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曲解説リプライズ(デフレ男)

■「よっしゃ、次!」がドリフの全員集合を彷彿とさせますが。

見てた、全員集合。
オレさ、あのコントにでてくるときの

布施明が好きでさ。
ぶあつい眼鏡かけてて、なにかあると

「じゃあ、帰ります」って引き取められるための
ひじをだして帰る素振りをするところね。

キャンディーズの跳び箱よりも好きだったね、
いまも好きだけど、布施明。


■自分に親切にしてますか。

うん、してる。
するようになった。

自分も他人のうちの一人だよ、
だから親切にしてあげていいんだよ。

そしたら、
オレの大学時代のバンド仲間で

地元で工務店しているのがいるんだけど、
そいつのHPの合い言葉が"親切"なんだよ。

なんだかなー、
この世はなにか関係の網で

編まれた刺繍だという気がするんだよ、
こんなとき。


■「大学出たけど、プー」は実話ですか。


実は、実話です。
あのね、オレ、高度経済成長時代に育っているわけよ。

会社を選ばなければ、就職できたのよ。
でもね、マスコミ以外行きたくなかったのよ。

マガジンハウスの三次面接あたりで
「きみ、フランス語できれば、エルで採るよ」っていってくれたのに

「すみません、あんまり勉強してないもので」って
遠慮しちゃったのよ、いま考えれば

卒業までの間に勉強すればいいだけの話じゃん。
結局、オレねえ、世間から離れたかったんだと思うよ。

だって、
生きる意味っていうのが分からないまま

働きたくなかったんだよなあ。
そういうオレをみんなは「甘いっ!!」っていうんだけどさ、

しょーがないじゃん。
それがなくちゃあ、おれじゃないんだもん。

ポニーキャニオンの最終面接でも
「ほんとはミュージシャンになりたいんですけど」なんて

未練がましいこと言ってたもんな。
でもね、

自分にとってのほんとのことを考えてきたから
オレは詩人になったんだし、

歌を歌うようになったんだと思う。
オレは分からなかったんだよ、

働くことと生きることの相関関係が。
それはお互いに相手の身を削るようなものに思えていたんだな。

だから、オレにはどこかで、働くということが、
だれかのためになっているという感覚が必要だったんだ。

で、オレはね、結局お金でしょ(爆爆)と思ったの。
自分が世間の中で窮屈な思いをしなくちゃいけないことと、

しなくてもいいことの違いって、結局、お金でしょと思ったの。
だったら、窮屈じゃない方で生きて、お金の分は

つつましやかな生活で生きようと思ったのよ。
それがなぜか、つつましやか=びんぼーと等式になってしまったのは、

オレが頻繁に転職したからだよーん。
いまは落ち着いたけど。

いやあ、人間、落ち着くもんだ(笑)。
そうか、みんなこうやって生活してのかーと実感したよ。

オレ、生きるのは好きだけど、生活は好きじゃなかったんだな。
でも、いまは両方とも好きだよ、気付くの遅いけど(爆)。


■じゃあ、インフレな男ってどんな人ですか。


そうねえ、やっぱりやり手で、バリバリで、
アゲアゲな人ってことになるんじゃないのかなあ。

ま、すぐ頭に浮かぶのはこの人だな。
オレの、サークルの一年上の先輩なんだけど、

行くところ、可ならざるはなし、みたいな人なんだよ。
まず、就職先がすごかった。

天下の難関、集英社だもん。
集英社で明星の歌本作ってたかと思うと、

つぎはレコード会社に転身。
ディレクターになったかと思うと、

ヒット連発。
かと思うと、フリーになって

会社作って、
新人発掘からプロデュースまでこなすっていう、

業界人の鑑みたいな人ね。
いまも新人,デビューさせてるよぉ。

  
■ロックンロールしてますねえ。


ねえ。
打ち込みのはずなのに、なぜかオレには

このドラムが神林さんのドラミングに聞こえるんだよ。
神林さんっていうのは、おれの先輩で

ファーストアルバムでドラムを叩いてくれている方ね。
この人のドラムは、スピリチュアルなんだよ。

音のひとつひとつが、ロック衝動を伝えてくるんだよ。
キックの一発一発、スネアの一発一発が震える。

ああ、はやく仙台支社長を終わって
関東に戻ってきてくれないかなあ。


■デフレって続くんですか。


長谷川慶太郎さんによれば、
戦争を起こせないので

経済はデフレになるより
しょうがないということらしいねえ。

人類って、世界大戦を二度も起こしているけど、
経済先進国が起こすんだよね、

貧困国ではなく。
つまりさあ、

人間は想像の世界を現実化する生き物だから、
貧困がすでに現実化している国では、びんぼーはもう怖くないんだよね。

ところが、裕福なのに心が豊かになってない人々は
びんぼーを恐怖するから、実際より数倍怖いものに思える。

自分がびんぼーになるよりは、
すでにびんぼーな国にしわ寄せをしようとして、

戦争をするわけだ。だから、
平和を維持したければ、

経済に心を左右されない
高い意識で平凡な生活を生きていく心構えが必要だということだね。

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似顔絵

わが詩友のご家族が
「うしっ!」を家族で鑑賞してくれて、

息子さまがジャケットの
似顔絵を描いてきてくれました。

おおーっ、
ありがとーっ。

似てる!というか、
実物よりカッコいいっ!

気に入った!
オレもこうなる(笑)!

おじさんもきみのパパも
そう見えないと思うけど、

いちおー、
かんばっているからねえー(笑)。

ありがと、
ありがと。
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曲解説リプライズ(ゴール)

