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老犬の怪   田中貢太郎

2009-11-21 10:54:11 | 図書館
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老犬の怪
田中貢太郎



 漢の時、東華郡《とうかぐん》の陳司空《ちんしくう》が死んで葬っておくと、一年ばかりして不意に家へ帰ってきた。そして、家内の者に地獄の話をして聞かしたり、酒を飲んだり、肉を喫《く》ったりして平生とすこしも変らなかった。ただ従来の陳司空と違っているところは、女をまどわすことであった。そのうえ、彼はよくあっちこっちと出歩いた。ある時外から帰ってきて、酒を飲んで寝た時に、家内の者が傍へ往って見ると、人間でなくて村の酒屋の老犬であった。



底本:「中国の怪談(一)」河出文庫、河出書房新社
   1987(昭和62)年5月6日初版発行
底本の親本:「支那怪談全集」桃源社
   1970(昭和45)年発行
入力:Hiroshi_O
校正:noriko saito
2004年11月3日作成
青空文庫作成ファイル:


●●●●●●大学= 【Japan College of  S●●●al W●●k】

2009-11-21 07:06:44 | 図書館
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日本社会事業大学

●●●●●●大学(にほんしゃかいじぎょうだいがく、英語: 【Japan College of S●●●al W●●k】、公用語表記: 日本社会事業大学)は、■■都■■市竹丘3-1-30に本部を置く日本の【■■大学】である。1958年に設置された。大学の略称は【社大、社事大】。

概説 [編集]
1946年設立の【日本社会事業学校】を前身とし、1958年に【日本社会事業大学】として設立された大学である。運営者は学校法人日本社会事業大学で、学長は大橋謙策。

福祉指導者を養成する大学であり、卒業生は行政機関、社会福祉施設、医療機関、福祉団体で活躍している。1958年に設立。厚生省が設立した大学だったので、土地・建物は国有、財源の多くは国費が負担している。学費も国立大学法人大学の標準額並みに設定されている。原宿(東京都渋谷区神宮前1丁目)の旧海軍将校会館に所在していたが、1989年、東京都清瀬市に移転。

名称の「社会事業」は、英語のソーシャルワークの日本語訳。略称はまちまち。在学生には「社大(しゃだい)」の愛称で慕われ、学内の生協では「社大クッキー」までも販売されているが、一般的には「社事大(しゃじだい)」と呼ばれることが多い。社会福祉系大学の最高峰であり、「福祉の東大」とも呼ばれている。










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日本社会事業大学
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日本社会事業大学

大学設置 1958年
創立 1946年
学校種別 私立
設置者 学校法人日本社会事業大学
本部所在地 東京都清瀬市竹丘3-1-30
キャンパス 清瀬
学部 社会福祉学部
(福祉計画学科/福祉援助学科)
研究科 社会福祉学研究科(M,D)
福祉マネジメント研究科(専門職大学院)
ウェブサイト 日本社会事業大学公式サイト
表・話・編・歴
日本社会事業大学(にほんしゃかいじぎょうだいがく、英語: Japan College of Social Work、公用語表記: 日本社会事業大学)は、東京都清瀬市竹丘3-1-30に本部を置く日本の私立大学である。1958年に設置された。大学の略称は社大、社事大。

目次 [非表示]
1 概説
2 沿革
3 学部
4 大学院
5 通信教育科
6 附属施設
7 出身者
8 関連項目
9 外部リンク


概説 [編集]
1946年設立の日本社会事業学校を前身とし、1958年に日本社会事業大学として設立された大学である。運営者は学校法人日本社会事業大学で、学長は大橋謙策。

福祉指導者を養成する大学であり、卒業生は行政機関、社会福祉施設、医療機関、福祉団体で活躍している。1958年に設立。厚生省が設立した大学だったので、土地・建物は国有、財源の多くは国費が負担している。学費も国立大学法人大学の標準額並みに設定されている。原宿(東京都渋谷区神宮前1丁目)の旧海軍将校会館に所在していたが、1989年、東京都清瀬市に移転。

