その日は太平の「コクミンショクドウ」での、ラーメンランチ。
このお店には、移転改名前の5年以上前に、一度訪れたことがあった。
11時40分に入店。
お店の推奨は「しょうゆ系」のようだったが、私の気分は「味噌が喰いたい!」だったため、あえて「味噌らーめん」(750円)を選択。
11時47分、それはリーズナブルな待ち時間で、供された。
糸唐辛子が、健気に生えてきた毛髪のようで、お茶目である。
前回食した「潮味」の麺とは異なり、この「味噌らーめん」の麺は、サッポロラーメンの王道を行く、中太ちぢれ麺!
そのピッチピチな弾力性に加え、黄色味も鮮やかな、きわめて私好みの麺である。
まろやかでモルトの味わいの、イエローな味噌スープ。山椒系の香辛料は、そこにかほりと刺激をでしゃばらずに添える。
口中でいつまでも尾を引く「んまさ」が、私を恍惚の人にする。
「太く・大きく・柔らかい」メンマ。
そのもっちりとした食感は、素晴らしい、お昼のプレゼント。
ずっしりとしたモモチャーシューも、大きさ・食感ともに、お肉のありがたさを、再認識させてくれた。
「やっぱり、肉が好きっ!」と、心の中で私は雄叫びをあげた。
11時56分。もちろん、完食。
それにしても、札幌市北区太平地区のラーメンは、レヴェルが高い。
「麺やけせらせら」「麺武はちまき屋」、そしてこの「コクミンショクドウ」。
札幌市内で住むなら、太平地区が一番かも・・・と、あらためて思う、そんな昼下がりであった。