■このアルバムでは、女性のでてくる歌が増えてますね。

それだけ、オレも円くなってなってきたってことよ(笑)。
大きな外殻が割れたので、

これからはもっと
思いがけないような歌がでてくるかもね。

その多様性を制御しないことがいいんじゃないかと
最近、思っててさ。

以前はあんまり自分らしくないものは
自己規制して発表しなかったんだけど。

そうしなくてもいいんじゃないか、
出てきたものは肯定していいんじゃないか、

自己規制して自分を狭めているんじゃないかって、
そんな気がしたんだね。

だから、もう今はでてくるものは
なーんでもウエルカムだよっ(笑)。

思いついたものは大事にして、
ゲストだと思って捨てないんだよね。

いつかどこかで使えるでしょ、
要は使い道なんだよな。

そういう、「もったいない」スピリットが息づいてるよ、
これ、エコじゃないか(笑)。

■「世界のはじっこ」ってどこですか。

にしおぎ、ね。
西荻窪。

西友から出て、線路に沿って、吉祥寺方面に
くだりはじめたあたり。

あそこがおれにとっての
世界のはじっこ。

甘くて、すっぱくて
かけがえのない場所。

■結婚についてどう思いますか。

結婚は愛のゆりかごでありエゴの墓場だね。
オレね、前作で「ソウルエンジン」っていう

夫婦道の歌を歌ったでしょ、
あのときにはまだ、ね、

夫婦に対する認識が浅かったね。
あのときにはまだ、

お互いに違う人間である二人が
ひとつ屋根の下に住むことの不幸を

乗り越え切れていなかったね、いま思えば。
結婚というのは、

育てていくものなんだよね、
植物みたいに。

あ、ごめん、
比喩で美しく語ってしまったが、

実はオレは
植物のことはあんまり知らん(笑)。

知らないけど、そういうものなんだよ。
育てるものなんだよ。

結婚したってことだけでは、
それはまだ種なんだよね。

それには、さ、
時間がかかるんだよ。

二人の関係をチューニングしなくちゃいけないからさ。
それには、

ただ譲り合うとか、どちらかが折れるとかっていう解決方法では
まだ足りない部分があるんだな。

その足りないものっていうのは、
理解なんだ。

相手を理解すること。
こうすれば、この人はこう考えてこういう気持ちになるだろうというのを

理解すること。
シミュレーションみたいだけどな(笑)。

そうすると、もう他人だっていう気がしなくなるよ。
自分の一部だよ。

だから、自分を好きであるということも
また大事なことだね、結婚では。

もう自分の一部だっていう気持ちになったなら、
それがたぶん結婚だ。

オレは、
15年から20年くらいかかってそうなったかな。

「ソウルエンジン」はまだ10年を過ぎたあたりだったからね。
こうみてくると、

年を経るというのも
まったく悪いことだけではないっていう気がしてくるね。

時間を肯定できるようになったことも、
おおきかったけどね。

ま、それは
またべつのときに話そう。

■ちょっと雰囲気がこれまでの曲と違いますね、

お、気付いた。
やるねえ(笑)。

これね、アレンジが、また別の方なんだよね。
といっても、サークルの先輩の某青山巨匠なんだけど。

と、思ったら間違っていて、
実は光畑師匠だったらしい。

ちょっと、
伊達男風の小粋な感じがするね。

アコギ弾く人が、
ソフト帽かぶって

イタリアの靴を履いている人が弾いてそうな気がするね。
むかしの小坂忠さんみたいな人。


■あなたにとって人生のゴールとは。

人生は長いね、こんなに長いとは思わなかった。
想定外だ(笑)。

こんなに長いのなら、最初から
ペースメーカーに一緒に走ってもらうんだった。

オレ、明らかにオーバーペースだったよ。
でもね、オーバーペースがマイペースさ、オレの場合。

くたくたに疲れて、もう走りたくねーよって思いながら
走っているうちに、だんだん分かってきた。

ミヤケン(宮沢賢治)は最初から、
燃え尽きて途中でやめようと思って、

自分のことを
デクノボーっていってるだろ。

オレは、ここまで長生きしたから
もう、ずうっっっっっと生きることにしたのね。

夭逝しないのなら、もうやるよ、オレは腰据えて。
で、目指すのは、賢者ね(爆)。

オレはもう、人生の難問を解ききるつもりだからね。
「死」を、

「死体はあるが、死はない。