名称の「社会事業」は、英語のソーシャルワークの日本語訳。略称はまちまち。在学生には「社大(しゃだい)」の愛称で慕われ、学内の生協では「社大クッキー」までも販売されているが、一般的には「社事大(しゃじだい)」と呼ばれることが多い。社会福祉系大学の最高峰であり、「福祉の東大」とも呼ばれている。

沿革 [編集]
1946年10月7日 財団法人中央社会事業協会を運営主体として、日本社会事業学校を設置。
1947年3月31日 財団法人中央社会事業協会が、財団法人日本社会事業協会に組織変更。日本社会事業学校を廃止し、専門学校令に基づいて、同財団法人が運営する日本社会事業専門学校を設立。
1950年3月 日本社会事業専門学校を廃止し、日本社会事業短期大学を開校。
1951年3月 学校教育法に基づき、財団法人日本社会事業協会が学校法人日本社会事業学校に組織変更。
1958年3月12日 - 日本社会事業短期大学が4年制単科大学への昇格が認可され、同短大の募集を停止し、日本社会事業大学を設立。
1958年4月 日本社会事業大学に、社会福祉学部社会事業学科・児童福祉学科設置し、開学。
1959年3月 日本社会事業短期大学を廃止。
1962年4月 学校法人日本社会事業学校が、学校法人日本社会事業大学に名称変更。
1989年4月 東京都清瀬市へ移転
1989年4月 大学院修士課程(社会福祉学研究科 社会福祉学専攻)設置。
1992年4月 児童福祉学科に介護福祉士養成課程を開設。
1994年4月 大学院博士課程(社会福祉学研究科 社会福祉学専攻)設置。
1995年4月 社会事業学科を福祉計画学科、児童福祉学科を福祉援助学科にそれぞれ学科名変更。
1999年4月 日本社会事業学校に通信教育科設置
2004年3月 日本社会事業学校 廃校
2004年4月 日本社会事業大学 通信教育科に名称変更
2004年4月 大学院に福祉マネジメント研究科(専門職学位課程)設置
学部 [編集]
社会福祉学部
福祉計画学科(福祉経営コース/地域福祉コース)
福祉援助学科(保健福祉コース/子ども・家庭福祉コース/介護福祉コース)
大学院 [編集]
社会福祉学研究科(博士前期課程/博士後期課程)
福祉マネジメント研究科(専門職学位課程) - ケアマネジメントコース/ビジネスマネジメントコース
通信教育科 [編集]
社会福祉士
精神保健福祉士(一般/短期)
社会福祉主事
附属施設 [編集]
附属図書館・社会事業図書館
社会事業研究所
福祉臨床相談室
附属実習施設・子ども学園
学生寮
宿泊施設
出身者 [編集]
大橋謙策 - 日本社会事業大学教授
潮谷義子 - 前熊本県知事
小松恭子 - 元東京都議会議員
高田敏江 - 女優・司会者・平和活動家
岩田みどり - 新潟医療福祉大学教授
古川孝順 - 東洋大学教授
並木心 - 羽村市長
宮島敏 - 日本体育大学教授
富樫練三 - 元参議院議員(日本共産党)
関連項目 [編集]
ラブレター 蒼恋歌 - ロケ地として登場する作品
外部リンク [編集]
日本社会事業大学(PC版)
日本社会事業大学(モバイル版)
(同法人)文京社会福祉専門学校
「http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E5%A4%A7%E5%AD%A6」より作成
カテゴリ: 日本の私立大学 | 東京都の大学



最終更新 2009年11月18日 (水) 13:46












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【日本の私立大学一覧】24+29+143+92+98+36+8+54=484

