほど感じなかった。
最近の旨味過多なつけダレも嫌いではないが、こういう懐かしいスタイルも、たまに食べたくなる。
おつまみチャーシューも、温かいタレに浸すことで本来の実力を発揮。低温だと脂身が固まっちゃうからね。


麺2玉といっても、うどんのような太麺ではないし、熱々でもないのでどんどん食べ進められる。
結局、ラーメン以上に早く食べ終えたので、滞在時間は酒を飲んでない客と同程度だった。
次回は3玉か、それとも未食の「辛そば」か。チャーシューメンに+200円でさらにチャーシューもいいね。
前回同様、ご夫婦の「ありがとうございました」にお辞儀で返答し、お店をあとにした。

帰路は、最寄り駅の名前の由来となった、「京王百草園」に寄ってみることに。
要するに、植物園というか庭園で、HPによると駅から徒歩10分くらいとのことだが、
途中、バカみたいな角度の急坂があり、一気に酔いが回った。

※こんな坂が長々と続く

HPをよく見たら、途中急坂がありますと、左記のような小さな字で記載してあった(苦笑)。
なんとか入口にたどり着いたが、さらに長い階段を上らなくてはいけないので、入園を断念。


下りは別のルートを利用したが、そっちも当然、急坂を降りるハメになる。酩酊しているので、実に危なっかしい。
疲れ切ってしまったので、帰路は人生初利用となる百草園駅から、京王線に乗ってしまった。
弘前軒さん経由で2度敢行した、【百草園ウォーク】も別の機会に紹介したい。

※おまけ 駅近くにあった、ちょっと気になる飲食店



弘前軒
東京都日野市落川960-3
京王線百草園駅から徒歩約2分、高幡不動駅からは約15分、JRだと西府駅から推定約35分、立川駅からは約65分
営業時間 11時~16時 売り切れ早じまいあり
定休日 月曜
コメント (2)
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食後は立ち上がれない(?)満腹食堂 国分寺『だるまや』

2023年02月09日 | 定食、食堂
昨年12月に紹介した、長年「うな丼」を安く提供している、国分寺の『うな太郎』さん。
かつて600円だったうな丼は、現在1430円。蒲焼のサイズは小ぶりとはいえ、破格である。

他にも、うなぎを安く食べられるお店がないか(『宇奈とと』や牛丼チェーンは除く)、調べてみたところ、
うな太郎さんのすぐ近くの大衆食堂で、「うな重」を950円で提供していることが判明。まさに灯台下暗し!
お店の名前は『だるまや』さん。店の前は何度も通っているので、当然存在は知っていた。
さっそく訪問してみたところ、店頭ガラスに「うな重950円」の貼紙が!


さっそく食べてみよう、イヤ、その前に軽く一杯飲ませてもらおう、と思いつつ入店。
店内は相席前提の8人用長テーブル席が3つと、少し離れた場所に4人用テーブル席がふたつ。
席の間隔は狭く、仕切り用アクリル板もあるため、実際はそれぞれ、6人用、2人用が限界かも。
ランチタイムだったので、客席はほとんど埋まっていたが、ホール担当のお姉さんは私を、
8人用席に相席させず、ひとつだけ空いていたテーブル席へ案内してくれた。
「コイツは酒を飲みそうだから広い場所へ」と気遣ってくれたのか、単に私がデブで相席は窮屈そうだと哀れんだのか。
たぶん後者だろうが(嘆)、ありがたくテーブル席を利用させていただく。

こちらが卓上に設置してあるメニュー。表側には定食や丼ものなどのメイン料理を掲載。

※だるまさんのイラストがかわいい

裏側には、一品料理や飲み物が記されている。まずは「ビール(中)」520円を注文。


(大)のキリンラガーの方がお得なのだが、この日は中のキリン一番搾りが飲みたかったので。
大がラガー、中が一番搾りとわかったのは、先客が飲んでいるのを確認したから。
そこそこ混雑している店内で昼間っから飲んでいる、ロクデナシな彼ら(失礼)のお陰で、心置きなく酒を注文できた。

おつまみは、豊富なメニューの中から、「豚肉の生姜焼き定食」の単品550円と、「手造り餃子」350円を選択。
拙ブログでも何度か取り上げてきた、【定食のおかず単品はいくらなのか】問題だが、
だるまやさんでは、ちゃんとメニューに価格が表記されているのがありがたい。
ただし、私が頼んだ生姜焼きは定食から220円引きだが、上段の「焼肉定食」の単品は190円引き、
他のメニューも、200円引き(カキフライなど)や250円引き(アジフライなど)と、統一されておらず算出法も謎。
悩んでいる間に生姜焼き単品が登場。千切りキャベツ、そして私の好物であるマカロニサラダ付きだ。


お皿が大きいため全体量が多く、これで550円はお得だ。銀のお皿というのも、昭和チックでいいね。
上記の「銀のお皿」、文字色をシルバー(実は灰色)にしてみたけど、見づらかったらゴメン。
生姜焼きは、ゴマ油の効いた甘じょっぱいタレが、やや厚切りの豚肉や野菜を包み込み、ビールをゴクゴク飲ませる。
このタレが、マヨ風味のマカサラに絡むと、ウへへへ…と笑いたくなるくらいウマい。


数分後には餃子も、銀皿に乗せられて到着。なかなかの大ぶりサイズだ。


ひと口かじるとニンニク、ニラ、そして大葉の風味。濃い味付けなので、タレがなくてもイケる。
作る手間に反し儲けが少ないため、最近は業者から仕入れた餃子を出す店も多い。
だるまやさんのは、タレこそ市販のモノだが、餃子自体は明らかに自家製。
他にはないオリジナル商品が食べられて、餃子ファンとしては、それだけで嬉しく感じる。

美味しいツマミで、ビールを2本飲み干し、そろそろシメのうな重…と考え始めたところで、突然満腹中枢が感知。
どうやら、普通より大きい餃子と、普通より多い生姜焼き(しかも肉野菜の歯応えアリ)が、効いているようだ。
小さくなった己の胃を嘆きつつ、選んだチョイスが「半ライス」100円と「生玉子」50円であった。
満腹ではなく金欠では? と疑われそうだが、豚肉が少し余っていたので、ご飯と一緒に食べてしまおうと思ってね。
登場した半ライスは、同じ国分寺市の『ホーライ』さんと同様、ハーフどころか3/4くらいありそう。


溶き玉子を茶碗の中央に流し込み、残ったお肉を周囲に散りばめ、ミニ生姜焼き丼が完成。


満腹だったけど、玉子ちゃんのお陰で、お茶漬けのようにズズっと食べ進められて、「ごちそうさまです」。
さっき席案内してくれたお姉さんよりも、若い女性店員(なんか失礼な書き方だな)にお会計をお願いする。
入店当初は、厨房にお母さん、ホールリーダー(?)のお姉さん、双方の補助が若いお姉さん、の女性3名体制。
途中で「店長」と呼ばれるお父さんがやって来たが、女性陣は家族なのかパートなのかは不明。

だるまさんといえば、転んでも転んでも立ち上がる…という印象だが、
だるまやさんで食事すると、満腹すぎて立ち上がれないほど苦しくなる…というのが今回タイトルの由来。
実際この日は、国分寺駅に向かう階段を上るのに苦労したよ。

後日、今度は苦しくならないよう、お腹をすかせた状態で、夕方の時間帯に再訪問。
注文したのはビール大570円と、「玉子焼き」350円に「肉豆腐定食」の単品580円。
「目玉焼き」や「ハムエッグ」もあったけど、玉子焼きは比較的珍しい気がしたので。
まずはキリンラガー大、そして銀皿に乗った玉子焼きがやって来た。この日はマカサラではなくポテサラだ。


玉子焼きは半分に折りたたんだようで、広げたらこのようにワイドなサイズ。


醤油をちょびっと垂らし、さらにソースをかけた千切りキャベツを巻いて食べたりした。
数分後、肉豆腐が完成。さすがに平たい銀皿ではなく、鉄鍋にこんもり盛られて提供された。


すき焼き風なのか、豚肉、豆腐、玉ネギの他、シメジと春菊も入っている。
たっぷりのダシ汁は、「かつ丼」にも使用するような、甘じょっばいタイプ。
容器のせいか最後まで冷めず、美味しく食べられた。肉豆腐、我ながらナイスチョイスである。
途中で「ウーロンハイ」360円を頼んだら、私の苦手な乙類焼酎だった。これは酔ってしまう…。


酩酊する前に、今回はちゃんとしたシメのお食事を注文。
選んだのは、「カツカレー」880円。普通の「カレーライス」700円に+180円とお得だったので。
オーダーから数分後、お姉さん(若)がカツカレーを運んできた。


受け取ったカレー皿は、出来立てなので熱々。そして、幅が広く底が深い!


