9月7日に開催された「小樽クラシックカー博覧会」の見聞録。
今夜は、「輸入車編」をお届けします。
まずは、ポルシェ911。
そのリアには、空冷フラットシックスエンジンが、収まっている。
そして、ポルシェ博士が設計したという、初代ビートル。
空冷フラットフォーは、もちろん、リアに収まる。
真っ赤なカブリオレが、これまた、魅力的!
そのホイールには、ポルシェのエンブレムが、光る。
お次は、BMW。初代6シリーズは、いまなお美しいクーペ。
余談だが、故・坂口良子さんは、かつてワインレッドのこのクルマに乗っていたのだ。
そしてM6。ストレートシックスに輝く、「BMW M Power」の刻印。
アルピナB9-3.5は、ジェントルに硬派な、セダン。
フィアットからは、2代目500(チンクェチェント)。
この角度から見ると、2代目ムルティプラ(前期型)との血縁を、強く感じる。
1眼メーターの意匠は、現在の3代目500のそれと、相通じるデザイン。
フィアットは、歴史を重んじるメーカーなのだ。
イタリアの、優雅で獰猛な華、フェラーリ。
奥がテスタロッサで、手前が412。
2+2クーペの412には、日産の初代シルビアに相通じる、エレガンスがある。
アルファSZ。短いが、存在感のあるクーペである。
フランスの唯我独尊、シトローエンGS。
背の低い「空冷・水平対向エンジン」を活かし、スペアタイヤはエンジンルームに積む。
緑色の球「スフェア」には、ハイドロニューマチックの生命線である「緑色のオイルと窒素ガス」が封入されている。
その、脚の、伸びること、伸びること!
まさに、宇宙船というか、SFの世界観を持つ、DS21。
そのデザインは、まさしく、ロココ調!
遠くを見つめる双眼鏡のようなまなざしの、トライアンフTR4A。
まさに、英国紳士のダンディズム、ベントレー。
ヘッドライトワイパーが、どことなく、三木のり平氏を連想させる。
質実剛健で四角四面な、かつてのボルボ。244GLE。
オーストリアからは、この珍車が、今年も参戦。
シュタイア・ダイムラー・プフ・ハフリンガー700APである。
643ccの空冷フラットツーをリアに積み、四輪を駆動する、硬派クロスカントリートラックなのだ。
そして、アメリカ車たち。
まずは、アイ・ラヴ・初代マスタング。
このポンティアック・トランザムの、操縦桿のようなステアリングは、オリジナルなのだろうか・・・?
シボレー・コルベット(3代目)の私的イメージは、マッハGoGoGo!
まさに、未来が、そこにある。DMCデロリアン。
アナログメーターで3ペダルMTという、そのミスマッチ感が、意外性のクルマである。
2ドアのジープをコマーシャルカーに使うなんて、なんて粋なんだろう!
小樽クラシックカー博覧会。今年も、目の保養になり、実に面白かった。
明日以降は、その「番外編」を、お届けいたします。