[編集] 北海道 24
旭川大学 札幌大学 札幌学院大学 札幌国際大学 星槎大学 千歳科学技術大学 天使大学 道都大学 苫小牧駒澤大学 日本赤十字北海道看護大学 函館大学 藤女子大学 北翔大学
北星学園大学 北海学園大学 北海商科大学 北海道医療大学 北海道工業大学 北海道情報大学 北海道東海大学 北海道文教大学 北海道薬科大学 酪農学園大学 稚内北星学園大学
[編集] 東北 29
青森大学 青森中央学院大学 東北女子大学 八戸大学 八戸工業大学 弘前学院大学 岩手医科大学 富士大学 盛岡大学 石巻専修大学 尚絅学院大学 仙台大学 仙台白百合女子大学
北学院大学 東北工業大学 東北生活文化大学 東北福祉大学 東北文化学園大学 東北薬科大学 宮城学院女子大学 ノースアジア大学 秋田看護福祉大学 東北芸術工科大学
東北公益文科大学 いわき明星大学 奥羽大学 郡山女子大学 東日本国際大学 福島学院大学
[編集] 関東 143
茨城キリスト教大学 つくば国際大学 筑波学院大学 常磐大学  流通経済大学 足利工業大学 宇都宮共和大学 国際医療福祉大学 作新学院大学 自治医科大学 獨協医科大学 白鴎大学
文星芸術大学 関東学園大学 共愛学園 前橋国際大学 群馬社会福祉大学 上武大学 創造学園大学 高崎健康福祉大学 高崎商科大学 東京福祉大学 桐生大学 群馬パース大学
跡見学園女子大学 浦和大学 大宮法科大学院大学 共栄大学 埼玉医科大学 埼玉学園大学 十文字学園女子大学 城西大学 尚美学園大学 女子栄養大学 駿河台大学 聖学院大学
西武文理大学 東京国際大学 東邦大学 東邦音楽大学 獨協大学 日本工業大学 日本薬科大学 人間総合科学大学 文教大学 平成国際大学 武蔵野学院大学 明海大学 ものつくり大学
愛国学園大学 江戸川大学 川村学園女子大学 神田外語大学 敬愛大学 国際武道大学 秀明大学 淑徳大学 城西国際大学 聖徳大学 清和大学 千葉科学大学 千葉経済大学 千葉工業大学 千葉商科大学 中央学院大学 帝京平成大学 東京基督教大学 東京歯科大学 東京情報大学 東京神学大学 東京成徳大学 東洋学園大学 東京理科大学 東京電機大学 日本橋学館大学
麗澤大学 和洋女子大学 東京成徳短期大学 青山学院大学 明治学院大学 亜細亜大学 上野学園大学 桜美林大学 大妻女子大学 嘉悦大学 学習院大学 学習院女子大学 北里大学
共立女子大学 共立薬科大学 杏林大学 国立音楽大学 慶應義塾大学 國學院大學 国際基督教大学 国士舘大学 駒澤大学 上智大学 聖心女子大学 専修大学 大東文化大学 中央大学
帝京大学 二松學舍大学 日本体育大学 法政大学 武蔵大学 武蔵野大学 明治大学 明星大学 目白大学 東海大学 立教大学 立正大学 早稲田大学 麻布大学 神奈川大学 神奈川工科大学 神奈川歯科大学 鎌倉女子大学 東京工芸大学 関東学院大学 相模女子大学 産能大学 松蔭大学 湘南工科大学 情報セキュリティ大学院大学 昭和音楽大学 女子美術大学
聖マリアンナ医科大学 洗足学園音楽大学 鶴見大学 田園調布学園大学 桐蔭横浜大学 東洋英和女学院大学 フェリス女学院大学 八洲学園大学 横浜商科大学 健康科学大学 帝京科学大学 身延山大学 山梨英和大学 山梨学院大学
[編集] 中部 92
長岡大学 長岡造形大学 新潟医療福祉大学 新潟経営大学 新潟工科大学 新潟国際情報大学 新潟産業大学 新潟青陵大学 新潟薬科大学 諏訪東京理科大学 清泉女学院大学 長野大学
松本大学 松本歯科大学 静岡英和学院大学 静岡産業大学 静岡福祉大学 静岡文化芸術大学 静岡理工科大学 聖隷クリストファー大学 東京女子医科大学 常葉学園大学 浜松学院大学
浜松大学 光産業創成大学院大学 富士常葉大学 LEC東京リーガルマインド大学 愛知大学 愛知医科大学 愛知学院大学 愛知学泉大学 愛知工科大学 愛知工業大学  愛知産業大学
愛知淑徳大学 愛知新城大谷大学 愛知東邦大学 愛知文教大学 愛知みずほ大学 桜花学園大学 金城学院大学 椙山女学園大学 星城大学 大同工業大学 中京大学 中京女子大学
中部大学 東海学園大学 同朋大学 豊田工業大学 豊橋創造大学 名古屋音楽大学 名古屋外国語大学 名古屋学院大学 名古屋学芸大学 名古屋経済大学 名古屋芸術大学 名古屋産業大学 名古屋商科大学 名古屋女子大学 名古屋造形芸術大学 名古屋文理大学 南山大学 日本赤十字豊田看護大学 日本福祉大学 人間環境大学 藤田保健衛生大学 皇學館大学
鈴鹿医療科学大学 三重中京大学 四日市大学 鈴鹿国際大学 朝日大学 岐阜医療科学大学 岐阜経済大学 岐阜聖徳学園大学 岐阜女子大学 中京学院大学中部学院大学 東海女子大学
名城大学 高岡法科大学 桐朋学園大学院大学 富山国際大学 金沢医科大学 金沢学院大学 金沢工業大学 金沢星稜大学 金城大学 北陸大学 仁愛大学 福井工業大学

