★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

ラプソディ イン ブルー

2019-02-19 23:59:04 | 音楽
George Gershwin - Rhapsody in Blue, ラプソディ・イン・ブルー Maja Babyszka - piano


ラプソディ・イン・ブルーは、バーンスタインのピアノとニューヨークフィルを愛聴していたが、どうも万全なアスリートがニューヨークでジョギングしてるみたいな感じがしてきたので、このままだとわたくしは反米になってしまいそうである。というわけで、各国の演奏を聴いてみている。上のポーランドの演奏なんか、音楽学生の不安定さも相まって、なかなか面白い演奏であった。クラリネットとティンパニの女子がすばらしいぃ

わたくしも小学校からのアマチュアであったから自己満足的なあれであるが、音楽というのは、ちょっと下手な心のこもった演奏がけっこうよいのであった。あとね、素人考えだが、長い間かけて曲の精神を考えることは無駄じゃないのだ。必ず発見がある。

著者の過去の生活は、北海の極地を漂ひ流れる、侘しい氷山の生活だつた。その氷山の嶋嶋から、幻像のやうなオーロラを見て、著者はあこがれ、惱み、悦び、悲しみ、且つ自ら怒りつつ、空しく潮流のままに漂泊して來た。

――朔太郎「氷島」

あなたも音楽好きではなったのか?それほど侘しくなかった側面もあっただろうに……


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