次の書は、“貞観の治”で知られる唐の皇帝・太宗が群臣と交わした
政治議論を40編に分類した「貞観政要」で、編者は呉兢。中国では
為政者の教科書として読み継がれ、日本でも鎌倉時代から将軍の必
読書とされ、徳川家康も愛読者という。
その家康は書写事業だけでなく出版事業にも力を入れている。有
用な書物が広く読まれるように、僧侶・閑室元佶に木活字10万個を
与えて出版を命じる。
これを受けて元佶は出版に際し、京都伏見・円光寺の開山となっ
たことから貞観政要・伏見版と呼ばれている。
NAJ(千代田区北の丸公園3-2)
政治議論を40編に分類した「貞観政要」で、編者は呉兢。中国では
為政者の教科書として読み継がれ、日本でも鎌倉時代から将軍の必
読書とされ、徳川家康も愛読者という。
その家康は書写事業だけでなく出版事業にも力を入れている。有
用な書物が広く読まれるように、僧侶・閑室元佶に木活字10万個を
与えて出版を命じる。
これを受けて元佶は出版に際し、京都伏見・円光寺の開山となっ
たことから貞観政要・伏見版と呼ばれている。
NAJ(千代田区北の丸公園3-2)