[編集] 近畿 98
成安造形大学 聖泉大学 長浜バイオ大学 びわこ成蹊スポーツ大学 大谷大学 京都外国語大学 京都学園大学 京都光華女子大学 京都嵯峨芸術大学 京都産業大学 京都女子大学
京都精華大学 京都創成大学 京都造形芸術大学 京都橘大学 京都ノートルダム女子大学 京都文教大学 京都薬科大学 種智院大学 同志社大学 同志社女子大学 花園大学 佛教大学
明治国際医療大学 立命館大学 龍谷大学 藍野大学 追手門学院大学 大阪青山大学 大阪医科大学 大阪音楽大学 大阪観光大学 大阪学院大学 大阪河崎リハビリテーション大学
大阪経済大学 大阪経済法科大学 大阪芸術大学 大阪工業大学 大阪国際大学 大阪産業大学 大阪歯科大学 大阪樟蔭女子大学 大阪商業大学 大阪女学院大学 大阪成蹊大学
大阪総合保育大学 大阪体育大学 大阪電気通信大学 大阪人間科学大学 大阪薬科大学 関西大学 関西医科大学 関西外国語大学 関西医療大学 関西福祉科学大学 近畿大学
四條畷学園大学 四天王寺大学 摂南大学 千里金蘭大学 相愛大学 太成学院大学 帝塚山学院大学 常磐会学園大学 羽衣国際大学 阪南大学 梅花女子大学 東大阪大学 プール学院大学 平安女学院大学 桃山学院大学 森ノ宮医療大学 芦屋大学 聖トマス大学 大手前大学 関西福祉大学 関西学院大学 関西国際大学 近畿医療福祉大学 近大姫路大学 甲子園大学
甲南大学 甲南女子大学 神戸海星女子学院大学 神戸学院大学 神戸芸術工科大学 神戸国際大学 神戸夙川学院大学 神戸松蔭女子学院大学 神戸親和女子大学 神戸女学院大学
神戸女子大学 神戸ファッション造形大学 神戸薬科大学 神戸山手大学 順心会看護医療大学 聖和大学 園田学園女子大学 宝塚造形芸術大学 姫路獨協大学 兵庫大学 兵庫医科大学
兵庫医療大学 武庫川女子大学 流通科学大学 畿央大学 近畿大学 帝塚山大学 天理大学 奈良大学 奈良産業大学 高野山大学

[編集] 中国 36
鳥取環境大学 岡山学院大学 岡山商科大学 岡山理科大学 川崎医科大学 川崎医療福祉大学 環太平洋大学 吉備国際大学 倉敷芸術科学大学 くらしき作陽大学 山陽学園大学 就実大学 中国学園大学 ノートルダム清心女子大学 美作大学 エリザベト音楽大学 呉大学 日本赤十字広島看護大学 比治山大学 広島経済大学 広島工業大学 広島国際大学 広島国際学院大学
広島修道大学 広島女学院大学 広島文教女子大学 福山大学 福山平成大学 安田女子大学 宇部フロンティア大学 東亜大学 徳山大学 梅光学院大学 山口東京理科大学 山口福祉文化大学 山口学芸大学

