できるだけごまかさないで考えてみる-try to think as accurately as possible

さまざまなことを「流さずに」考えてみよう。"slow-thinking"から"steady-thinking"へ

「捏造!あるある大事典」と花王の逃げ方

2007-01-24 14:37:39 | Weblog

 フジテレビ系(関西テレビ制作)の「捏造あるある大事典」が、例の納豆関連ネタの捏造発覚で番組が打ち切りになったとのこと。

 

 私がまんまとやりやがったな~と思うのは、この番組開始以来の「一社スポンサー」である花王の、今回の一件に対する立ち居振る舞い方である。

 花王、スポンサー降板 関西テレビ「あるある」 第三者で調査委(フジサンケイビジネスアイ 2007/01/23)  

 関西テレビの情報番組「発掘!あるある大事典II」(フジテレビ系)が虚偽のデータやコメントを使って納豆のダイエット効果を取り上げた問題で、単独スポンサーの「花王」(東京都中央区)は22日、番組提供を降りることを決め、同局側に通告した。

 花王は1979年10月から始まった「花王名人劇場」のころから同放送枠のスポンサーを務めていた。同社広報部は「信頼性のある番組であることを要望していたが、今回それが損なわれた。非常に遺憾」としている。同番組の存続について、関西テレビは「早急に検討する」としているが、難しい状況になったとみられる。

 また、同局は22日、局長らによる危機管理委員会を開き、原因究明を行う調査委員会を外部識者など第三者のみで構成することを決めた。また、調査委員会とは別に、危機管理委員会の中にこの問題に関する対策本部を設置し、社内メンバーによる調査班も設けた。

 一方、番組を制作した関西テレビ(大阪市北区)やキー局のフジテレビ(東京都港区)への視聴者からの苦情や問い合わせが、22日午前までに2600件を超えたことが分かった。

 フジテレビに対しては、20日から22日までの電子メールが約1600件、電話が800件を超えた。関西テレビは集計は電話だけだが、22日午前11時までに約280件に上った。内容は「信用していたのに裏切られた」などの苦情がほとんどで、フジに対してはキー局としての責任を問う声もあった。

 

 …たしかこの番組が始まったのは1996年だった。もうあれから10年以上経っている。控えめに見積もって、「体にいい食品ネタ」を2週間に1回しかやっていないとしても、この10年で25×10=250回もやってるわけだ。

 …250種類も「体によい食品」があるのなら、それこそ、体に害をもたらす「タバコ」などを除けば、何を飲み食いしても何らかの側面で必ず「体によい」はずである(苦笑)。そんなことに、一社スポンサーである天下の「花王」様が気づかないはずもあるまい。

 しかも、この番組は2004年に、司会者交代も含む大幅リニューアルもしている。「これ以上ネタを出し続けるのは難しい」と、一社スポンサーである天下の「花王」様が、思わないわけはなかろうに。花王様がこの時に思ったであろうことは、「番組の質より視聴率優先」であろうと私が推測するのはこのような理由からだ。

 この私の推測が正しいとすると、上記の記事で、

>同社広報部は「信頼性のある番組であることを要望していたが、今回それが損なわれた。非常に遺憾」としている。

 などという「偉そうな」コメントを出し、このコメントのせいであたかも「信頼を裏切られた被害者」であるかのように振る舞うことに成功しているのが、今回の一社提供である天下の「花王」様(しつこい?)なのである。 

 現実問題として、番組の存続がスポンサーからの支払いに依存している以上、この番組が無理矢理にでも持続させられてきた責任の一端は、スポンサーである花王にもあると当然言わねばなるまい。

 

 私はこの番組はほとんど見ていないから、この番組自体に対する怒りはほとんどない。まぁ捏造や「やらせ」はあるだろうなと思っただけである(無意識のうちに、テレビには捏造があって当然という認識を持っていることの是非はさておく)。しかし、この一件に本当に怒り心頭である人々は、関西テレビやフジテレビに怒るより、この番組制作の資金源であり、なおかつ民放では番組に絶大な発言力を持つ「スポンサー」の「花王」に対して、もっともっと怒りをぶつけるべきであると思う。

