7月15日は「海(うみ)の日」です。
万葉集には、海(うみ)を詠んだ歌があります。
今日は、自然を詠んだ 海(うみ) の歌です。
万葉集から、「伊勢の海(うみ)」を詠んだ歌を紹介します。
万葉集/巻3-0306 作者/安貴王(あきのおおきみ)
伊勢の海の 沖つ白波(しらなみ) 花にもが
包みて妹(いも)が 家(いえ)づとにせむ
【意味】伊勢の海の沖の白波 花であってほしいなあ
包んで家に持って帰って 妻へのみやげに渡したい
※「花にもが」花であってほしい。〈もが〉願望。
※「家づと」家へのみやげもの。
万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。
※写真は、伊勢志摩の海/無料(フリー)写真素材を使用
「海の日」の由来は、海の日が国民の祝日と定められる前にあった「海の日記念日」がルーツです。 「海の日記念日」は、1876年に行われた東北地方巡幸(じゅんこう)のおり、明治天皇が軍艦ではなく燈台巡視船「明治丸」に乗船し、7月20日に無事到着したことに由来します。
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