[編集] 四国 8
四国大学 徳島文理大学 聖カタリナ大学 松山大学 松山東雲女子大学 四国学院大学 高松大学 高知工科大学

[編集] 九州 ・沖縄 54
九州栄養福祉大学 九州共立大学 九州国際大学 九州産業大学 九州情報大学 九州女子大学 久留米大学 久留米工業大学 産業医科大学 西南学院大学 西南女学院大学 第一福祉大学
第一薬科大学 筑紫女学園大学 東和大学 中村学園大学 西日本工業大学 日本赤十字九州国際看護大学 福岡大学 福岡経済大学 福岡工業大学 福岡国際大学 福岡歯科大学
福岡女学院大学 西九州大学 活水女子大学 長崎ウエスレヤン大学 長崎外国語大学 長崎国際大学 長崎純心大学 長崎総合科学大学 九州看護福祉大学 九州東海大学
九州ルーテル学院大学 熊本学園大学 熊本保健科学大学 尚絅大学 崇城大学 平成音楽大学 日本文理大学 別府大学 立命館アジア太平洋大学 九州保健福祉大学 南九州大学
宮崎国際大学 宮崎産業経営大学 鹿児島国際大学 鹿児島純心女子大学 志學館大学 第一工業大学 沖縄大学 沖縄キリスト教学院大学 沖縄国際大学 名桜大学

最終更新 2009年3月8日 (日)
 


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岬の端  若山牧水

2009-11-21 06:36:23 | 図書館
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【ブログ=穴埋め・論述問題】

岬の端
若山牧水


 細かな地図を見ればよく解るであらう。房州半島と三浦半島とが鋭く突き出して奥深い東京湾の入り口を極めて狭く括《くく》つてゐる。その三浦半島の岬端から三四里手前に湾入した海浜に私はいま移り住んでゐるのである。で、その半島の尖端の松輪崎といふのは私たちの浜からやゝ右寄りの正面に細く鋭く浮んで見ゆる。方角はちやうど真南に当る。また、前面一帯は房州半島で、五六里沖に鋸山や二子山が低く聳え、左手浦賀寄りの方には千駄崎といふ小さな崎が突き出てゐる。だから眼前の海の光景は一寸見には四方とも低い陸地に囲まれた大きな湖のやうで、風でも立たねば全く静かな入江である。それで、奥には横浜あり、東京あり、横須賀があつて、其処へ往来の汽船軍艦が始終出入りしてゐるので、常に沖辺に煙の影を断たず、何となく糜爛《びらん》した、古い入江の感をも与へる。
 私の居るのは千駄崎寄りの長さ二三里に亘つた白浜で、松の疎らに靡《なび》いた漁村である。浜に出ると正面に鋸山が見える。続いて目につくのは右手に突き出た松輪崎である。細かくおぼろに霞の底に沈んでゐた時も、うす/\と青みそめた初夏の頃も、常になつかしく心を惹《ひ》いてゐた。一度その崎の端まで行つて見度いとは、早春こちらに移つて来て以来の永い希望であつた。盛夏のころ一月あまりを私は下野信濃の山辺に暮してゐたのであつたが、帰つて来て眺めやつた海面は、いつの間にかすつかり秋になつてゐた。日毎に微かな西風《にし》が吹いて、沖一帯にしら/″\と小さな波が立つてゐる。とりわけて目を引いたのは松輪崎の尖端《とつぱな》に立つてゐる白浪で、西から来る外洋のうねりを受け、際立つて高い浪が真白に打ちあげて、やがては風に散つて其処等を薄々と煙らせてゐる。
 其処からずつと脊を引いた岬一帯の輪郭は秋めいた光のかげにくつきりと浮き出て見えて居る。