しかして、オレにとっての死とは青空へ揮発すること」と解いたあたりから、

オレが目指しているものは賢者。
そしていまの課題は、

なんと、お金(大爆)。
これもまた大きな問いだった。

だが、それも解けつつある。
世界は無限に豊饒であるという確信だ。

そして人を救うのは議論ではなく行動だ。
貧乏な人には金、悲しい人には心だ。

それはどこにどれだけあるのかな。
もちろん、世界に無限に豊饒にあるのだ、と答えよう。

いまはまだ小さくても、
オレはそこへ向かう(凛々しいっ)。

■好きになるって、くっつけあうものなんですか(笑)。

うん。
ぺたん、ぺたんって、

くっつけあうんだよ、
観光地においてあるご当地ハンコみたいにさ。

■ついでに、夫婦道(めおとみち)の神髄は何ですか(笑)。

夫婦はお互いを理解して、
仲が良いことがその結果だが、

そのために大事なことは、相手を変えようとしないことだよ(爆)。

相手を変えようとするときには、
相手の欠点を見ているのね。

自分にも欠点がある人間が、
自分のことを棚にあげて

他人の欠点に言及しようとすると、
必ずそこにはヒビがはいるようになってんの。

そのヒビが、
せっかく二人が同じ場所に立っていることを、

離ればなれにしてしまうんだよぉ。
ああ、この人とは分かり合えないと思ったら、

もちろん、分かり合えない。
だが、結婚とは分かり合うためにしているんだよ(笑)。

相性がいいからしているのではなくて、ね。
それに、自分の想い通りになるからしているのでもないよ。

結婚とは
そういう効率を求めてするものじゃないから(笑)。

わざわざ自分に合わないものを
修行として呼び寄せる必要もないけどさ。

愛のあるところに理解を育てること、
それが結婚なのよ。

そのためには、
相手を変えようとしないことが大切なんだな。

変えなければならないのなら、
自分を変えるんだよ。

変わった自分に気付くほどの人を
自分は見つけて結婚しているのだという

そういう自信のもとにそれを行えば、
相手は結果として変わってくれるんだ。

ほんとだよ、
嘘いわないから(笑)。

議論をしても変わらない。
傷つけても変わらない。

じっくりとともに生きて変わるうちに、
変わっていって、そしてふっくらと仲のよい夫婦ができあがる。

なんか、
ごはんみたいだね(笑)。
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曲解説リプライズ(愛のおむすび)

■おむすびは愛でできているのですか。

おにぎりとおむすびね、どう違うんだろ。
おにぎりっていうのはさ、なんていうか

活力をだすための、
どちらかっていうとカンフルみたいな気がするね。

おむすびっていうのはさ、
きっと食べる前にそれを眺めてしまうんだよ。

眺めてね、なんかしみじみするんだよ、
しみじみして、なんか思い出すんだよ。

自分が小さかったときのことをね。
自分が大事にされていたときのことや、

自分を大事にしていたときのことをね。
だからおむすびがもし愛だとするなら、

冷えて固まってしまったものをとかしてくれる
あたたかいものかもしれないね。

■副題が~森のイスキアに寄せて~となってますね。

うん。
これはね、

映画「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第二番」を観て、
つくった曲なんだよ。

もともとは、ダライ・ラマ様を目的に観に行ったんだけど、
映画のなかで漬物石を交換しているおばあさんのことが忘れられなくてさ(笑)。

なぜこの人は、こんなにも心をこめて
にぎりめしをつくっているのか。

なぜこの人は、
ダライ・ラマ様よりも聖人のように見えるのか。

なぜ、なぜ、それは
にぎりめしでなくてはならないのか。

わからん(笑)。
わからんけど、

この人が、
自分ではないものを救おうとしていることは分かる。

き、きみは
鞍馬天狗かっっっっっっっっ(絶叫)。

すみません、
取り乱してしまいました。

鞍馬天狗のところは、
菩薩とでも書き換えておいてください、パタパタ。

で、オレは、この人の歌を作りたくなって
しまったんだよぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ。

