塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 平家物語 明暦2年版平家物語

2018-11-21 05:41:36 | ミュージアム巡り_2020
 次の書は、明暦2年版(1656)の「平家物語」で、絵入りの本の
中では最初期と考えられる。平家物語には元々、挿絵はなかったが、
読者層の広がりに伴い挿絵を加えて再版されるようになる。全7冊、
教部省旧蔵。

 展示頁には、清盛が病に倒れ、その時に妻の二位殿が地獄から清
盛を迎えに来る牛車の夢を見たという。その後、清盛は死去。この
あらすじは南都焼討(清盛の命で東大寺及び興福寺が焼き討ちされ、
盧舎那仏像が焼け落ちた事件)の報いだと伝えている。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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