できるだけごまかさないで考えてみる-try to think as accurately as possible

さまざまなことを「流さずに」考えてみよう。"slow-thinking"から"steady-thinking"へ

瀬川さん、王手キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

2005-10-14 12:11:43 | Weblog

遅くなってしまったが、アマチュア将棋の瀬川さんが、プロへ王手をかけた。

アマ将棋の強豪・瀬川さん2勝目、悲願へ王手(スポニチ大阪、10/11)

(引用ここから)

◆ プロ編入試験六番勝負第4局 ◆

 「サラリーマンの夢」に王手-。アマチュア将棋界の強豪、瀬川晶司さん(35)=横浜市、会社員=は10日、都内の将棋会館で行われたプロ編入試験六番勝負第4局に挑み、中井広恵女流六段(36)を破って2勝目を挙げ、プロ入りに大きく前進した。第5局は来月6日、同所で高野秀行五段と行われ、勝てば合格となる3勝をクリアすることになる。

◆ 中井女流六段の鋭い攻めしのぎ7時間の辛勝 ◆

 「ずっと苦しい将棋で負けたかなと思っていた。幸運だった」。124手で7時間を超える熱戦にピリオドを打った瀬川さんは、その瞬間、うっすらと涙を浮かべた。プロ入りまで“あと1勝”に迫る貴重な勝ち星に、思わず笑みも漏れた。

 白熱した勝負は、二転三転の攻防となった。中井女流六段の女流プロ第一人者らしい厳しい寄せに対し、必死にしのごうとする瀬川さん。控室に集まった約50人の報道陣も、行方の分からない勝負をかたずをのんでモニターに見入った。後手の瀬川さんは、中井女流六段の鋭い攻めをかわしながら、一進一退の攻防の末に粘り勝ちした。

 試験は原則として3勝した時点で合格、4敗した時点で不合格。戦後初の編入試験を受けている瀬川さんは、第1局で奨励会の佐藤天彦三段に敗退。第2局で神吉宏充六段に勝利したものの、第3局で久保利明八段に敗退して再び黒星が先行。厳しい状況に追い込まれていただけに、今回の対局はどうしても落とせない一戦だった。

 敗れた中井女流六段は対局終了後に「こちらが試験を受けているような気分だった。女流棋士としていい勝負をしたかった」と複雑な表情。一方、これまでにも対戦経験のあった瀬川さんも、心中複雑な思いがあったことは想像に難くないが、立ち止まっている時間はない。

 いよいよ第5局。勝てば、奨励会時代に1度は閉ざされた、プロ入りの門戸を自らの力でこじ開けることになる。人生を懸けた大一番には、将棋連盟の中原誠副会長(永世十段)が立ち会い、相手は中原副会長門下生の高野秀行五段。相手にとって不足なし。瀬川さんは「平常心で一局一局を頑張りたい」と気合を込めた。

(引用ここまで)

 

 この星の取り方…まさに人生劇場と呼ぶにふさわしい。奨励会三段に負け、プロ六段に勝つ…。多くの人は、初戦を落とした段階で「ああこりゃだめだ」と思ったのではなかろうか。

 そんな「雑音」は、静かな執念の前では何の影響ももたらさなかったようだ。ま、けっこうプレッシャーになっていたのかも知れないが、それをはねつけてここまで来たのはただただ驚嘆するばかりだ。

 

あと一勝!

こういうプロ棋士人生もカッコいいよね、と後で言いふらさせてくれ!!

瀬川さん、がんばれ!!!

↑拙ブログ9/19の記事


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