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「永遠」、、、、うーーーん、感じるだけじゃあものたりん(笑。


ヴェルレーヌとつきあってたころのランボーの詩は、
たしかにその前とも後とも違っていて

おそらく、ヴェルレーヌみたいに
「歌」みたいな詩を作っていたのじゃないかと思う。

で、この詩よ、「永遠」
謎がふたつくらいある。

ひとつは、
太陽とともにとけた海という部分。

ここ、日没みたいに思うでしょ。
でも、いや、ちょっ待ってw

「太陽が海にとける」なら日没だけど、
ここ、主語は「海」だから。

昨日考えたのは、
海が太陽にとけるような視点の移動が可能なのか、ということ。

地球を地球外のある地点からみて、
海が太陽にとけるような視点というは想定可能なのか?

ふーむ。
地球のあちらがわに太陽があるとして、

回転していくことで
太陽にとけるようにみえるかな?

ないね。
地球外視点説はボツw

では、ひねくれもののランボーが
逆にいってみたかった説というのはどうだろう。

こっちの方がありそう。
なぜなら、

それがふたつ目の謎と関係している。
それは、Quoi? l'eternite.のところ。

この「何? 永遠」という部分。
ここさ、会話じゃないの、

ランボーとヴェルレーヌの会話が
そのまま残されているんじゃないかな。

宿のホテルからランボーが窓の向こうの残照を見ながらいうわけよ。
「また、みつかった(Elle est retrouvee!)」(ランボー)

「なんのことだい?(Quoi?)」(ヴェルレーヌ)
「なんてことない、永遠さ(l'eternite)。太陽に消えた海さ(C'est la mer melee au soleil.)」(ランボー)

「エレ・ルトゥルベ、レテネニテ、、、、
過去分詞と名詞の韻か、ふむ、悪くない韻じゃな。」(ヴェルレーヌ)

「歌うってこんな感じか、おっさん」(ランボー)
明日のジョーと丹下のおっさんみたいだけど、こんな感じw

だから、
最終節で繰り返したときには、謎解きして

-Quoi? -L'eternite.
と、ダッシュをひいて、会話だと教えたわけさ。

と、こんなことを考えたのも、
「錯乱1」が長すぎるから。

あそこは、ヴェルレーヌの弁護だよね。
一番最後に足したんじゃないかな。

「錯乱」は2だけで成立させた方が、
ランボーのテンポにあうよね。

「錯乱1」、いらないよね。
でも書いたってことは、

ヴェルレーヌへの惜別だからだよね。
で、そのあとに、

二人の会話がこっそり書かれているのさ。
耳あるやつは聞け、って感じで。

「隠された手紙」みたいに
こうやって赤裸々に隠しているのが、

ポーの流れをくんだ詩人たちの技術かねえ。
オレも40年ぐらい、

気づかずに
素通りしてしまったもんねえ(笑。



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