本日スーパーに行ったところ、刺身用の「生うに折」が、私の目に留まった。普段スーパーで見かけるウニとは、明らかに違う輝きを、そのウニは放っていた。熱い協議の結果、今日の夜食として、このウニを購入する法案が可決された。
なんでもこのウニは「利尻・礼文産」とのこと。晩のおかずとして995円とは、購入するには一瞬ためらってしまう価格ではある。だが、なんてったって「利尻・礼文産」なのだ。積丹で、2500円くらい出してうに丼を喰うことよりも、ひょっとしたらこのボリュームで995円は、むしろリーズナブルかもしれないじゃないか!と、私は主張したのだ。
そして、3日連続の豪華晩餐が幕を開けた。見てのとおり、良質な昆布をたらふく喰って成長したと思われるこのウニは、まろやかでとろけるような甘さで、実に美味だった。一般にスーパーで買うウニは、ブリーチくさいと言うか漂白剤っぽい味でいただけないことが多かったりするのだが、このウニは、一昨年の8月に羽幌町で購入したウニに、勝るとも劣らない素晴らしいお味だった。私の選球眼は正しかった。プリンに醤油をかけても、絶対にこのウニには勝てないだろう。ホント、ウマかった。涙がちょちょぎれる。