 特に、今回のように「一社提供」であるような番組の場合は、むしろ番組を作っている側が「トカゲのしっぽ」の側で、CM放映により利益を得ている(とその会社が判断しているからスポンサーになるわけだが)スポンサーの側が「トカゲの頭」の側であるように、私には思える。関西テレビやフジテレビだけを叩いて、義憤に燃えている気になっている人は、申し訳ないが、ずいぶんとおめでたい人間なのだなあとしか私には思えない。

 

 

一転嘆きと憤り、茨城の納豆今度はキャンセル続出(読売新聞)(2007/01/22) - goo ニュース

 全国の納豆生産量の約5割を占めるとされる茨城県では、大手メーカーの品不足を穴埋めするため大口の注文が入っていた中小メーカーにキャンセルが入り、廃棄処分がでかねない状況だ。

 日立市の業者は、7日の番組終了後、スーパーからの注文が通常の7、8倍になり、土日返上で生産していた。しかし、20日に番組内容のデータ捏造が発覚して以降、スーパーからの注文が止まった。業者は「納豆は発酵させて出荷するまで3日かかり、先を見込んで製造していた。ずいぶん在庫がかさんでいる。賞味期限が過ぎたら処分するか、お世話になっている人に差し上げるしかない」と嘆く。

 別の業者でも20日以降、大口注文がキャンセルになった。同社は「これまでに作ったものは引き取ってもらえることになったが、注文を受けて大量に確保した大豆や容器などの保管場所の確保に頭が痛い」と憤っていた。

 

 これからは、食品業者も、注文者に対して直前のキャンセルにはキャンセル料を取らなきゃいかんのではないか。メディアリテラシーのない頭の悪い消費者と、資本主義の名の下に無責任な注文とキャンセルを繰り返すバカ小売業者のせいで、貴重な食材が大量にゴミと化していく…。こういうバカどもが、また別の場所では平気で「昨日のテレビ見た?日本は食糧自給率を上げなきゃいけないんだ!」などと熱く語った気になるのであろう。

 

 えーと、今思いついたけど、似たようなことやっている番組…みのもんたの思いっきりテレビ! …あれはどうなんだろうね。何とも言えないので確定的なコメントはしないでおこう。ただ、私はあれも「怪しい」と思っていることだけは書いておく。

 

TBさせて頂きました。事実確認のリンク先としてよくまとまっています。いつもありがとうございます。

ないない大事典?!それとも、あるある大偽典?!やっぱり「あるある詐欺」?!(My Personal Links+様)

納豆ダイエットは嘘(Dogma and Prejudice様)



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7 コメント

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枝葉末節ですが (生粋)
2007-01-27 09:46:21
> これからは、食品業者も、注文者に対して直前のキャンセルにはキャンセル料を取らなきゃいかんのではないか。
現在の食品流通には直前のキャンセルへのペナルティが無い契約しかないのでしょうか。そういう契約もあるでしょうし、直前の場合はキャンセル料が発生する契約もあるのではないでしょうか。

> メディアリテラシーのない頭の悪い消費者と、資本主義の名の下に無責任な注文とキャンセルを繰り返すバカ小売業者のせいで、貴重な食材が大量にゴミと化していく…。
メディアリテラシーのない頭の悪い消費者と言うのは同感です。
ただ、市場と言うのはそういう特殊な需要波動も含めて動いている訳で、それにも何らかの要因や前触れ(今回はTV情報誌や予告CMも含めて)があるものです。ところがある日突然「ごめんなさい嘘でした。」なんてやられると、特需がパタッと止んでしまう訳ですね。

メディアリテラシーのない消費者の動向を予測する事はある程度可能かもしれませんが、「実は番組内容が捏造で、予告無しにある日突然需要が激減する」事を予測するのは製造業も小売業も不可能です。ここで「資本主義の名の下に無責任な注文とキャンセルを繰り返すバカ小売業者」と批判するのであれば、「先を見込んで製造していた。」製造業者は、「資本主義の名の下に無責任な製造と廃棄を繰り返すバカ製造業者」になりはしないでしょうか。

