ミュージアム巡り トヨタTM Ｓ型エンジン

　トヨタが独自に設計した最初のエンジンが「Ｓ型」(1947年。こ
のエンジンは、戦後の日本経済事情と将来の輸出市場を考慮し、小
型・軽量・低燃費を目標として開発されている。

　外国のエンジンを参考にして設計はトヨタ独自。動弁機構は構造
がシンプルで、小型車に多用されたサイドバルブ式のためSA小型乗
用車やSB型トラックなどに搭載されている。

・ 冷却方式/気筒配列/気筒数：水冷直列４気筒
・ 弁機構：SV
・ 排気量(内径×行程)：995cc(65.0×75.0mm)
・ 圧縮比：6.5
・ 最高出力(グロス)：20KW(27hp)/4,000rpm
・ 最大トルク(グロス)：58nm(5.9kgm)/2,400rpm
・ 主要搭載車種：SB＆SG型トラック、SA型乗用車
(名古屋市西区則武新町4-1-35)