ネットで見た画像より、大盛ではないか…とうろたえているうちに満腹中枢が働きそうなので、その前に食べ始める。
カレーは、ドロッとした家庭的なタイプで、豚生姜焼きと同様の形状に刻まれた豚肉、人参、玉ネギ、
さらに、写真のイカや、小さなエビ(カップヌードルの具材くらい)も含まれていた。


スープカレーより、ドロッとした硬めの和風カレーを愛する私だが、腹一杯のときはキツイかも。
カツは、そこそこの厚さの豚肉を六等分。もっと薄くていいのに…。


猫舌ゆえ、カレーもご飯も熱々でしんどかったが、味自体は意外とスパイシーで食がススム。
少し冷めてきたら、ガツガツと食べていき、15分後にはご覧のとおり…まだ半分くらい残っている(涙)。


15分あれば、通常なら食べ終えるはずだが、それだけだるまやさんのカツカレーが多すぎるのだ。
最後の力を振り絞り、なんとか食べ切ったものの、この日もやはり、退店後は駅への階段を上るのがしんどかった。
昔読んだ「ドラえもん」のエピソードで、まだのび太君が小さかった頃、おばあちゃんが、
「ダルマさんのように、転んでも転んでも立ち上がる、強い子になるんだよ」と語りかけたのを思い出し、
私も「おばあちゃん、ボク、ダルマさんになるよ」と心の中でつぶやき、懸命に階段を上った。
実際の私は、人生転びっぱなしで、立ち上がろうともしていない。おばあちゃんゴメン。

さてさて、だるまやさんで2度飲み食いさせていただいたが、当初の目的である、うな重が未食ではないか。
つい先日、足を運んでみたところ、まさかの臨時休業。ホ~ラ、また転んじゃった(嘆)。


後日、お昼に再訪し、例のリーダー風お姉さんに「うな重」950円をオーダー。彼女はランチタイム担当のようだ。
数分後、お盆が運ばれてきた。いいトシになっても、重箱はありがたく、そして緊張する…のは私くらいか。


フタを開けて、蒲焼ちゃんとご対面。値段的には、この大きさでもお得なはずだ。


カツカレーとは違い、ご飯は適量。実は前夜の酒が残っていたので、このくらいの量でじゅうぶん。


あと、定食類を食べたことがなかったので、初めて味噌汁をいただいたのだが、
具材が豆腐、ワカメ、大根、人参、さらにサツマイモも入る大盤振る舞い。肝吸いより嬉しいね。


蒲焼の味は、さすがに専門店にはかなわないが、タレのかかったご飯は、やはり美味しい。
何度も書くけど、今の時代に950円でうな重が食べられるのだから、感謝しなくては。

だるまやさんは中休みがなく、昼酒にも最適だし、今後もちょくちょく通い、酩酊&満腹にさせていただこう。
ちょうど今日、私が尊敬する【母校野球部の監督が退任を表明】というショッキングなニュースが入ってきて、
このブログの執筆を、しばらく中断するほど落胆。さっきまで半ベソもかいていた。
だが、いつまでも落ち込んでいられない。だるまやさんで食事をして、再び立ち上がるぞ!



だるまや
東京都国分寺市本町2-9-8
JR、西武線国分寺駅から徒歩約2分
営業時間 現在は11時~21時
定休日 木曜、その他、ごくまれに不定休(泣)
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世田谷区・千歳烏山駅付近の飲食店

2023年02月06日 | 飲食店まとめ
地元図書館にはない書籍が多く(特にプロレス関連)、昨年2月から通い続けている世田谷区の図書館。
つい最近も、予約していた図書が私の順番になったので、ありがたく借りてきた。

※天龍源一郎著「俺が戦った 真に強かった男」青春出版社発行

以前も書いたように、世田谷区の財産である書籍を、立川市民が無料で楽しむのは申しわけないので、
帰りは必ず、区内で食事や買い物をし、お金を落とすようにしている。
最近は、京王線千歳烏山駅近くの烏山図書館を利用しているので、立ち寄るのも当然、同駅周辺が多くなる。
もっとも利用回数が多いのは、厚焼玉子のテイクアウト専門店『祖仁』さんだ。


今回は、過去に立ち寄った千歳烏山駅付近のお店から、ブログ未掲載の4軒を紹介してみることに。
無名ブログゆえ(泣)、宣伝効果はあまり期待できないが、少しでも世田谷区のお役に立てれば幸いである。

飲食店で一番のお気に入りだった、安ウマ中華そば店の『榮じ』さんは、残念ながら閉店してしまったが、
ほぼ斜めの位置にある『中華そばTORICO(鷄虜)』は、現在も営業中。
上記店名表記はお店ツイッターによるもので、以降はトリコと呼ばせていただく。
店内はおしゃれなたたずまいで、着席すると、下記のような食材の詳細を記した貼紙も。明らかに個人店っぽくない。

※その後リニューアルしたようなので、現在とは異なるかも

帰宅後に調べたら、母体のグループはトリコとは別名のラーメン屋を、都内に数店舗展開しているらしい。
私が注文したのは、ベーシックな「中華そば」780円で、現在は800円。


麗しい見た目に、長い穂先メンマと低温調理チャーシュー。私の苦手な部類のラーメンである。
横アングルも撮影。身勝手な悪印象に反し、丼に近付くといい匂いがする。


まずはレンゲでスープをひと口…おお、ウマいぞ。
私の地元にも、似たようなコンセプトの鶏出汁ラーメンを出すお店があるのだが、 ※『チキント』『おや麺』とは別の店
そちらは鶏の旨味だけでなく、臭みもバッチリ引き出しているため、食べるのがツラかったのだが、
トリコさんのスープは臭みなど皆無で、鶏と醤油の旨味が口内に広がる
厳選小麦で打った麺は、歯応えも茹で具合もちょうどよく、長くて意識高い(?)メンマも美味しい。


唯一、チャーシューはあまり気に入らなかったが、これは単なる私の好みである。
武蔵村山『満月うどん』のときにも書いたが、チャーシューは醤油で炊くのが一番ウマいと思うんだけどなあ。
接客も悪くなく、店内も清潔、しかも駅チカ(徒歩約30秒)。これは人気が出て当然である。
さっき記したように、リニューアルして味やメニューも変わったようなので、再訪して確かめなくては。

ラーメンの次は中華食堂を。新旧いろいろあるようだが、私は旧=歴史あるお店が好きなので、
下記のように、外観がいかにも昭和な『大勝軒』へ。


こちらは有名な丸長・東池袋系でも、永福町系でもなく、中華食堂の人形町系との噂。
「ラーメン」など麺類だけでなく、「チャーハン」や「レバニライタメ」などの一品料理も用意している。
働いているのは、お年を召されたご夫妻と、息子さんくらいの年齢の男性店員。
旦那さんと奥さんは客席で休憩しており、調理はほとんど息子風店員が担当していた。
お水を持ってきてくれたお母さんに、ビールと餃子を頼んだところ、「餃子は今やってないの」とのこと。
確かに、壁のメニュー札に「餃子」が見当たらない。なので同じ点心類のワンタンに変更。
すぐに「ビール」が登場。キリン一番搾りの中瓶がお新香付きで450円。現在ではかなりの安価だろう。


数分後、醤油ワンタンメンの麺抜き=「ワンタン」550円が登場。


メンマ、ナルトにネギ、そして小さいけれど、ノリとチャーシューも入っている。
醤油味のスープは薄口で、濃い味に慣れた若い世代には、物足りなく感じるかもしれない。
一方、メインのワンタンには、肉がちゃんと入っている


これまた若い世代は驚くかもしれないが、昭和の時代は、具入りワンタンは貴重であった(※あくまで個人の感想)。
飲み食いを終えたのは18時を過ぎた頃。シメの食事も注文したかったのだが、
大勝軒さんは19時が閉店時間。先述したようにご夫妻は休憩モードで、男性店員が作ったまかないを食べている。
そのうち、男性店員は自身のまかない(ヤキソバ?)を調理し、厨房内で食べ始めたので、
さすがに追加オーダーは遠慮し(苦笑)お会計。次回訪問時は、塩味の「タンメン」550円を食べてみたいな。
ちなみに、翌日は母校野球部の公式戦があったのだが、大勝軒さんでの食事がゲン担ぎになったのか、
後輩たちが見事に大勝したことを報告しておく。

※ただし、初回のエラーによる2失点にはムカついた

後日、大勝軒さんで望んだ餃子を、近くの専門店で食べることに。お店の名前は『餃子てんほう!』
店主は神戸三宮の専門店『ぼんてん』出身で、当初は八王子で開業し、千歳烏山に移転したそうだ。

※ぼんてんの餃子。このときに少しだけ触れている

料理メニューはこちら。専門店だけあって少数精鋭だ。


オーダーしたのは、「キリンビール(中瓶)」550円に、「焼餃子」と「水餃子」各420円。
作り置きせず、注文を受けてから具材を包むので、ちょっと待たされてから登場。こちらが焼餃子で、


こちらが水餃子。修行元と同様、サイズはやや小ぶり。


卓上に醤油はなく、お店特製のポン酢と、神戸餃子らしく味噌ダレで食べる。


餃子好きのくせに酢が苦手な私は、味噌ダレで食べてみたが、味噌ダレにも酸味があった…(嘆)。
せっかくなので、ネギ入りのポン酢も試したところ、こちらの酸味はクセがなく、むしろ爽やかで餃子と好相性。
酢や酸っぱいモノは好きになれない私だが、てんほう!さんのポン酢は気に入ったよ。
餃子自体も、肉と野菜のバランスが適度で食べやすい。ひとつだけ、皮を開いて中身を確認。


一般的な餃子、たとえば『餃子の王将』と比べると、2/3くらいの重量で、元々の食感も軽いため、
30個くらいはペロリとイケそうだが、30個=5人前頼むと2千円を超えるので、注意が必要だ。

