次の書は、本所(東京都墨田区)〜佐原(千葉県香取市)間の鉄道
敷設申請に対する千葉県知事・船越衛身から出された上申書(明治
20年・1887)。
千葉県は川や海に囲まれ水運が便利で、しかも利根運河の開削
も予定されている。さらに同時期に東京から銚子への鉄道も申請
されていた。そのため申請された鉄道が十分な利益を上げられな
いのではないかと、敷設に消極的な意見が記されている。

次の図は、利根川の水運や三社詣(香取神宮、鹿島神宮、息栖
神社)で栄えた木下河岸。
NAJ(国立公文書館):千代田区北の丸公園3-2)