ハナミズキの花だより、鳥だより

山野草や野鳥に出会えた喜びを絵日記風につづります。

初夏の薫り

2019年05月25日 | みんなの花図鑑

里山の林の道

若葉の光沢がまばゆく

木漏れ日が目に優しい

風に乗って甘く爽やかで

微かな薫りが届く

さて、何の薫りか

 

薫りの来る方向に視線を向ける

そこには白い小さな花が

沢山咲いていた

薫りの主はエゴノキか

 

薫りを言葉で伝えるのは難しいから

『初夏の薫り』とでも

長い花柄の先で白い花が揺れている

三夏の始め

野原に咲く花は

ニワゼキショウ、ユウゲショウ、ブタナたち 

《ニワゼキショウ》

アヤメ科/ニワゼキショウ属/一年草

 

花言葉は繁栄、豊かな感情、愛らしい人

花言葉がぴったりで頷ける

《ユウゲショウ》

アカバナ科/マツヨイグサ属/多年草

 

振り向かないで...

《ブタナ》

キク科/エゾコウゾリナ属/多年草

 

別名タンポポモドキ、頭花はよく似ています

数本に分かれた花茎は長く直立し茎先に黄色の花

遠目には宙に浮いて見える

風に揺れる様は不思議な趣きがある

野鳥の水浴びはお腹が半分ほど浸かる位の

いわゆる、じゃぶじゃぶプール

頭・顔を半分ほど水に浸けると同時に

頭は水中で左右に高速反転

羽は軽く畳んで水を打つ

大体これが野鳥の水浴びもしくは行水の作法

ところが、このヤマガラくん(or さん)はとても大胆なポーズ

勢いあまって引っくり返ってしまったのか

上向き姿勢で水浴びを楽しんでいる様子

 

そんなに楽しいの

森のキビタキのカップル

彼は水場で彼女を呼んでいます

周りを警戒しているのか彼女は近くの枝でじっと動かない

やむなく彼は彼女の元へ

そして何処かへと去って行きました

スズメのつがいは仲良く水浴び

メジロの萌黄色の羽も

陽ざしの下の新緑も

初夏の彩り

小出川の方角からアオサギが飛んで来ました

遠く木の頂きで羽を休ませ

谷戸の池の方向を眺めている

風薫り梢を渉る

午後の野鳥たちの里山の杜

 

エゴノキ

エゴノキ科/エゴノキ属/Japanese snowbell

英名が詩的でお洒落

 

長い花柄の先に下向きに咲く

まるで音符が並んでいるよう

風が吹くたびに

初夏のメロディを奏でる

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小出川佳景

2019年05月07日 | みんなの花図鑑

富士、箱根、丹沢を

春霞みが淡く包み

山並みとの境が朧げな空高くで

雲雀さえずる朝

からし菜の堤を歩く

 

【セイヨウカラシナ】

アブラナ科/アブラナ属

 

水温む川で水鳥が遊び

からし菜が微笑む

 

水鏡に映るからし菜と水鳥のとり合わせ

大好きな風景の一つです

 

《 バン 》

ツル目/クイナ科

茅ヶ崎では夏場は見かけない

 

 

《 コサギ 》

コウノトリ目/サギ科

留鳥

後頭の冠羽が美しく靡く

 

 

そよそよと吹く風に

木の葉が舞うように流されながらも

互いに寄り添い

からし菜に集う

 

 

かつてはタゲリが餌を啄んでいた田にれんげの花

日本の農村の原風景を見ているようです

 

【ムラサキケマンとオオバン】

《ムラサキケマン》

ケシ科/キケマン属

 

《 オオバン 》

ツル目/クイナ科

留鳥

近づくと警戒されて仲間の元へ

【ヘラオオバコ】

オオバコ科/オオバコ属

ヨーロッパ原産の一年草

江戸時代に渡来

葉の間から花茎が伸び

小さな花を穂状につける

意外と思われる人がいるかも知れませんが

茅ヶ崎にはぶどう園や梨園を栽培する農家があります

ぶどうは藤稔、梨では豊水が主な品種

 

小出川沿いにも梨園があり

垣根越しに梨の花が楽しめます

【梨の花】

バラ科/ナシ属

最近「小出川に親しむ会」と言う

市民団体を偶然に知った

 

1987年に女性を中心に

「子供たちにきれいな川を残したい 」

との思いで発足したことや

 

小出川堤の護岸整備にあたり

「自然の姿を残して欲しい」と言う

この会のお願いの声が行政に届き

小出川の美しい風景が残された

と言うエピソードも

 

先人の努力の恩恵に感謝しつつ

今朝も朝露の堤を歩きます

 

美しい小出川に癒されながら

 

 

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