最後は、つい最近食べてきた、「立喰、そば・うどん 美味カレーライス」のお店『ファミリー』


屋号に反し、食事エリアは狭く、家族連れで訪れるのは難しそうだけど、ちゃんとイスがあったりする。
入店すると、おばちゃんから「いらっしゃい」と声をかけられ、お冷やが提供される。
壁に貼られたメニュー札から、「ミニカレーセット」550円をそばで注文。
半分そばに、半分カレーに乗せるための「コロッケ」100円も頼んだが、残根ながら売り切れていた。
そば・うどんメニューは、「もり」、「天ぷら」(かき揚げ)、「肉ねぎ」など、オーソドックスな品揃え。
ただし、カレーは出来合いではなく、自家製でイケるらしい。
先にミニカレー(単品だと300円)が出てきて、直後には、かけそば(単品300円)も登場。
ミニカレーセットの完成である。※ただし、先に提供されたカレーは食べかけ


ソバはやや太めで、ツユは甘辛い関東風。卓上の七味をかければ、さらに温まる。


一方のカレーは、肉や野菜が溶け込むまで煮込むらしく、肉の繊維がいくつか見えた。


野菜由来と思われるコクや甘みもあり、よくある立ち食い店の業務用カレーとは一線を画す逸品。
外のテント看板に、赤字で「美味」と記すだけあって、本当に美味しいカレーである
次回は通常サイズの「カレーライス」500円に、コロッケを乗せて食べたい。「カレーうどん」500円もイイね。
私の滞在中、4人の客が出入りしたが、私以外の全員が常連のようだった。
そのうち、年配の夫婦は食べ終えると「また来るよ」と言いながらお店を出ていき、
事務員風の制服を着用した中年男は、おばちゃんと終始会話をしながら食事をし、
最後にやってきた、まだ10代に見える若い男性は、反対にほぼ無言であったが、
おばちゃんの方から「いつもの肉ねぎね」と声をかけられると、コクンとうなずく、常連中の常連であった
チェーン店の寡占化が目立ち、年々減っている印象がある、個人経営の立ち食いソバ店だが、
固定客を多くつかんでいるファミリーさんは、まだまだ営業を続けてくれそうだ。
ちなみに、千歳烏山駅周辺は今どき珍しく、立ち食いソバ店が3軒も健在。別のお店もそのうち紹介しよう。

今後も、図書館の前後で飲食店に入る予定だし、隣駅の芦花公園エリアを含め、シリーズ続編もありそうだ。
ちなみにこちらは、近日中に訪問したいと思っている、お店の看板だ。


最後になったが、
世田谷区立図書館の皆様、いつも利用させていただき、ありがとうございます
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キンミヤが安い穴場店 入間市『楽゛』(らぐ)

2023年01月30日 | 居酒屋・バー
これまで2類扱いだった新型コロナが、5月8日よりインフルエンザなどと同等の5類扱いになるそうで。
詳しいことはわからんが、今後はスポーツなどのイベント会場の入場制限もなくなり、声出しも可能に。
私の大好きな競輪、そして高校野球観戦時の声援解禁は喜ばしいことだ。
選抜甲子園で落選した(嘆)母校野球部には激励を、不甲斐ない走りをした競輪選手には、容赦ないヤジを送ってやる。
あと、個人的にはその場しのぎの愚策と断定している、「緊急事態宣言」の発令も不可になるそうだ。
初期の頃は、未知のウィルスゆえ仕方ないだろうが、その後もまともな検証はした形跡もなく、
感染者が増加するたび「緊急事態宣言しておこうか」という流れは、バカのひとつ覚えといわざるを得ない。

今から2年前のゴールデンウイーク直前にも、東京では何度目かの緊急事態宣言を発令。飲食店での酒類提供が禁止された。
「東京がダメなら他県に行けばいいや」とばかりに、所沢で友人と飲む約束をしたところ、
埼玉県も「まん防」がどうのこうので、所沢市、さいたま市、川越市などの大きな町だけでなく、
川口市、新座市、和光市、戸田市など、東京都と接している市の大半にも、酒類提供禁止令を出しやがった。
諦めきれない私と友人は、西武池袋線に乗り込み、禁止令対象外の入間市へ。
私自身は初めて下車した、入間市駅付近をさまよったところ、すぐに1軒の居酒屋を発見。
事前情報はなかったが、とにかく飲みたかったので入店したのが、今回紹介する『楽゛』。らく+濁音で「らぐ」と読む。


掘りごたつ席に案内され、まずはビール、続けてウーロンハイなどをジャンジャン飲みまくる。
お通しは150円(現在の価格、以下同)で、ちくわ磯辺揚げ、推定1本分を切り分けたのが出てきた。


揚げ立てではなかったが、お通しとしては珍しい、私も食べられる一品だったのがありがたい。

さっそくおツマミも注文する。メニューは撮影していないけど、飲み物も料理もチェーン店なみに安い。
この日は「まん防」実施直後だったからか、客だけでなく店員さんも少なかったが、待たされることはなかった。
まずは友人が「シーザーサラダ」550円を注文。量が多いそうなので「ハーフ」350円にしたのだが、
ご覧のように全然ハーフではない。野菜嫌いの私には困ったボリュームだ。 ※ほとんど友人が喰った


こちらは炭火串焼きがウリのようなので、いくつかオーダー。「ねぎま」は1本150円。


付属の味噌ダレもウマく、これだけでツマミになる。他の串焼きやサラダにも付けて食べた。
お子さん、そして私も大好きな「つくね」200円は、大きいサイズの「デカ!!つくね」もあり、
こちらは、黄身ちゃんと絡めて食べる「たまご」430円で、


画像がブレたこちらは、「タレマヨ」400円。どちらも間違いのないウマさ。


残念ながら、デカ!!つくねや黄身ダレは現在、メニューから消えている。復活を希望したい。
こちらは、にんにくの天ぷら「にん天」300円。さっきの味噌ダレも当然流用。


お店の居心地はよかったが、せっかくの【初入間市】だったので、周囲の店も探るべく早々とお会計。
他にも食べたい料理や、気になるドリンクもあったので、近いうちに再訪しようと思っていた。
気になるドリンクとは、下記のメニュー下段に、さらっと記されている。


「金宮焼酎ボトル」1800ml・2500円! これは安い!
隣に記載されている、半分サイズの900ml・1500円だって、普通は2500円くらいするはず。
一升2500円のキンミヤは、私が出会った店の中では最安だ。
数日後、今度は別の友人と再訪したものの、楽゛さんは月に1回程度の不定休があるのだが、
ちょうどその日が休業日だった(苦笑)。さすがは日本一臨休に出くわす男
その後は、東京でもお酒を出している店を探し出し、入間市に行くこともなく、ご無沙汰してしまった。
電車の乗り継ぎがうまくいっても、立川からは1時間くらいかかるからね。

なお、店名を出すのは差し控えるが、コロナ禍以降、批判覚悟で営業を続け、
お客に酒類と憩いの場を提供してくれたお店には、本当に感謝している。
コロナは怖いとはいえ、家にずっとこもっていたら、精神的にも肉体的にもよろしくない。
私が今も、心身ともに良好な状態を保っていられるのは、飲食店の皆さんのお陰です!
あ、「心」はともかく、「身」はちょっと怪しいかな。お腹周りの肉が落ちないし…。

初訪問から約2年がたち、久々に所沢在住の友人から飲みの誘いを受け、再び楽゛さんへ。
お目当てはもちろん、サービス価格のキンミヤ一升ボトルだ。
ウーロン茶ボトル(価格未確認)も一緒に頼み、すでに飲み始めた途中で、撮影していないことを思い出す。
あわてて撮影したのでブレてしまった…あ、いつものことか。


昨年、多くの飲食店が値上げしたけど、2年前と変わらず2500円だったことに感謝感激。
こちらのお店、ドリンク類は焼酎の他にも、ビール、日本酒、梅酒、ウイスキーなどなど、
基本なんでもあるため、メニューページも多かったので撮影を断念。
代わりに、おツマミメニューは撮影した。まずは、串焼き類が主体の左半分。


そしてこちらが、サラダ、揚げ物、シメのお食事などが載っている右半分。


どの料理もお手頃価格で、上記以外にも、おでんや鍋などの季節メニューがある。
ここから、この日食べたものを一気に紹介していく。お通しはベビースターであった。


最初に来たのは、友人が注文した「和風サラダ」350円。前回同様、ほぼ友人が食べた。


前回「全然ハーフじゃない」と記したサラダだが、メニュー表を見たところ、
最近はこのサイズが「普通」で、過去の普通が「大盛」になっていた。確かに、こっちの方がわかりやすいね。
こちらは、「もつ煮」320円と「ポテトフライ・明マヨ」400円。ポテトは醤油バターかケチャマヨも選べる。


煮込みは大根、人参など野菜がたっぷり入るタイプで、焼酎がススム。
焼酎と同じくらい、前回から気になっていたグラタン類からは、「カレーポテトグラタン」650円をチョイス。


カレー+ポテト+チーズと、ウマいに決まっている組み合わせゆえ、おっさんふたりで競うように取り合い、
グチャグチャになってしまったので、上記以外の画像はナシ。申しわけない。
串焼き類からも、今回も味噌ダレ付きの鶏の「せせり」150円×2と、撮り忘れたが、鶏「もも」160円、