 或日、とりわけて空の深い朝であつた。食後を縁側の柱に凭《よ》つてゐたが、突然座敷の妻を見返つた。
『オイ、俺は今から松輪まで行つて来るよ、いゝだらう。』
『今から?』
 とは驚いたが、兼ねて行き度がつてゐるのを知つてゐるので、留めもしなかつた。
『そして、いつお帰り? 今夜?』
『さア、よく解らんが、彼処に宿屋があるといふから気に入つたら一晩か二晩泊つて来やう、イヤだつたら直ぐ帰る。』
 幾らか小遣銭を分けて貰つて私はいそ/\と家を出た。風が砂糖黍の青い葉さきに流れて、今日も暑くなりさうな日光がきら/\と砂路に輝いてゐる。
 道路を外《そ》れて直ぐ浜に出た。下駄を脱いで手頃の縄に通して提げながら高々と裾を端折つた。波打際の濡砂の上を歩いてゆくと、爪先が快く砂に入つて、をり/\は冷たい波がさアつと足の甲を洗ふ。
 今日も風が出てゐた。渚から沖にかけて海はしら/″\とざわめいてゐる。不図目をあげると思ひも寄らぬ方にほんのりと有明月が残つてゐた。沖の波に似た白雲の片々《かけら》が風に流れて、紺深く澄み入つた空の片辺に、まつたく忘れられたものゝやうに懸つてゐる。ア、と思ふ自分の心の底には早や久しく忘れてゐる故郷の山川が寂しい影を投げてゐた。故郷と有明月、何の縁も無さゝうだが、有明月を見るごとにどうしたものか私は直ぐ自分の故郷を思ひ起すのが癖である。渓間の林の間を歩いてゐた自分の幼い姿をすぐ思ひ浮べる。
 その朝は何故《なぜ》か渚に漁師の姿が少ないやうであつた。下駄を砂上に引きずりながら、私はこの有明の月をどうがなして一首の歌に詠まうものと夢中になつて苦心した。一里あまり、二里ほども歩いてゆくうちにとう/\その一首も出来ず、雪の様な浜は尽きて真黒な岩の磯が表れた。浪の音が急に高く、岩上に吹く松風の声もあり/\と耳に立つ。兎も角もと私は其処に腰を下した。足の裏がちくちくと痛んでゐる。雲の片《かけら》は次第に消えて白い月影のみいよ/\寂しい。
 大概の見当をつけて崖を這ひ上つてみると果して小さな路があつた。今度は下駄を履いて松や雑木の木の間を辿る。ずつと見はるかす左手の海の面がいかにも目新しく眺められて、ツイ磯の深い浪の間には無数の魚が群れて居さうに思はれる。小さな丘を越すと一つの漁村があつた。金田といふ。も一つ越すとまた一つあつた。狭い渓谷みたいな所に二三十戸小さな家が集つてゐる。中に一軒お寺があつて切りに鉦《かね》が鳴つてゐた。風のせゐか、此処の漁師も沖を休んで居るらしく、其処此処に集つて遊んでゐた。小さな茶店に休んでゐると其処にも四五人がゐて、何か戦争の話が逸《はず》んでゐた。村出身の予備後備の軍人の年金の話で、いま一戦争あつて引出されると俺もこれでまた一稼ぎ出来るがなア、何しろ斯う不漁《しけ》ぢア仕様がねえと図太い声を出したのを見るともう五十歳に近い大男であつた。年金を当に戦争に出度がる、耳新しいことを聞くものだと思つた。
 それから暫く嶮しい坂になつて、登り果てた所は山ならば嶺《いただき》、つまりこの三浦半島の脊であつた。可なり広い平地で、薩摩芋と粟とが一杯に作つてある。思はず脊延びして見渡すと遠く相模湾の方には夏の名残の雲の峯が渦巻いて、富士も天城《あまぎ》も燻《いぶ》つた光線に包まれて見えわかぬ。眼下の松輪崎の前面をば戦闘艦だか巡洋艦だか大きなのが揃つて四隻、どす黒い煙を吐いて湾内を指《さ》してゐる。此頃館山港に三十隻からの軍艦が集つて、それから垂れ流す糞便で所の者は大困りだといふ二三日前の誰かの話を不図思ひ出した。その演習も終つていま横須賀に帰つて行く所であらう。斯うして揃つた姿を見てゐると、何とはなしに血の躍る心地がする。松輪への路を訊くと、芋畑の中にゐる爺さんが伸び上つて、その電信柱について行きさへすれば間違ひはないと教へてくれる。なるほどこの丘の脊を通して電信柱が列なつてゐる。そしてその先が小さくなつてゐる。