すみません、また取り乱してしまいました。
作りたいのところを、インスパイアされたと書き直してください。

あの映画の中でみんなが
「いただきまーす」と食べる場面が美しかったよ。

初女さんは、青森県にある明の星高校のPTA会長さんだそうで。
そこの卒業生と話す機会があったので、

どんな方って聞いたら、
眠いので話聞いてなかった、とかっていってるし。

聞けっっっっっ。
学べっっっっっ。

その方は、地味だが(笑)
偉大な人であるぞっっっ。

■自分でおむすびを握れますか。

失礼な!
もちろんだよ(笑)。

もちろんできるけど、
易しくないね、むしろ難しいね。

なにが難しいかって、
カタチね。

イデアのように美しく三角形なんて
ならないからね。

丸っこくて、しかも、幅が均等でない仕上がりになるよ。
なんでだろうねえ、

引力かねえ。
不自由だねえ、地球は。

ああ、
「きぼう」のなかで

おむすびにぎりてぇ。
きっと、銀河味するぜ(笑)。

■神さまは、おむすびを作っているお弁当屋さんみたいなものですか。

うん。
お弁当屋さんだけじゃないよ、

その米を炊くボイラーマンも兼ねてる。
神様は、働き者だね。

■女性コーラスが入ってますね。

それはね、職場の同僚。
以前一緒にカラオケにいったときに、

椎名林檎歌ってるのを聞いて、
センス・声質オッケーと思ったので、

一度ライブで歌ってもらったら、
すげー気持ちよくてさ。

なんか似てんのよ、声が。
たぶん、あごが似てるんだと思うんだけど(爆)。

うちの親戚みたいな声してる。
じつは、学芸大の書道科を出た

バリバリの芸術家の卵です。
なんつーか、

女性なのに、
酒仙みたいな字を書く方です。

たぶん、
前世はそこいらだと思う。

■途中にコントが入ってますね。

まさか、そんなことしていいなんてね。
これは光畑師匠の発案です。

なんかコント入れましょうよっていうメールがきて、さ。
そこには、

ピクニックにでかけた夫婦が、
いざ食事をしようとすると

おむすびなくてびっくりーってな
例が挙げてあったのよ。

なーるほど。
コントを考えてみなさいという

おむすび星からの指令なんだなーと思って、
考えてみたんだよ。

そしたら、
心をこめる媒介であるはずのおむすびを、

ただ簡便であるからという理由だけでつくっている
若妻の姿が浮かんだわけよ。

当然、旦那はもっていきたくない。
そりゃ、そうだよね。

心のこもっていないおむすびなんて
心のこもっている吸血鬼よりも嫌悪するよね、ふつう。

だから、旦那は
おむすびを忘れていきたい。

それなのに、
愛妻は好意でそれを防ごうとするという設定が浮かんだわけです。

妻「あなた、またお弁当忘れてたわよ。はい、これ、うふ」
夫「あぁ、わりぃわりぃ。ところで、今日のお弁当は・・・」
妻「おむすび、うふ」
夫「おかずは・・・」
妻「お・む・す・び、うふ」
夫「うふ」
妻「うふ」
二人「うふうふうふ」

歌詞カードに載せるのには、
ハートの白と黒とをサービスしといたけど(笑)。
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曲解説リプライズ(なでしこkiss)

