実は少し前から、女系天皇について調べたり考えたりしているのだが、なぜ小泉首相が皇室典範の改正を今国会でやり切ろうとしているのかについてふと思いついた。
それは、のちのちでかい勲章が欲しいからじゃないか?このことを「功績」として、大勲位菊花章などの勲章を、のちのちに。
※勲章の種類を勉強しよう → 勲章の種類及び授与対象(内閣府ホムペより)
ただ、どの勲章が毎年どのくらい出るのかは、不勉強なせいでわからないのでご容赦を。大勲位菊花章はそうそう出ていないのではなかっただろうか。と思って調べてみたら・・・ドンピシャリである。戦後は吉田茂と佐藤栄作にしか授けられていないのね。<参考>
ゲスな勘ぐりはあまり好きじゃないが、これはけっこういい線いっている予想だと思う。皇室典範の改正は、日本の歴史の中でもそうそうあることではないし、ことは日本国の象徴に関わる天皇陛下に関する法改正であるから、このことが選考の中で大きく考慮される可能性は大だと思う。
どのくらい時間をかけるべきかは難しい問題であろうが、民意をどれだけ反映させるかも含めて、五年から十年程度はかけても全然おかしくない問題だと直感的には思う。勲章がほしいというのであれば、それにからんだ内閣は全て、授勲の選考材料になると考えればよかろうに…ひょっとすると、功績が「薄まる」とでも思っているのだろうか。
以上、単なる予想なのでこれに基づいた批評は避けるが、小泉首相の言う「できるだけ早く」という発言には根拠がきわめて薄いということだけは指摘しておこう。皇位継承の問題は、たとえ皇族の方々に予期せぬ出来事が起こったとしても、その場合は摂政を置いてでもゆっくりと、しっかりと進めるべき議題であろう。