焼きトンの「バラ」160円×2をオーダー。今回投稿で3度目のブレを反省。


限定メニューのおでんからも、「たまご」×2、「大根」、「ちくわぶ」、「しょうが天」を注文。合計660円。

※もうちょっとダシが欲しかったね

この間、自分たちの好きな濃さで作った、キンミヤウーロンハイをがぶがぶ飲んでいる。
ふたりともいいトシだし、ウーロン茶には利尿作用があるためか、トイレが近くなる。
店内にトイレはなく、お店を出てすぐの場所に共同トイレがあり、今回は入口近くの席に案内されたので、好都合だった。
ただしこのドアは、注意書きが貼ってあるくらい重く、片手で閉め切るのは男性でも難しい。
このとき語ったように、私はドアの開けっ放しを許せない人間なので、不安だったのだが、
この日働いていた女性店員は、客の出入りのたびにドア付近に近付き、開いているときは代わりに閉めていた。
店主が調理に忙しい中、ホールをほぼひとりで回し、さらにドアの管理まで担当するとは!
世の中、こんな店員さんばかりだったら、私も心穏やかに過ごせるのに…特に立川市内。
まあ、ドアの開け閉めにイチイチ怒り狂う、己の心の狭さを悔い改めればいいのだが。
焼酎が安いだけでなく、ドアの対処も素晴らしい。私の基準では、楽゛さんは間違いなく名店である。

だいぶ酩酊&満腹だったが、最後にもう一品…ということでおツマミを追加。
「ときたまうどん」や「塩ラーメン」も気になったが、さすがに入りそうもなく、友人は「漬物盛」400円を、


私は昔懐かしい、「マルシンハンバーグ」の串焼き300円×2本を注文。


シメにふさわしいかはさておき、久々に食べたマルシンハンバーグは、なかなかウマかった。

もう少し飲めたが、友人が「カラオケに行きたい」と言うのでお会計することに。
逆算すると、ウーロン茶のポットは1本300円未満? 安すぎて申しわけないな。
焼酎は1/4ほど残っていたが、ボトルキープはせず、お店の了承をいただき、持ち帰らせていただく。
その理由は、次に寄る予定だった『カラオケ家』入間店が、食べ物飲み物・持ち込みOKだったので。
楽゛さんから至近距離のこちら、平日夜は30分400円と格安。今後も通いたい家系カラオケである。
ただ、至近とはいえ、駅付近なので通行人がそこそこいて、みんな我々を避けて通るのに驚かされた。
一升瓶を片手にうろついているおっさんは、やはり近寄り難いらしい(苦笑)。通報されなくてよかった。

カラオケ家さんはソフトドリンク無料なので、ドリンクバーでウーロン茶やコーラなどを注ぎ、部屋でキンミヤ割りを楽しむ。


最後は、私も友人もベロベロになったが、おかげで楽しい夜を過ごせた。
入間で飲むときは、楽゛さんからのカラオケ家、結構オススメかも。ただし、ボトルの持ち運びにはご注意を。



炭火焼鳥  楽゛(らぐ)
埼玉県入間市河原町1-3-2F
西武線入間市駅から徒歩約1分半
営業時間 月~木17時~25時、金~日、祝前日17~26時 閉店2時間前に客がいない場合、閉店
定休日 不定休(月に1日程度)
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選抜出場より大事なもの -日大三高野球部2023-

2023年01月24日 | 高校野球
もうだいぶ前から準備はしていたけど、なかなか書く気にならなかった今回の記事。
21年の5回コールド負けなど、秋季都大会での三高野球部には何度か落胆させられてきたが、
昨年の準決勝敗退は、いろいろな意味で過去最大級のショックであった。

準々決勝までの勝ち上がりは、前回の高校野球ブログで簡単に振り返っている。
迎えた準決勝当日。第一試合は二松学舎大附-帝京という、東東京の強豪同士の対決となり、8-3で二松学舎が勝利。


後述するが、帝京に快勝した二松学舎の実力は疑う余地はなく、東京第二代表の資格はじゅうぶん。
続く第二試合は、日大三-東海大菅生と、今度は西東京対決。好カードゆえ外野席にも客が入る。


06年夏、ハンカチ王子を擁する早実と日大三の決勝戦で、確か23年ぶりに外野席を開放したのだが、
近年はコロナで密を避ける意味合いもあるが、秋大会でも外野席を開放するほど、高校野球人気が定着したのは喜ばしいことだ。

菅生は日當、三高は安田と、予想どおり両チームのエースが先発。
昨年度は秋、春、夏と3度対戦し、すべて三高が勝利。日當はその3試合すべてに登板しており、公式戦4度目の対決。
打倒三高に燃えていそうな日當に対し、三高はおそらく、たいした対策は練っていないはず(笑)。
試合前の小倉全由監督も、「いざとなったらオレが代打で打ってやるからよ」と言わんばかりに(ウソ)素振り。


ただし、打順が変更され、普段5番の佐々木が1番になり、1番の森山が7番に。
そして、前の試合で殊勲打を放ち、新1番候補と予想していた池内が、5番に抜擢された。
その池内は初回、二死一、二塁のチャンスに凡退も、3回には二死二塁からツーランを放ち、期待に応えた。
以前も書いたが、私は観戦中、応援に集中するため、ほとんど撮影はしないのだが、
池内のホームインの場面だけは珍しくシャッターを押した。結局、試合中の撮影はこの1枚だけであった。


菅生エースの日當は、ピンチになるとギアを上げるのは、準々決勝の国士舘戦と一緒。
この試合も、三高はヒットを10本放ったが、好機にあと1本が出ず、長打も池内の一発だけ。
私が見逃していなければ、MAXが145kmで、終始140km台の速球を投じる日當に対し、
三高エース安田は、この日のMAXは134kmで、平均球速は130km前後。正直、よく3点に抑えたものである。
今、失点数に触れてしまったので、ここで結果を先に記してしまおう。


秋季東京都大会準決勝 日大三2-3東海大菅生

スコアボードの安打数を見てもらえばわかるが、序盤は菅生打線に押されまくり。
5回以降は安田が踏ん張り、8回も簡単に二死を取ったのだが、3人目の7番打者に四球を与える。
下位打線とはいえ、一瞬イヤな予感がしたが、珍しくその予感が当たり、その後連打を浴びて逆転される。
レフトからのバックホームが、きわどいタイミングだったのも悔しい。
一方の三高は、5回に続き、8回裏も無死一、二塁のチャンスをつかむも、どちらもバント失敗があり無得点。
9回裏も、2番古賀のこの日4本目のヒットもあり、一死一、二塁とチャンスを作り、3番二宮に打順が回る。
観戦中の声出し禁止で激励もできず、祈るような気持ちでグラウンドを凝視する私が目にしたのは、
ショート横への痛烈な打球と、それを好捕し、すかさず二塁から一塁へと転送される白球。
そして、歓喜に沸く菅生ナインと対照的に、一塁ベース上で突っ伏した二宮の姿であった。

敗戦後は、すぐに球場をあとにすることの多い私だが、この日は妙な胸騒ぎがしたため、
試合後の整列を終え、ベンチに戻ってくる選手たちの様子をうかがうため、観客席の最前列に向かうと、
最後の打者となった二宮を含め、何人もの選手が泣き崩れている
1年間の集大成となる、夏大会の敗戦時ではよく見かける光景だが、秋大会では珍しいのではないか。
「週刊ベースボール」の岡本朋祐記者も、同様の感想をリポート記事に綴っている。

試合中だけでなく、試合後も大声を出すのはご法度だろうが、嗚咽し続ける選手たちに対し、
「泣くな三高!」と叫ばずにはいられなかった。とはいえ、私自身も半泣き状態だったのだが。
前年の5回コールド敗退時は、試合途中で心が折れ、無気力なプレイがいくつか見受けられたが、
この日は全員、最後まで諦めず精一杯戦い抜いたのだ
落ち込むことなく前を向き、来春、そして夏大会でのリベンジを目指し、努力すればいいではないか。

やがて、小倉監督が取材を受けるため、選手たちより先に、専用通路を退場していく。
知人らしき何人かの方が声をかけると、監督はいつものように「ああどうも」などと返答している。
私も、赤の他人の分際ながら、「監督、夏はお願いします」と声をかけたところ、
一瞬目が合ったが、監督は何も言わずに去って行く。小倉さんに無視されたのは、この日が初めてである。

以前書いたかもしれないが、私は常連観戦者とはいえ、野球部OBや父兄など、いわゆる関係者の知り合いは皆無である。
元々、試合にしか興味がないため、卒業生の進路や新入生の出身チームなども、あまり気にしたことはない。
ましてや、監督人事なんてまったく興味がなく、小倉さんが永久にやればいいとさえ思っている。
ところが最近、65歳になった小倉監督について、定年と同時に監督退任か否かと報じる記事が増加。
秋大会でも相変わらず、三高関連の記事では、監督の去就についての記述は絶えることがない。
さっきの週刊ベースボールの記事でも、「選手たちが大泣きしていたのは、小倉さんとの最後の試合になるからでは?」
といいたげな論調であった。文中で小倉監督は今後について、「どうなるのか、見ていてください」と語った模様。
夏の甲子園で敗れた直後は、「今後も指導は続けていく」と表明したのに、数ヶ月でニュアンスが変わっている。

繰り返すが、私は三高野球部とは無関係だし、高校生だった頃も監督は赴任しておらず、
「小倉先生」の授業を受けたこともないため、監督がどのような人物なのかは、正直わかっていないかもしれない。
ただ、私の知る限りでは、小倉監督は嘘をつかない、真っすぐな方である
嘘をつかない方だからこそ、記者の質問には「見ていてください」と返答し、
試合直後の「夏はお願いします」という私の嘆願にも、無言を貫いたのだと思う。
私自身は、監督はいつものように、「ハイ、(夏は)頑張ります」と返答してくれると期待していた。
どこの馬の骨かもわからない、私のような輩にも嘘をつかない、小倉監督はまさに真実一路の男である。
去就について悩んでいたとしたら、私の発言は、きわめて無神経かつ無礼であった。猛省するしかない。

