塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 富士登山 聖徳太子伝暦

2013-07-31 05:58:56 | ミュージアム巡り_2013
 続いては、「聖徳太子伝暦」。
 富士山は、約70万年前から大小の噴火を繰り返し、あのような均
整のとれた秀美な姿を作ってきた。それに、年中雪をおびて噴煙を
巻き上げる山として、畏怖され霊山と考えられるようになる。
 そんな霊峰富士にまつわる伝説や伝承は数多く残されている。
 そのひとつが「聖徳太子伝暦」の中の「黒駒伝説」である。推古
6年(598)9月、太子が27歳の時、甲斐の国から献上された黒駒(黒
毛の馬)に乗って、富士山の上空を駆けめぐったという。
 これは当時、仏教では世界の中心にそびえ立つ須弥山とみなされ
ていた富士山が、太子信仰の超越的な能力を引き立ていると言われ
るもの。

 次の絵は夜が明けてきた朝日に赤らむ「未明之富士」。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)


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