■「なでしこkiss」では珍しく男女のことを歌っていますね。

うふふ、
CDの1曲目ね。

オレね、
オトコとオンナの物語っていうのは、書けないのよ。

なにしろ、オレ、
駆け引きも作戦もないからさあ。

押したり引いたり、
恫喝したり交渉したりなんていう、

自分に有利にことが運べばいいっていう
ビジネスみたいなことはできんわけですよ、もともと。

おまけに最近判明したことには、
なんと感情もないらしいからね(笑)、

ただご機嫌と不機嫌だけがあるらしいよ。
歌は心だっていうけどさ、

オレの心には、
あんまり感情ないの。

たいていご機嫌だから。
悩みもないしさ。

苦しみなんちゅーもんもないね。
だから、

歌に微妙な気持ちの揺れなんかも、
書けるはずがないんだよ。

じゃ、なに書いてるかっていうと、
恋愛の倫理なんだよね。

倫理、
エチカね。

人を好きになったからといって、
その相手の心の中まで

自分の部屋のようにずかずか入ったりしちゃ、
ダメだよね。

そこはさ、
親しき仲にも礼儀ありっていうもんでしょ。

で、そんなつつましやかな恋人たちっていうのを、
描いてみたかったっていう、

そういうことかもしれないねえ。
なんか、

にじむように伝わって行く恋心っていうのが、
でたかなあ、でなかったかなあ。

■アンジェリーナ・ジョリーのことはどう思いますか。

もちろん、大好きです。
あのふわふわしているくちびるだけでなく、

生き方がカッコいい。
チャリティ活動も活発に行ってるし。

養子を育ててるっていうのもすごいしね。
直接子育てをしない男性側が

理念的にそういう選択をして、
女性に迷惑をかけるっていうのはありそうなことだけど、

女性がそれを選択するっていうのがね、
すごいよ。

しかも、そのあと、
実子を産むんだよね。

できるかな、
そんなこと。

オレなんて、
子育てを一人分やっただけで、もう燃え尽きたからね。

こんなに大変なこと、
次の子供にはできないだろうから、

そうすると不公平になるだろうからって、
子供は一人でいいよって思ったくらいなのに。

彼女ときたら、
そういう弱気なこころなんておかまいなしに突っ走れちゃうんだよね。

すごいよ。
こんなにかわいくてカッコいいのって、

日本だとユーミンとかオノ・ヨーコさんレベルでしょ。
てことは、

彼女についていけるブラッド・ピットって、
ジョン・レノン級のすごいやつかもしれないなあと見直しているところ。

トゥームレーダーの彼女が好きなんだけど、
「Mr.&Mrs.Smith」もよかったね。

女性が変身して戦うのが好きなのかもしれないなあ。
「すべては愛のために」は観てないからね。

もしかして、
コスプレが好きなのかなあとも自分を疑ったけど、

よく考えてみたら時代劇もコスプレだからね。
日本人はもともとコスプレ好きなんだと思うよ。

■「なでしこkiss」はなでしこジャパンと関係がありますか。

あるよ、
あるある(笑)。

ちょうど、曲を作っているときに
女子サッカーが勝っているときだったような気がするなあ。