通常の時にすらマトモな需要予測が出来ていない小売もあるにはありますが、今回の場合通常の需要予測・発注・供給のバランスから著しくかけ離れていたわけで(通常の7、8倍と書いてありますね。)、そしてそれでも全国で売り切れ続出だったわけで、何故今回の件で小売業者がバカ扱いされているのか不思議に思ってしまいました。
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みーんなバカ? (白河)
2007-01-27 23:07:42
コメントありがとうございます。

まず、
>現在の食品流通には直前のキャンセルへのペナルティが無い契約しかないのでしょうか。そういう契約もあるでしょうし、直前の場合はキャンセル料が発生する契約もあるのではないでしょうか。

引用した記事より、直前の場合はキャンセル料が発生しない契約だろうと推測できますね。
実際に想像してみても、小売業者が生産者に注文をするときにいちいちキャンセル料の設定まですることは「こいつ、オレ(小売業者)を信用していないな」などと、ネガティブな印象を抱かれるでしょうから、日本の商慣習的にはこういう契約は難しいでしょう。

私が批判したいのは、こういう商慣習に乗っかり、「需要がなくなれば注文をキャンセルすればいいや。どうせキャンセル料は発生しないし」という小売業者の姿勢ですね。「需要と供給に踊らされるのは小売業者も生産者も同じ。バカだとすれば両方」というあなたの発想は私には理解できませんね。この場合、割を食うのは大量に在庫を余らせる生産者の方なのですから。

こういう自体に関し、小売業者と生産者(あるいは流通に関わる人々)が被害を折半するようなシステムになっていたら、私の抱く印象も変わっていたでしょう。あなたが引用した、

> これからは、食品業者も、注文者に対して直前のキャンセルにはキャンセル料を取らなきゃいかんのではないか。

という表現となるわけです。
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こんばんわ (生粋)
2007-01-31 20:52:09
レスありがとうございます。今回長いので2つに分けます。

> 引用した記事より、直前の場合はキャンセル料が発生しない契約だろうと推測できますね。
そうでしょうか。下にある業者の例では直前の場合はキャンセル料が発生するから発注した分は引き取る事にしたとも読み取れます。もしくは、キャンセルが入ったが製造業者側の営業努力で直前のキャンセルは取り消してもらったと読み取る事もできます。あの記事だけではどちらにも解釈出来ると思います。

> 実際に想像してみても、(中略)、ネガティブな印象を抱かれるでしょうから、日本の商慣習的にはこういう契約は難しいでしょう。
企業と企業の契約はそんな簡単なものではないと思います。キャンセルが頻発するようなら、製造業者(ないし卸)は次回の契約更新時にリスクを回避または軽減を盛り込む事は十分ありうるでしょう。無責任な発注の直前キャンセルのたびに調達、製造、保管、輸送に発生するのであれば、そのコストを製造業者が黙って放置し続けているとは私は逆に考えられません。確かに現在の市場バランスでは小売の方が力は強いですが、製造業もボランティアではないので、コストだけ抱えて印象を良くしても肝心な利益が出なければ意味がありません。中小製造業であれば是正要求、大企業であれば場合によってはペナルティを科すケースもあると考えるほうが自然だと思います。
正直上記の記事だけではキャンセル料が発生しているか発生していないかは、どちらとも判断できないと思います。