90年を超える、長い歴史を誇る日大三高野球部ではあるが、史上最大の功労者は、
2度の全国制覇をもたらし、日大三を全国区の名門校にのし上げた、小倉全由さんなのは間違いない。
そんな御方が去就に悩み、言明を避けている(ように見える)現在の状況は、異常ではないのか。
やや失礼な表現ではあるが、小倉さんは他に類を見ない「高校野球バカ」であるし、
私が希望しているように、何歳になっても現場からは離れない、つまり監督を辞める気はないはずである。
小倉監督が、自らの意志で退任なさるのならば、なにも文句はないが、
「見ていてください」の発言からは、明らかに他者からの干渉が感じられる。
三高関係者の何者かが、小倉さんから監督の座を奪おうとしているのでは…と思えてならない。
どこかの暴力監督(あえて触れない)じゃあるまいし、小倉さんのナニが気にくわないのか、実に不可解である。

3月の教師定年と同時に、野球部監督も退任との噂もあるが、そうなると、先日の準決勝が小倉監督最後の采配になる。
去年のコールド負けよりも、ショックだった理由はそれである。
選抜大会に推薦されれば、甲子園で監督の勇姿が拝めるものの、都大会ベスト4では、さすがに苦しい。
決勝戦では、東海大菅生が二松学舎大附を8-2で破り優勝
以降では、今春の選抜甲子園大会の出場校を予想してみる。

記念大会の今回は、出場枠が関東5に東京1、さらにどちらかから1校、推薦される。
関東大会優勝の山梨学院(山梨)に、準優勝の専大松戸(千葉)
ベスト4進出の慶応(神奈川)健大高崎(群馬)、さらに東京Vの東海大菅生の5校は確定。
残る2校は、関東大会のベスト8で接戦だった作新学院(栃木)が有望で、
残る1校を、関東ベスト8の横浜(神奈川)と、東京準優勝の二松学舎
そして、東京ベスト4ながら菅生と接戦を演じた、清廉潔白・OB優秀な日大三も、一応候補になる…はず。

横浜は過去に、ベスト8でコールド負けしたのに選出されたというゴリ押し(?)があるので、今回は遠慮してもらう。
ネットやマスコミの意見では、7校目は横浜が有望視されているが、私は横浜より東京のどちらかを推すけどねえ。
二松学舎は、昨年は決勝戦で1点差の惜敗で選出されているが、今年の決勝は6点差負け。
これが7点差=コールド負けに該当する点差ならば、さらに印象が悪かったはず。菅生め、後半は流しやがって。
その点、日大三は菅生と1点差。二松よりは上との判断ができるが、ベスト4敗退は痛い。
昨年の東海地区で、ベスト4の大垣日大を選出して揉めたので、高野連も懲りたはず。
決勝こそ完敗した二松だが、準決勝では強豪・帝京相手に快勝するなど、やはり実力はある。
一方の三高は、準々決勝の桜美林戦で苦戦したのがマイナス。圧勝していれば、評価も違ったはずだ。
なにより二松には、主砲の片井などプロ注目の選手がいるが、今年の三高は、そのような選手は不在。
無念ではあるが、拙ブログでは、7校目は二松学舎と予想する。
出場校の発表は、今週金曜27日。わずかな望みを抱きつつ、ネット中継を眺めることにしよう。

昨秋の三高のメンバーは、前年チームからのスタメン選手はおらず、準レギュラーもピッチャーの安田と、代打の二宮くらい。
公式戦の経験が少ないメンバーで、よくも都大会ベスト4にまで進出したものである。夏は期待できるはずなのだが…
小倉監督、どうか夏までよろしくお願いします!
同意してくれる方は多いと思うが、監督の続投は、選抜出場よりも大事である。
望み薄かもしれないが、近日中に小倉監督が、続投宣言するのを強く願っている。


追記 
無理を承知で書くけど、菅生は監督が謹慎中なのだから、選抜には小倉さんが代理監督で参加するのはどうかね? 
実現したら、三高ファンの私も、菅生を応援するため甲子園に行くぞ。まあ、実現しないだろうけど。
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愛娘の名を冠した中華屋さん 吉祥寺『軼菁(いじん)飯店』

2023年01月20日 | 中華食堂
1990年代、私は現在のような自由業(ほぼ無職)ではなく、吉祥寺のとある飲食店で働いていた。
今も昔も、おカネは大好きだが仕事は大嫌いで、唯一の楽しみが1時間の休憩。
店で飲食することはなく、職場から逃げるように、近隣の飲食店へ向かう。
当然、「今日は忙しいから、食事が終わったらすぐに戻り、お店を手伝います!」なんて申し出をすることは皆無で、
どんな時でも、60分ギリギリまで休憩を満喫していた。まさにダメ社員である。
そんな私が選ぶ休憩先は、「安い・ウマい・量多い」だけでなく、「ゆっくりくつろげる」お店。
立ち食いソバはもちろん、牛丼やラーメンのような長居しづらいお店はなるべく避け、
1.席数多く、相席は滅多にさせない 2.漫画など読み物が充実している 3.デザートやコーヒーが出る
上記条件のいずれかを満たしている店を、巡ったものだった。
具体的な店名を挙げると、『大鵬』、『コーヒーロード』、そして、今回紹介の『軼菁(いじん)飯店』である。

大鵬は、私が通っていたお店は廃業したが、『大鵬本店』と名乗るお店が、今も吉祥寺で営業している。
※追記 大鵬本店は、1月末で閉店した模様です
コーヒーロードも、吉祥寺店はだいぶ前に閉店したが、中野駅南口に支店があったはず。
唯一残った軼菁飯店は、移り変わりの激しい吉祥寺で、長年営業を続けているのだから、
エリア屈指の名店なのだろう。「だろう」と断定でしていないのは、当時の私は失礼ながら、
「そこそこ美味しくて、いつも空いてて漫画が読める店」程度の評価しかしていなかったので。
電車に乗って、わざわざ食べに行く店でもなく、吉祥寺から転勤したあとは、足が遠のいてしまった。

屋号の「軼菁」が常用漢字でないように、お店で働いていた皆さんは、大陸から来た方々。
ただ、料理は日本でもおなじみのメニューばかりで、味付けは濃くなく油分も少なめで、万人受けするテイストだった。
日本語はちょっと怪しかったが、不自由したことはない。店主の挨拶は常に「いらっちゃいまちぇー」で、
八宝菜の注文には「ハーイ、はっぽうちゃーい」と、「しゃ・しぇ」が「ちゃ・ちぇ」なのが可愛かった。

ネット記事によると、「店主夫妻は上海に戻り、現店舗は娘夫婦が引き継いだ」と記載してある。
ここまで書き忘れていたが、屋号の軼菁とは、店主夫妻の娘さんの名前らしい。
下記は、店外に掲示されている軼菁さんの画像だが、今年訪問した際は、彼女らしき方はおらず、


代わりに、画像の美女とは似ても似つかない、クセのある女性店員がいたので後述する。

今年1月、久々の訪問を果たした軼菁飯店だが、実は数年前にも、ランチを食べている。
ガラケー画像しかないが、そのとき注文したのが、下記の「豚肉と玉子炒め定食」850円(現在の価格、以下同)。


昼間っから「青島ビール」500円を頼んでいるのが、私が無職になったことを証明している(苦笑)。
ちなみに、16時までのランチタイムは、ご飯、スープ、右下の麻婆豆腐は、セルフでお替わり自由である。
そのサービスは、私がまだ若く、いくらでも食べられる胃を持っていた頃にやってほしかった(泣)。

ランチを食べてから、さらに数年たった今年。21世紀2度目の訪問を決意。
お店はJR吉祥駅からほど近い、レンガ館モールの地下1階。建物の外観に反し、ちょっと怪しげな雰囲気のエリアにある。


かつては、建物の上が赤い部分までが軼菁飯店だったはずだが、いつの間にか隣まで拡張していた。
さらに、以前は中休みナシの通し営業だったが…やってないではないか!


どうやら、最近は16~18時までは中休みらしい。また「食べログ」に騙された! ※お店HPはここ数年更新ナシ
数時間後に再訪し、八宝菜と餃子と青島ビールを飲んだ…ところまでは前回書いた。

※前回紹介した、八宝菜と青島ビール

久々の八宝菜に舌鼓を打ち、途中で「ウーロンハイ」400円も2杯頼み、シメのお食事へ。


“創業から続く、当店人気の肉野菜麺”という説明されていた「豚肉麺」850円にしようと思ったが、

※一部メニュー左隣の赤丸は後述

「豚肉麺セット」950円にすると、点心と杏仁豆腐が付くそうなので、そちらを選択。
数分後にはセットが登場。こちらのお店、メニューによっては「作り置き?」と疑いたくなるほど高速で出てくる(笑)。


点心は春巻で、ごく平凡な味。杏仁豆腐も驚くほど甘ったるく、どちらも自家製ではないと思う。
一方、メインの豚肉麺は、要するに肉野菜炒め乗せラーメンだが、創業から続いているだけあって、さすがのウマさ。


細縮れの麺は、本場上海のモノに近いとされる玉子麺で、舌触りも良好。
具材の肉野菜やスープも含め、ラーメン専門店では出せない、中華屋さんならではの味わいである。
食べ終えてのお会計は3650円。結構飲み食いしたので高いとは思わないが、
実はこちらのお店、【3500円~食べ飲み放題】というコースメニューがある。そっちにすればよかった!