なでしこ、
いい言葉じゃないか。

もっと有効活用されるべきだと思っていたね。
でも、この曲は

ほんとうはこういう曲じゃなかったんだよ(爆)。
もともとはね、

「ポンジンロック」って曲を作っていたの。
よく日本語の歌で、

「きみのそばにいるよ」とか
「きみのよこがお」とかっていう定型的な表現がでてくるでしょ。

あれさあ、
男性側の女性描写なんだよね。

女性って、
そんなに情緒的な存在じゃないから(笑)。

そばにいてうれしいなんて思ってくれるのは、
高校生のカップルくらいまでじゃないの。

その年齢を越えると、
もっと実質的なことを望んでいると思うよ、女性は。

だからねえ、
分かってねよな、オトコはって思うわけよ。

分かってねえとなにがいけないかっていうと、
結婚後にその反動が来て

自分のつくった家庭から離反しようとするんだよね、
そこには恋がないから。

おっと、いかん、熱くなってきた(笑)、
冷静に、冷静にね。

でね、そんな歌を作っていたら、
そういう歌を作る自分に飽きてきたんだよね。

なに批判的になってんのよ(笑)、オレ、
はい、笑え、笑えってな具合に。

でさ、曲調を変えようとして、
ポンジンをまずなでしこに変えたね。

なでしこと来たら、
つぎは接吻でしょ。

それも触れているのかいないのかみたいな
ガラス越しのキスみたいなイメージね。

なにか隔たり感のある感じなんだよね、
なでしこのキスっていうのは。

それはきっと、
「迷子の子供が泣いているような」キスだと思うんだ。

で、なんで距離感があるんだろうって考えてみると、
こころが通じ合ってないからなんだよね。

なんで通じ合わないんだろう。
なぜかなあって考えてみたら、

それはだね、
女性が自分のなかには恋がないっていうことに

気付いているからなんだなって思ったんだよ。
自分の中に恋はないけど、

恋につきあわなくてはならないというこのジレンマね。
このジレンマをじゃあ、

男性の方からはどう見えるのかなあって思ってさ。
いや、本当はそんなに考えたわけじゃない(笑)。

言葉っていうのは、
集まってくれるからね。

でも、結局、「ポンジンロック」の方もボツにせずに、
そのまま完成させたりはしたんだけどね(爆)。

■カミカミのようですが(笑)。

バレバレだよねえ(笑)。
文明の利器の進歩のおかげで、

音程はあまり気にしなくていいという
奇跡の時代が訪れてくれたわけよ。

オレにとって
音程通りに歌うというのは、

臨書みたいな再現であって、
創造ではないという弁解があるわけよ。

自分の歌なのに、
よく音程やら歌詞やら間違えられるねと言われるけど、さ。

だから、この、
音程を操作できるマシンの登場には歓喜したよ。

ところが、ねえ、
一難去ってまた一難、

今度は実はリズム感が怪しいっていう
事態が発覚してしまったのよ(笑)。

たしかに若者は
平気でラップ歌えるものねえ。

おれのラップは
みんなを愛で包むくらいだからねえ。

あ、これ、
おやじギャグ(笑)?