> 「需要と供給に踊らされるのは小売業者も生産者も同じ。バカだとすれば両方」
こんな主張を誰かがしたなら確かに私も理解しかねますね。でも、私はこんな事は言ってませんし、白河さんも言ってないと理解しています。ですから、レス頂いたタイトルは「違います」と断っておきます。私自身前回書いたように需要がある日突然激減するという予測は製造業も小売業も不可能と言ってますので、どちらにもバカ業者などというつもりは毛頭ありません。同時に今回のケースで「バカ小売業者」と罵る事は私には理解しかねます。
下で詳しく書きますが、今回の質問は構図が同じなのになんで?と不思議に思ったので、一方を言うならもう一方も同じなのでは?と聞いただけなのです。要するに「バカ製造業」と「バカ小売業」の違いの基準がどこにあるのか不明瞭で疑問を持っただけの事です。今回のコメントから理解するに商習慣上で在庫を余らせるリスクと言う点が基準と言う事でしょうか。
別に「白河さんがそう仰っているではないか!!」などと強弁するつもりも、喧嘩を売っている訳でもありませんので、どうかご理解ください。
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続きです (生粋)
2007-01-31 20:54:01
> この場合、割を食うのは大量に在庫を余らせる生産者の方なのですから。
需要がある日突然無くなったらどちらも割を食います。
①「製造業者」は②「生産者」から③「原材料」を買い付けて加工し④「卸や小売」に⑤売ります。
①「小売業者」は②「製造業者(卸)」から③「商品」を買い付けて④「消費者」に⑤売ります。
お分かりでしょうか。どちらも同じ構図であり、③の見込みを誤れば在庫はどちらも余りますし、④の需要が無くなればどちらも売れずやはり在庫は余ります。念のためですが、このケースで「どちらがの方が」と言う事であれば仰る通りかと思います。

> 私が批判したいのは、こういう商慣習に乗っかり(中略)小売業者の姿勢ですね。
小売業者の姿勢を批判する事が今回のエントリーの目的であったのなら、今回のケースを槍玉に一方だけを批判するのは適当ではないと思います。今回のような特殊なケースでなければ、それは私も理解できる範囲内ですが・・・。

> 被害を折半するようなシステムになっていたら
ちょっと書こうか迷ったんですが、一応書いておきます。私の勤めている会社は食品製造業でも小売でもないんですが、どちらも一部業務を代行してまして、直前の場合はキャンセル料が発生してるんですね(コストが発生する前のキャンセルであれば営業側で臨機応変に対応してるようです)。これがうちだけの特殊なケースなのか、一般的なのか分からなかったので、先日の投稿は「そういう契約もあるでしょうし、直前の場合はキャンセル料が発生する契約もあるのではないでしょうか。」と濁した形で書きました。もちろんうちの会社もキャンセル料を謳ってるケースと、そうでないケースどちらもあります。要は契約の受託範囲次第でしかないと思うのですが・・・。
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Unknown (白河)
2007-01-31 22:42:48
私は、むしろあなたが私の記事にここまでこだわっていることの方が不思議ですね。

>そうでしょうか。下にある業者の例では直前の場合はキャンセル料が発生するから発注した分は引き取る事にしたとも読み取れます。

キャンセル料の「キャ」の字もないのに、そう読み取ることは私にはできませんが。

>確かに現在の市場バランスでは小売の方が力は強いですが、製造業もボランティアではないので、コストだけ抱えて印象を良くしても肝心な利益が出なければ意味がありません。中小製造業であれば是正要求、大企業であれば場合によってはペナルティを科すケースもあると考えるほうが自然だと思います。

中小製造業で、取引相手にペナルティを科すケース「もある方が自然」だとは私は思いません。

>同時に今回のケースで「バカ小売業者」と罵る事は私には理解しかねます。

はあそうですか、としか言いようがありませんが。何をおっしゃりたいのでしょうか?
「私にもわかるように説明してくれ」ということでしょうか?
あなたと私では、商慣習に関する前提が違うのですから、あなたが私の文章を理解できない、理解するつもりがない、というのならそれはそれでいいと思いますよ。

>需要がある日突然無くなったらどちらも割を食います。

商慣習に関する前提が違うのですから、ここをこれ以上議論しても無意味でしょう。

>直前の場合はキャンセル料が発生してるんですね

ふむ。そういう会社もあるのですねえとは思いますが、上記に引用した記事に挙げた小売業者が、キャンセル料を得ていながらこういう嘆きや憤りを感じていると解釈し直すほどではありませんね。


ちなみに、

>>「需要と供給に踊らされるのは小売業者も生産者も同じ。バカだとすれば両方」
に対し、
>私はこんな事は言ってませんし
と言いながら、
>一方を言うならもう一方も同じなのでは?