時間と酒の種類によって価格が変わり、すべての商品が飲み食いできるワケではなく、
さっき載せた麺類メニューだと、商品名の左に赤丸が付いている料理が、食べ放題OKである。
それでも、メニュー数は豊富だし、バイキングと違い出来立て料理が食べられるのも魅力。
ひとり客でも注文可能なのか不明だったのであきらめ、この日は赤丸以外のメニューを食べたのだ。
なお、私の訪問時にも、例のコースを選んでいた団体客がいたのだが、
その相手をするおばちゃんが、めちゃくちゃ怖い。さっき触れた、「クセのある女性店員」とは彼女のことである。

Googleの口コミでも、「女性店員の態度が悪い」という投稿がいくつも見受けられる。
確かに、商品を音を立てて置く、オーダーを無視する、不機嫌そうな返事…などなど、今どき珍しい応対をしていた。
私も若い頃なら激怒していただろうが、あえて女性のフォローをすると、「食べ飲み放題とはいえ、注文は簡潔にしろ」。
ちなみにこの日、店員さんはふたりだけで、そこそこ広いホールを回していた。

たとえば、3人客がいて、客Aが「ウーロンハイください」→店員ウーハイ持ってくる。このとき、客Bが「あ、ぼく緑茶ハイ」
→店員緑茶ハイ持ってくる→ここで客Cが「あ、オレも緑茶ハイ」→これではさすがに、店員さんも不機嫌になるよ。
上記の場合は、なるべく3人同時に注文し、店員さんの往復回数を減らすべきでしょ。
この日は、「すいませーん」と呼びつけておいて、店員が来た瞬間、「え~と、ナニしようかな…」と、
その場で考え始める客もいたが、あんなのは論外。見ていた私も腹が立った(←見なきゃいいのに)。
「こっちは客だぞ」と思っているのだろうが、店員さんだって奴隷じゃない。働きやすいよう気を使ってあげようよ。
そもそも、通常価格が安いのだから、文句があるならチップでも渡せばいい。きっとサービスもよくなるはずだ。

ちなみに私は退店間際、例の女性に「久々に来たんですけど、相変わらず美味しかったです」と告げると、彼女も喜び、
「ヒサビサノオキャクサン、オイシカッタイッテルヨー」と、厨房に伝えていた。そんなに悪い人じゃないぞ。
彼女に好印象を持っていただけた(?)ところで、忘れられないうちに、数日後には軼菁飯店さんに今年2度目の訪問。
飲み仲間の先輩ふたりと、「食べ飲み放題コース」にチャレンジしてきた。

夜の営業開始時間である、18時に到着したところ、店内にはすでに、大勢の客がいた。
この日は土曜だったが、ひょっとしたら「土日だけは中休みナシ」だったりするのかも。
なお、例のクセのある女性店員は、残念ながら(?)不在。春節で早めに帰省しちゃったのかな。
この日のホールは、前回とは別の男女店員が担当。無論、怖くはないけど、失礼のないよう、
注文回数は最低限に、なおかつ丁寧な口調でオーダーしたので、念のため。

選択したのは一番安い「2時間・30品飲み放題・3500円コース」3名分。3時間4500円コースは、年齢的にキツいし、
50品飲み放題4000円コースも、追加になるハイボールや果実酒などは、あまり飲まないので。
「瓶ビール」(通常550円、以下は通常は略)で乾杯し、その後はウーロンハイなどのチューハイ類をお替わりした。

以下で、この日オーダーした料理の画像を、一挙に掲載していく。
まずは私の大好物「木須肉(ムースーロー)」900円=きくらげ玉子炒めと、「鶏の唐揚げ」600円。


きくらげ玉子炒めはハズレのない料理ゆえ、先輩たちも気に入ってくれた。
唐揚げは、一般的な見た目とは異なり、チキンカツのような形状で、塩コショウを付けて食べる。


続いては「ニラ餃子」500円。前回載せた「キャベツ餃子」と、ほぼ変わらぬ外観。


これまた好物の「味付玉子」120円×3に、「焼売」600円。


せっかくの食べ放題なのだから、味玉は人数分ではなく、10個くらい頼めばよかった。
こちらは、先輩が注文した、上海黒酢使用の「黒酢酢豚」900円。実は黒酢嫌いの私は食べていない。


ある程度食べ終えたので、2度目の料理注文。「海老チリ」1050円を頼んだら、10秒で出てきた(本当)。
あまりの早さに驚いているうちに、撮影するのを忘れてしまった。
こちらは、食事にもツマミにもなる「上海焼きそば」750円。右奥に見えるのが、食べ終えた海老チリの皿だ。


焼きそばを取り分けたお皿に、直後に到着した「春巻」も一緒に乗せる。取り皿はひとり2枚までなのでご注意を。


春巻は2本で360円だけど、確か人数分提供されたと思うので540円か。
ここまで、期待どおりというか想定内の料理が続いたが、ちょっと変わっていたのが「もやし炒め」600円。


ここ軼菁飯店さんは、最初の方に掲載した八宝菜のように、塩ベースの透明なタレを使うことが多い。
このもやし炒めも色白な仕上がりだったが、塩というか酸味を少々感じる。酢を使ったのかな?
イヤな酸味ではないのだが、もやしナムルとも違う、食べたことのないもやし炒めであった。
個人的に、この日一番気に入ったのが、こちらの「玉子炒飯」700円。


具材は玉子と少々のネギだけなのに、口に含むと旨味が広がる。お店が“黄金炒飯”と呼ぶだけのことはある。
味の秘密は秘伝のタレか? 化学調味料か? おそらく後者だろうけど、ウマけりゃいいよ。
その後は、「炸醤麺(汁なし)」ジャージャーメン850円が出てきて、


ラストオーダーに「水餃子」500円と「揚げ餃子」600円を注文し終了。揚げ餃子は先に先輩が確保。


餃子は、どちらも本来は6個のはずなのに、人数分の3個しかなかったから、それぞれ250円と300円で計算。

ここまで、「瓶ビール」2本、400円のチューハイ類を3人で推定16杯、先輩が「紹興酒」500円をロックで1杯。
以上、全部合計すると………16900円! 実際のお会計は10500円なので、かなりお得だ。
これでも、おっさん3人が遠慮がちに頼んだ結果なので、図々しく頼む若者なら、3人で2万円超も可能だろう。

初めて「食べ飲み放題コース」を満喫した感想をいくつか。
○点心類はイマイチ→マズくはないが、どこかで食べたような味ばかりで、自家製じゃない気がする。
○海老がウマい→先輩たちも語っていたが、海老チリはソースより、海老自体がウマかった。
そういえば私も、数日前に食べた八宝菜では、海老が一番美味しかった。
○玉子炒飯最高!→パラパラの食感といい、なぜか口内で爆発する旨味といい、近年では最高のチャーハンだった。
○普段より焼酎が濃い→数日前、普通に頼んだウーロンハイより、明らかに焼酎が濃い。
一般客には、薄くしてもっと注文させて、飲み放題客には、あまり飲ませないよう濃くしているのかも。

今回、食べられなかった料理もたくさんあるので、このコースは、また挑戦したいね。
なお、普通に食べるときは、コース対象外の八宝菜がオススメだ。
あと、繰り返しになるけど、例のおっかない女性店員も、そんなに悪い人じゃないと思うよ、たぶん。



上海酒家 軼菁飯店
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-5 レンガ館モール地下1階
JR、京王線吉祥寺駅から徒歩約2分半
営業時間11時半~16時、18時~23時半 土曜は中休みナシ?
定休日 元日、木曜
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2023年初○○ -飲食店ばんざい-

2023年01月17日 | 飲食店まとめ
1月恒例、新年最初に利用した飲食店を紹介する【初○○】シリーズ。ちなみに昨年分はこちら

今年最初の飲食店利用は、荻窪『グレートスコット』。新年初の居酒屋・バーでもある。
そういえば、2年前の新年初飲みも、ここグレスコであった。
ドリンクは珍しく、「ジャスミンハイ」のラージ890円を、チェイサーの「ジャスミン茶」ラージ700円と一緒に飲む。
ここの焼酎は濃いので、チェイサーと一緒に飲まないと、すぐに撃沈する(何度も経験済み)。
お店のコンセプトは“洋風居酒屋”だが、お正月営業でメニューを絞っており、注文したおツマミは、
限定メニューの「おでん盛り合わせ」680円。実際の具材は6種か7種あったはずだが、常連客に分けてしまった。


熱々おでんとジャスミンハイは、意外と好相性で心地よく酩酊。おかげで2023年も、幸先のよいスタートを切れたようだ。
なお、お店があることぶき通りには、七福神をモチーフにした、ゆるキャラ像が数個設置されているのだが、
この日、グレートスコットさんの近所の方が、メンテナンスしている場面に遭遇。