 やがて柱の行列の尽きる所に来た。なるほど、この電線はこの岬端にある剣崎灯台(土地では松輪の灯台と呼んでゐる)に懸つてゐるものであつたのだ。灯台は今はたゞ白々と厳《いかめ》しい沈黙を守つて日に輝いてゐるのみである。そして附近に人家らしいものも見えぬ。あちこちと見廻してゐると、すぐ眼下の崖下にそれらしい一端が見えて居る。私は勇んで坂を降りて行つた。咽喉も渇き、腹も空いてゐた。
 降りて行つて驚いた事には其処は戸数五十近くの旧い宿場じみた漁村であつた。前に小さな浅さうな入江があつて、山蔭の事でぴつたりと静まつてゐる。一わたり歩いてみた所では宿屋らしい家も見えず、腰かけて休むべき店すら見つからぬ。此処が松輪かと訊くと、左様だといふ。兼ねて想像してゐた松輪には小綺麗な宿屋か小料理屋の二三軒もあつて、何となく明るい賑かな浦町であつた。これは/\と呆れたり弱つたりしたが、何しろ飯を食ふ所がない。宿屋が一軒あつたが客が無いので今は廃めたのだ相だ。それならもう少し歩いて三崎までおいでなさい、これから一里半位ゐのものだと、その漁村の外れの藁葺の家に帰り遅れた避暑客とでも云ふべき若い男が教へて呉れる。窺くともなく窺くと年ごろの痩形の廂髪が双肌ぬぎの化粧の手を止めて此方を見てゐる。その前の鏡台からして土地のものでない。仕方なく礼を言ひながら其処を去つて少し歩くと小さな掛茶屋があつて、やゝ時季遅れの西瓜が真紅に割かれて居る。其処に寄つてこぼすともなく愚痴を零《こぼ》すと、イヤ宿屋はあるにはあるといふ。エ、では何処にあると息込んで問ひ返すと、灯台の向ふ側にいま一ヶ所此処みたいな宿屋があつて其処にさくら屋といふのがあるといふ。いゝ宿屋か、海のそばかと畳みかければ、二階建で、海の側で、夜は灯台の光を真上に浴びるといふ。それではと矢庭に私は立ち上つた。そして教へられた近路を取つて急いだ。これで今夜は楽しく過される。兼ねて楽しんでゐた独りきりの旅寝の夢が結ばれるともう其事ばかり考へて急いだ。前の丘を越え戻つて、灯台の下の磯を目がけて行くと木がくれに二三の屋根が表はれ、やがて十軒あまりのに出て来た。先づ目についたはさくら屋といふ看板で、黒塗りのブリキ屋根の小さな軒に懸つてゐる。海のそばといふ私の言葉には直ぐ浪うち際の岩の上にでもそそり立つてゐる所を想像してゐたのであつたが、これは狭い砂浜の隅に建てられたマツチ箱式の二階屋である。再び驚いたが、もう落胆《がつかり》する勇気も無い。私はつか/\とその店頭へ歩み寄つた。
 むく/\肥つた四十|恰好《かつかう》の内儀《おかみ》が何だか言つてゐるのを聞き流して私は取りあへずそこの店さきにある井戸傍に立つた。頭から背から足さきまで洗ひ流して、直ぐ二階に上らうとした。また内儀が何か言ふ。あまりに頬の肉が豊富で口はその奥に引込んで而かも歯が欠けてゐるため、何をいふのか甚だ解し難い。下座敷がよくはないかといふ様なことではあつたが、私はずん/\階子段を上つてしまつた。そして海に向いた方の部屋の障子を引きあけてみて驚いた。其処はふさ[#「ふさ」に傍点]がつてゐた。しかも三十前の男女が恐しい風をしてまだ蚊帳の中に寝てゐる。惶《あわ》てゝ其処を閉めたが、サテ他にはその反対側に今一つきり部屋がない。てれ隠しに恐々《こは/″\》それをも窺いてみると三畳位ゐで、而かも日が真正面《まとも》に当つてゐる。