と言うのは矛盾ですね。
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どうも (生粋)
2007-02-01 19:22:45
> 私は、むしろあなたが私の記事にここまでこだわっていることの方が不思議ですね。
朝日新聞のエントリーや最近のいじめのエントリー等記事が出る度毎回興味深く読ませていただいてました。たまたま今回一点疑問が沸いたので、ちょっとした疑問に答えていただけるかなぁと期待をしてコメントを書いた訳です。

> コメントに自分の意見を書きたい人(特に、反論を書きたい人)は、
> ① 自分の主張が、根拠のあるものか。
> ② その根拠が、他人に理解可能なものか。
今回疑問、意見を書きたかったので、これに則り主張の根拠とそれを白河さんにも誤解されないように細かく書いた訳ですが、僅か2度目の投稿で「こだわっている」「これ以上議論しても無意味」と言われると思っていませんでした。

でも一応「こだわっている」と言われた理由を説明しますと、一方の業種をバカと罵りながらも、エントリーそのものに①と②が示されていませんでした(コメントのルールなのでエントリーには関係無いのかもしれませんが)。私にとってはどちらの業種もお客さんですから、そこまで罵るのであれば根拠が知りたかったわけです。そういう訳で上記ルールに則り、私の少ない社会経験上の根拠も交え、結論として「記事の前提条件が一部おかしいのでは?」という思いを伝えたかったのですが、そこにたどり着く前に「これ以上議論しても無意味でしょう。」と言われてしまいました。結局根拠を示していただく前に議論が打ち切りなのは残念です。

今回レスでも私の主張が大きく3点ほど誤解されてしまっているようなのですが、私のスキルではルールに沿いながらこの場で説明する事も議論する事も難しいようですので撤退させていただきます。

それから記事の方は今後も興味深く読ませていただきたいと思います。
がんばってください。それでは。
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Unknown (白河)
2007-02-02 00:34:27
>エントリーそのものに①と②が示されていませんでした

あなたから見てそうなのですねということは理解しますが、
これもローカルルールにあるように、私は、
読む人全員に理解・納得・共感してもらおうと思ってこのブログを
書いているわけではありません。

特にあなたのように、現在の商慣習に関して私と「前提」が違うのであれば、
その「前提」の部分で私に異論があるあなたにとって、
私の記事に納得が行かない部分は当然のごとく出てくるでしょう。
しかし、今回においてその前提部分は、与えられた新聞記事の範囲では
確定のしようがないので、「議論しても仕方がない」と言ったわけです。

私からのコメントでこう書きましたよね?

>>商慣習に関する前提が違うのですから、
>>ここをこれ以上議論しても無意味でしょう。

と。

にもかかわらず、あなたは、自分に都合よく、
後半の部分だけを取り上げ、
「そこにたどり着く前に「これ以上議論しても無意味でしょう。」
と言われてしまいました。」などと書くことで、
いかにも自分が「議論を拒絶された被害者」であるかのような
書き方をしています。

私は、そういうアンフェアな読者とは議論をするつもりがありません。

あなたはこのやりとりにおいて、被害者なのではなく、
被害者ぶって自分の主張を何とか私に飲み込ませようとしている
だけですよ。



本論においても、あなた自身が、
需要が大幅に変わって割を食うのは、相対的には生産者であることを
認めておきながら、
小売業者だけをののしるのは不当だと主張するのも、
私には理解不能です。
割を食わない方が図に乗っていることだけを
非難することがおかしいというあなたの主張は、私には理解できませんし、
100歩譲っても

「へー。あなたはそう思うのですね。」

の域を超えません。つまり、結論においても、お互いの意見が
ただすれ違っているだけで、かみ合っているわけではありません。


所詮はブログです。これもローカルルールにあるように、
「できるだけごまかさないで考えてみる」というタイトルに
過剰な期待を抱き、自分の主張を、自分が納得のいくまで
議論してくれると思いこむのは「甘え」にすぎません。
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