検察官で哲学(実存思想)をしっかり知り、弁えている人は、日本では限りなくゼロに近いです。
司法関係者全体でも同じこと。実存思想を知らず、ということは人権思想を哲学次元では理解→了解している人は、ほとんどいません。
そういう日本の司法関係者のつくる制度が、国連から批判されるのは、当然であり、「世界が誤解している」!?などと、まったく自己省察もできない人たちが集会を開いたというニュースを見て呆れました。
(国連人権理事会議場・スイス)
人権思想や法哲学について無知そのものの法務大臣が訳知り顔で話をしているのを見るのは恥ずかしい限りのこと。日本人の知的レベルの低さに改めてガッカリしました。頭(綜合的判断能力=理性)が劣るのです。何も分からない人がトップに立つ国はほんとうに嫌になります。
なお、このわたしの見方に異議のある司法関係者の方は、どうぞ、コメント欄にご意見をお書きください。
武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員 哲学と憲法の哲学的土台について国会所属の官僚に講義)