正月らしい(?)微笑ましい風景であった。このゆるキャラたちについては、いつか改めて。

続いては初ラーメン…は、店頭に行列があったので、あと回し。先に初餃子を食べるべく、『一圓』三鷹北口店へ。
「餃子」は1個120円と、以前より10円アップ。他の料理も、少し値上げした様子。
注文したのは、餃子2個に「生ビール」とメンマ少々が付く「一圓セット」550円。
別々に頼むと、餃子とビールだけで640円なのでお得である。※注文はひとり1回限り
ただ、餃子が焼けるまで時間がかかり、我慢できずビールをお替わりしたため、計950円になってしまった。


こんがり焼かれた餃子は、1個約75グラムのジャンボサイズだが、粗く刻まれた肉と野菜を、モチモチの皮で包む正統派で、
頬張った瞬間「ウマい!」と叫びたくなるテイスト。開幕餃子にふさわしい逸品であった。
実は年末にも、系列の吉祥寺『篭蔵(かごぞう)』(母体は、閉店した一圓吉祥寺店)で、持ち帰り餃子を購入したのだが、
  ※忘年会に持参

一圓グループの餃子は、どこも安く美味しくボリューミーで、欠点が見当たらない
以前も書いたけど、ここの餃子が気に入らない方は、ちょっとどうかしてると思う。

シメの食事は頼まず、さっき行列で見送ったラーメン店を再訪。同じ三鷹駅の南側にある『中華そば みたか』である。
もう行列はなかったが、店内は相変わらず満席だったため、店外で少し待ってから入店。
ここも「ラーメン」600円など、50円ずつ上がっていたが、元々が安いので問題ナシ。
注文した新年初ラーメンは、ラーメン+「温玉」50円+ナルト増し。
以前ここで紹介した、+50円で7枚プラスではなく、端っこの余った部分を4個、無料で入れてくれた。


ソバのような色合いの麺、色鮮やかな黄身ちゃん、そしてナルトの豪華競演。


味はいつもどおりだったが、調理担当の店主が妙にピリピリしていた。図体がデカいので余計に目立つ。
みたかさんは私が知る限り、「接客のいいラーメン店ベスト3」のひとつだったので、この日の態度は残念だった。
ちなみに残りの2軒は、ここ数年ご無沙汰しているが、飯田橋『びぜん亭』と、門前仲町『こうかいぼう』である。

後日、三鷹の隣駅吉祥寺にある、私が一番好きなうどん店『うどん白石』へ。
まずは「キリンラガービール」580円を注文。おツマミは「とり天」200円と「とり皮のあまから」400円に、
「天ぷらうどん」1200円の天ぷらだけを先にもらう。天種は海老、長芋、カボチャ、人参、ししとうだ。


こちらはうどんだけでなく、天ぷらもウマいので、ついつい酒を注文してしまう。
しばらく飲み食いしたのち、店主に声をかけ、新年初うどんを用意していただく。
かけうどんが正月仕様で、紅白の人参、かまぼこ、ナルト、さらにお餅が加わっている。私もさっきの海老天をプラス。


正月らしいおめでたく華やかな一杯となった。白石さん、どうもありがとう。

数日後、再び吉祥寺に来る用事があり、帰りには新年初の中華食堂へ。
訪問したのは『軼菁(いじん)飯店』。吉祥寺でサラリーマンをしていた頃、何度か利用したお店だ。
中国の方が経営しており、いわゆる「街中華」とは異なる雰囲気だが、料理の値段はお手頃。
昔よく食べた、「八宝菜定食」の単品900円で、「青島ビール」500円をグイっと飲み干す。


八宝菜は、シャキッと炒められた肉野菜や魚介と、塩ベースのタレが絶妙に絡む、昔から変わらぬ美味しさ。
一緒に注文した「キャベツ餃子」500円は、正直平凡なテイストだったが、


八宝菜の皿を傾け、集まった旨味たっぷりの塩タレに付けて食べたら、一気にウマくなる。


一般的な酢醤油ラー油や、最近流行の酢+コショウよりも、絶対におススメである。
軼菁飯店さんでは、他にもいろいろ食べたので、近日中にリポートしよう。 ※しました→こちらをクリック

別の日には、新年初食堂として、前回紹介した矢川『英福』に向かったところ、
「年明けは5日から」と聞いていたのに、入口に「10日から営業」の貼紙が! あまりのショックで撮影もブレる(←いつもだろ)。


普段は徒歩で向かうのに、豪勢にJRを利用したらコレだよ…初乗り運賃(136円)だけど。
矢川駅は利用すること自体初めてで、飲食店は英福さんしか入ったことがなく、
知っているのは南武線の車内から見かけた、駅向こう側の『肉の万世』矢川駅前店のみ。
なので予定を変更し、新年初の洋食屋さんとして、こちらに入店。

万世自体は、新宿のパーコーラーメン専門店(閉店)に入ったことはあるものの、矢川店は初訪問である。
店内はファミレスより落ち着いた雰囲気で、従業員の応対も丁寧。ただし、オーダーを間違えられた(苦笑)。
注文したのは、パコリタンこと「パーコーナポリタン」1265円の「大盛り」132円+「温泉卵」132円。
大好きなナポリタンにパーコー(豚バラ揚げ)が乗り、さらにライスとミニ豚汁も付いてくる。


熱い鉄板に乗ってくるナポリタンは、大盛とはいえそれほど多くない。


なお、最初に来た商品は私の注文と異なり、パーコーの大盛(ダブル)に並ナポリタンだったのだが、並はさらに少なかった。
ただし、店員さんから告げられた、「ライスのお替わり自由」は、嬉しい誤算である。
お米は富山産コシヒカリを使用しているそうで、炊き加減も抜群。
パーコーを乗せてガツガツ食べ進め、当然のように「ライスお替わりお願いします」。


豚汁も、お椀こそ小さめだが、野菜や豚肉などの具材は、たっぷり入っていた。
肝心のナポリタンは、パーコーと一緒に食べるのを想定しているのか、味付けは上品な薄口。
もっとも、味付けを濃くしてしまうと、私のような意地汚いヤツが、
「パーコーで2杯、さらにナポリをオカズにもう1杯」などと、ライスを食べまくる危険性があるからね(笑)。
途中で温玉ちゃんと混ぜて、ズルっと一気に啜った。洋食店なのに音を立てちゃダメか。


結局、洋食・レストランなのに、大衆食堂のように利用してしまった。万世さんゴメン。

数日後、今度は本当の大衆食堂を訪問。新年初の定食、食堂は、立川の『ふじみ食堂』。
新奥多摩街道沿いにあり、立川駅から徒歩だと30分くらいかかるが、店の前には駐車場もあり、
ドライバーや近隣住民たちの憩いの場として、長年愛されているお店のようだ。
愛想のいいおばちゃん店員に、「スタミナ丼セット」850円+生玉子50円をオーダー。


にんにく味orしょうが味が選べる「スタミナ丼」600円に、ミニラーメンが付く。ミニというかハーフくらいはある。


ラーメンは、やや縮れた中細麺で、ナルトや小松菜が入るクラシカルな東京醬油スタイル。
「ラーメン」単品が500円なので、ハーフは250円とすると、850円はちょうどいい価格だ。
にんにく味のスタ丼は、お店の和やかな雰囲気に反し、意外とワイルドな味付け


卵黄と混ぜればさらにメシが進むし、薄口ラーメンとのコンビネーションも良好。
ご飯が多すぎず肉と米とのバランスがよく、個人的にはチェーンのすた丼よりも気に入った。
立川市では貴重な個人経営の食堂として、ふじみ食堂さんには今後も通い、紹介したいのだが、
今日17日、BSの某番組に登場するそうなので、しばらくは混むだろうね。
※追記 後日、お店の記事を書きました

そしてつい先日、矢川『英福』を再訪。今度は営業していたのでひと安心。
飲み食いしたあとのシメとして、新年初カレーとして、「肉スタミナ焼きカレー」900円を注文。


前回食べた「焼肉チャーハン」と同系統のメニューだが、こちらの焼肉はニンニク風味なので、確かにスタミナがつきそう。

※別アングルからの撮影

カレーソースは業務用なのか、具材は見当たらなかったが、炒めた肉と玉ねぎが加わるので問題ナシ。
味噌汁まで残さずたいらげ「ごちそう様です」。満腹・酩酊に帰路の徒歩が重なり、帰宅後はバタンキューであった。
なお、前回宣言したとおり、ちゃんと焼酎ボトルも入れた。脇に写っているのはお通しのスパサラだ。


会計時、女将さんにキープ期間をたずねたところ、「しばらく大丈夫」とのこと。やはり、いいお店である。

最後の紹介は、昨年新設のカテゴリー・玉子唯一のお店、『祖仁』の新年初の厚焼玉子。
購入したのは、(小)400円を1本と、新発売の「ミニ」200円を2本購入。ミニは要するに小の半分サイズである。

※以前紹介した(小)

祖仁さんの厚焼玉子は、保存料などを使わずマジメに作っているため、消費期限が短い。
なので、「期限内では大はもちろん、小でも食べ切れない」という、高齢のお客さん向けに発売したそうだ。
私は切り分けたりせず、画像のように包みのまま片手に持ち、「うまい棒」を食べるかのようにパクついた。


「片手で食べられるオシャレな食べ物」を思い浮かべてみたのだが、うまい棒しか浮かばない自分が悲しい。

年明けから、地元立川だけでなく、多摩地区から都内まで、いろんな場所に足を運んできた。
今年も、いろんなお店を訪問し、いろんなモノを飲み食いし、いい思い出を作りたいものである。
飲食店の皆さん、今年もよろしくお願いします!
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安心安泰な食事処・酒処 矢川『英福』

