今日も幌別湾はびっしりの流氷で覆われていました。
大きな流氷には巨大なクレバスができていました。
これは満潮時に大きな氷が岩礁に乗り上げ、干潮時に自重で割れてしまったものです。
3メートル近いの深さがあり、落ちたら大変なクレバスです。
真っ白な氷の中に黒い砂が混ざった氷がありました。
知床には砂浜がほとんどないためこのような氷は発生しません。
おそらくこの氷は網走か小清水の砂浜に一度打ち上げられた後、再び離岸して流れ着いたものでしょう。
こんな流氷を間近で見ることができるのも流氷ウォークならでは。
でも・・・
<注意喚起>ドライスーツを着ずに流氷に乗らないで
大変危険ですので、ドライスーツを着ずに流氷の上に乗ることは絶対におやめください。
海水温は氷点下1.7度と非常に低く、万が一海に落ちてしまった場合、命に関わる危険性があります。
また、流氷の上は不安定で、通常の救助活動も困難を極めます。
せっかくの知床旅行です。安全に流氷を楽しむために、必ず専門のガイドの引率の下、ドライスーツを着用し流氷ウォークにご参加ください。
美しい流氷の世界を、安全に満喫していただきたいと心から願っております。
午前6時の気温・・・-9.0℃
体感知床・・・最低気温-10.8℃。