 すご/\下に降りると内儀は笑ひながら奥の間(と云つてもこれより外に座敷らしい処はない)の縁側に近い所へ座布団を直した。兎もあれ麦酒を一二本冷やして呉れといふと、そんなものは無いといふ。いよ/\なさけ無くなつたが、それでも酒はと押し返すと、どの位ゐ飲むかと訊く。何しろ大変なものであらうが、兎に角少しでもやつて見ようと決心して、二合ばかりつけて呉れ、それに缶詰でも何でもいゝから直ぐ飯を食はしてくれと頼むと、缶詰もないと呟く。そして小さな燗徳利を持つて戸外《そと》へ出てゆく。オヤ/\二合だけ買ひに行くのと見える。
 裸体になつて柱に凭《よ》つてゐると、流石に冷たい風が吹く。日のかん/\照つてゐる庭さきには子供が三人長い竿で蜻蛉を釣つてゐる。赤い小さいのが幾つも幾つもあちこちと空を飛んでゐるのだ。二階で起き上つた気勢《けはひ》がして何やら言ひ争つて居る。その声の調子から二人とも芸人だなと直ぐ気づかれた。降りて来た男を見ると髪が長い、浪花節だなとまた思ふ。女の方はずつと若く、綺麗な荒《すさ》んだ顔をしてゐた。
 むく/\動いて内儀さんが帰つて来た。そしてまた蜻蛉釣の子供を呼んで何やらむぐ/\言ひつけてゐる。やがて物を焼く匂ひがする。はゝア壷焼きだなと感づいた頃はもう好し悪しなしに燗のつくのが待ち遠かつた。
 案じてゐた程でもないと思ふと、直ぐまたあとを酒屋に取りにやつた。少しづつ酔の廻るにつけて、何となく四辺《あたり》が興味深く思ひなされて来た。矢張り初めの思ひ立ち通り此処に一晩泊つて帰らうか。それともこのまゝ一睡りして夕方かけて先刻《さつき》の路を歩かうか、浪花節語りと合宿も面白いかも知れぬ、肥つちよの内儀さんも面白さうだ、などと考えてゐると次第に静かな気持になつて来た。柱に凭《もた》れたまゝ斜めに仰ぐ空には高々と小さな雲が浮んで、庭さきの何やらの常磐樹の光も冷たく、自身をのみ取り巻いてゐるやうな単調な浪の音にも急に心づき、秋だ/\と思ふ心は酒と共に次第に深く全身を巡り始めた。またしても有明月の一首をどうかしてものにしたいと空しく心を費す。
 二度目の酒も終つた。飯も済んだ。泊らうか帰らうかの考へはまだ纏らぬ。其うち二階ではまた何か言ひ合ひ始めた。壊れた喇叭の様な男の声に混つてゐる女の声はまるでブリキを磨り合せてゐるやうだ。それにしてもなか/\いゝ女だ、久しぶりにあゝした女を見た、などとまたあらぬ事を考へ始める。
 うと/\してゐると、突然ぼう――つといふ汽船の笛が直ぐ耳もとに落ちて来た。
 三崎行だな、と思つた時には既に半分私は立ち上つてゐた。
『おばさん、勘定々々、大急ぎだ。』
『…………?』
『三崎だ/\、大急ぎ!』
 駆けつけた時は丁度砂から艀を降す所であつた。身軽に飛び乗るとする/\と波の上に浮び出た。小さな、黒い汽船はやゝ離れた沖合に停つてまだ汽笛を鳴らしてゐる。房州の端《はな》が眼近に見え、右手は寧ろ黒々とした遠く展けた外洋である。せつせ[#「せつせ」に傍点]と押し進む艀の両側には、鰹《かつを》からでも追はれて来てゐたか、波の表が薄黒く見ゆる位ゐまでに集つた※[#「魚+是」、第4水準2-93-60]《しこ》の群がばら/\/\と跳ね上がつた。



底本:「日本の名随筆92 岬」作品社
   1990(平成2)年6月25日第1刷発行
底本の親本:「若山牧水全集 第五巻」雄鶏社
   1958(昭和33)年5月発行
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
入力:渡邉つよし
校正:門田裕志
2002年11月12日作成
2004年8月30日修正
青空文庫作成ファイル:














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