2023年01月05日 | 定食、食堂
前回、最後の方で少しだけ触れた、JR矢川駅近くの『英福』さんを、改めて紹介。
前回掲載した点灯式置き看板には、「食事処 酒処 英福」と記されていたが、
別の場所に掲示してある、渋い木製看板にも「お食事 酒処 英福」と書かれている。


メインは中華だが、中華以外のおつまみや定食もあり、「お食事」の表記からも、カテゴリーは「定食・食堂」にした。
個人的には、酒処の二文字が嬉しい。飲み客を嫌がる食堂もあるからね。
ここで、卓上のメニュー画像を掲載。こちらは【定食・ご飯・麺】。


右下の<あさひなぐ>は、女性アイドルグループが出演した同名の映画で、こちらのお店がロケで使用されたとのこと。
作品中で彼女たちが食べた、「特製タンメン」を目当てに、遠くから訪れるファンもいるらしい。
裏面には【おつまみ・ドリンク】。一般的な食堂より、明らかに品揃えがいい。


この他にも日替わり商品や、おツマミが記されたホワイトボードもあり、とにかくメニュー豊富である。

初訪問時は瓶ビール、餃子、チャーシューエッグ、さらにビールとウーロンハイを追加し、シメのお食事…と、
ここまでは前回参照で、以降が<前回からのつづき>となる。
シメはベーシックな「ラーメン」600円だけでもよかったが、この日の日替わりセットは「ラーメン+半チャーハン」。
通常だと1000円なのが、サービス価格で750円とお得だったので、こちらを選ばせてもらった。
数分後、日替わりセットが到着。ラーメンは、「昔ながらの」という表現が似合う醤油ラーメン。


創業時は自家製だったらしい麺は、現在もそうなのかは不明だが、やや縮れた舌触りのいいタイプ。


チャーシュー、メンマ、ネギ、ノリにワカメ、そして私の好きなナルトが入る、伝統の東京醬油スタイルだ。
量的には確かにハーフサイズの半チャーハンは、紅生姜以外は、いかにも正統派のビジュアル。


一見してわかるように、パラパラではなくしっとりとした仕上がり。
チャーシュー、玉子、ナルト、ネギと奇をてらわぬ具材で、味付けはそれほど濃くない。


胡椒を振りかけ、紅生姜と一緒にレンゲですくい、満腹中枢が反応する前に、一気にたいらげた。
どの料理も美味しく、自宅から徒歩30分弱という近距離(?)ながら、今まで訪問しなかったのが悔やまれる良店であった。
メニュー豊富で味ヨシ価格ヨシ、そしてお酒も飲める英福さんだが、特に気に入ったのが、今回タイトルの「安心安泰」だ。

年末にここで語ったように、年に一度の競輪グランプリを33回経験している私は、当然ながらもう若くない
このブログにもたびたび登場する、私が愛してやまない個人経営=家族経営の飲食店で働くご夫妻を、
私は親しみと敬意をこめて、おじちゃんおばちゃん、あるいはお父さんお母さんと呼んでいるが、
おっさんの私がおじちゃんorお父さんと呼ぶのだから、実は皆さん、かなりご高齢である。
「あと何年できるかな…」とつぶやく店主もいるが、年齢的にもそれは本音だと思う。
失礼を承知で書くが、「今のうちに通っておかねば」と決意しているお店も、いくつかある。
前回報じた『双葉食堂』も、そのうちの一軒であった。覚悟していたとはいえ、急な閉店はショックだった。
近年、仲の良い友人に「オレが死ぬまで死なないでくれ」と懇願している私だが、好きな飲食店にも、同じ感情を抱いている。

英福さんは木製看板によると、創業が昭和46(1971)年。
代替わりしたようで、働いているご夫婦は、私より若いと思われる。もうそれだけで、なんだか安心させられる。
初訪問時は、先代らしき方がいて、空いた食器を下げたり、常連客と挨拶していた。
常連さんが退店したあとは、客席に座り店内を隅々まで凝視。目力が強かったので、つい視線をそらしてしまった(笑)。
それに気付いたワケではないだろうが、厨房の旦那さんが出てきて、「父さんは休んでてくれ」とでも告げたのか、
先代は厨房の奥に引っ込んでしまった。するとその直後、先代のおじいちゃんに代わり、
お孫さん、というかご夫妻の娘さんらしき女の子が、奥から出てきて、ホール係としてお手伝い。
二代目が若く、三代目候補(?)までいるとは、英福さんはしばらく、安心安泰であろう

生涯通えそうなお店の「全商品制覇」を目標に掲げ、その後も何度か訪問している。
2度目は、「タンメン」730円と+400円で付けられる「ミニ肉スタミナ焼丼」。お新香と小鉢も付いてくるのが嬉しい。


タンメンは、油分多めの濃厚スープに、たっぷりの炒め野菜が入る。先述した縮れ麺とも好相性だ。


ミニ肉スタミナ焼丼は、ミニではなくハーフサイズ。レギュラーサイズには生玉子が付くので、いつか食べてみたい。


どちらも濃いめの味付けで、お新香や小鉢もあるため、仕事の都合で控えた酒を、やっぱり追加しようか悩んだよ。

3度目は飲むために訪問。「ホッピー(白)」430円を注文したら、最初から焼酎と合わせた状態で登場。


毎回異なるお通し、この日の「里芋とイカの煮っ転がし」は、味が浸みていて抜群にウマかった。
あと、書き忘れていたけど、おしぼりが出てくるのも、手や卓上を汚しがちな私(←子供か)にはありがたい。
おツマミには「豚バラネギ辛炒め定食」880円の単品。ホッピーやビールに合う料理だ。


この日座ったカウンター席の目の前には、写真の「ニンニクフレーク」が置いてあったので、喜んで使わせていただく。


ニンニクは、設置していない席もあるのでご注意を。まあ、移動して取りに行けばいいのだが。


シメには、レギュラーメニューにはない、日替わり商品の「もつ煮込み定食」800円を注文。


メインのもつ煮に、ご飯と味噌汁、お新香、小鉢は厚揚げに納豆。ご飯は大盛(無料)にしてもらった。


野菜も多く具だくさんのもつ煮だが、汁自体はドロドロとしておらず、ご飯に合うタイプ。
さっきの豚バラネギ辛炒めも残っていたし、大盛のご飯もすぐに食べ終えてしまった。
まだおかずも残っているし、ここでホッピー(3杯目)に戻ってもよかったが、
お米が美味しかったので、ご飯の追加を選択。並盛なので、さっきの大盛より少なめである。


苦手な納豆だけ残し、あとはしっかり食べ切り、お会計。ここで定食屋さんで飲むときの最大のテーマ、
定食のおかず単品はいくらなのか問題が立ちはだかる!
こちらのメニューには単品価格、たとえば「おかずのみは100円引き」などの記載はない。
果たして、豚バラネギ辛炒め定食880円の単品価格は、お店を出てから暗算した結果…880円?
そうか、もつ煮定食でご飯をお替わりしたから、単品+ご飯で定食扱いになったのか。
イヤ、それでは味噌汁や小鉢が足りない。なので単品価格、そしてご飯の価格(こちらも記載なし)は不明のまま。
その大いなる謎を解くため、昨年末に英福さんへ4度目の訪問を果たした。
さっきから「最大のテーマ」とか「大いなる謎」などと書いているが、実際は数百円前後のみみっちいハナシである。

ドリンクは瓶ビール、続いてウーロンハイ。そしておツマミは、やはり日替わりだった豚角煮定食800円の単品をチョイス。


柔らかく煮込まれた豚角煮と大根、そしてハードボイルド玉子ちゃん。間違いのない組み合わせである。


前回の煮込みもだが、非中華メニューも美味しいのが、英福さんの魅力である。
そしてこの日も、娘さんがお手伝いしていたのだが、初回の子は妹さんで、今回はお姉さんのようだ。
働き盛りの元気なご夫婦に、看板娘もふたりいて、英福さんの未来は明るそうだ。
この日のシメは、初回の半チャーハンが気に入ったので、「焼肉チャーハン」800円。
以前、同じ国立市の『餃子王』で、ラーメンの具材の焼肉をチャーハンに乗せたことがあったが、それを具現化した商品である。
あらかじめ湯通しされた豚肉を、特製ダレでさっと炒め、チャーハンに乗せて完成。


横アングルがこちら。なかなかの迫力である。元のチャーハンの味付けが過剰ではないため、焼肉の甘辛いタレがマッチする。


醤油味のスープと一緒にガツガツとたいらげ、肉の脂とチャーハンの油で口の周囲をギラギラにして「ごちそうさまです」。
お会計の結果、豚角煮定食800円の単品は…600円! 単品は200円引き、ご飯は200円と理解していいのかな。
会計時、常連さんたちが入れている眞露のボトルの価格を聞き、「次回入れます」と告げてから退散。
眞露のボトルは2500円。年明け初訪問時に必ず入れよう。生涯で何本入れられるか楽しみだ



英福
東京都国立市富士見台4-12-10
JR矢川駅から徒歩約2分半、立川駅からも28分くらい
営業時間 11時~14時半、17時~22時半(夜のラストオーダーは1時間前)
定休日 日曜、年末年始 今年は本日5日から営業開始
※テイクアウト用のチラシでは「ラーメン食堂 英福」名義
※追記 5日からと聞いたのですが、10日からでした。行った人がいたらゴメンなさい
コメント (2)
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