■イントロがギターですね。

これは、
アレンジ全般を手がけてくれた光畑師匠の手になるものですね。

タメの効いたフレーズで、
なんか熱が伝わってくるよね。

オレが連想したのは、
桑名正博さん。

知ってるかな、桑名さん。
「セクシャル・バイオレット」の人ね。

オレが好きなのは、
「哀愁トゥナイト」の方だけどね。

速いやつが好きなんだよ。
アルバムで弾いていたのは是方さんね。

そういえば、光畑師匠も神戸近辺の出身だよ。
桑名さんね、元ファニカンね。

東のキャロル、
西のファニーカンパニーとかって売り出したんだよね。

一度、大晦日のロックフェスでみたら、
すげーーーーーーーカッコよかった。

■韻を踏むのは好きですか。

影踏みよりか楽しいよなあ、きっと。
オレも踏んでみてるよ。聞いてみてくれよ、

「かげろうジェスチャー 
 瞳のモイスチャー 
 
 どうでもいいっちゃーいいよな
 つなぎの話題にいちいちうなずきかえすきみと」

ほらな、踏めてるだろう。
カミカミだけどさ。(笑)

それにしても、こんなにみんな韻踏みだすなんてな。
日本語のラップなんて絶対広まらないと思ったけど、

長髪もフォークもヘビメタも消化してきたんだから、
やろうと思えばできたんだね。

輸入は要は、
やる気だね。
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こころをぬいで-7

■では、歌詞をどうぞ。


夜空には三日月 天の花の一輪挿し
君を待つ この浜辺
こころをぬいで 愛に着替えて
君を待つ この浜辺

 星の巡りの確かなように
 この世に一人の君

You are my way My sweet love way
君のいのちの中をくぐらせて
We are one way One sweet love way
まごこころこめて 君を抱こう
風が呼ぶ君の名 月が呼ぶ君の名

契りの夜の 空を飾る千の星
瞬いて 君招く
見えない糸で 星を紡ぐひとのように
君は知る 我が想い

 この世で伴(とも)に生きていくひと
 幼なじみの君

You are my love My love and love
君の瞳の中を泳がせて
We are one love One bright sweet love
まごころこめて 君を抱こう
風に鳴る君の名 月に鳴る君の名
風に鳴る君の名 月に鳴る君の名
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こころをぬいで-6

■お別れですね。

長かったねえ、きみとも。
まるで、自分にさよならを言うくらいさみしいよ。

じゃあ、最後にこの間奏に合わせて踊ろうか。
じつは、踊れないけどさ。

あの、てのひらをひらひらさせる踊りが
簡単そうで、なかなかムズいんだよ。

定型的でないところが、
海の踊りのいいところだよなあ。

波のかたちにきまりがないように、
毎日の時間もきまりがないんだね、本当は。

立ち止まってみようか、
愛に着替えながら。
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サンプル盤

「うしっ!」が出来上がってきたので、
サンプル盤を送り始めることにした。

今日はね、
「愛のおむすび」の副題になっている

森のイスキアの初女さまあてに
送ってみたよ。

なんか、MySpaceの
フレンドさがしみたいだなあ(笑)。
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QRコード

「うしっ!」は携帯からもダウンロードできるように
なったそうです。

着うたのHMVサイトにいってみてくだされ。
写真のQRコードで行けるらしいよ。

では、
よろしくーっ。
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今日は「うしっ!」の発売日!

これまでiTuneStoreで先行販売されていた
わがニューアルバム「うしっ!」ですが、

ついにamazonで発売開始となりました。
やったっ!

アルバム、iTuneで買っちゃったよという方も
歌詞カード、見てくださいよ。

変ですから(爆)。
ちょっと写真撮ってみますかね。

amazonでのご注文先はこちらです。
   ↓
Battieの「うしっ!」
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