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不愉快なことには理由がある 単行本(ソフトカバー) – 2012/11/26 橘 玲 (著)

2018-09-19 17:38:23 | ★★★★☆もう一回ぐらい読みたいかな
不愉快なことには理由がある 単行本(ソフトカバー) – 2012/11/26
橘 玲 (著)



場所:江東区図書館

週刊プレイボーイの連載の再構成、日本の問題を進化論から考えてみた。
いくつかメモ。
・利己的遺伝子はレトリック、要は生き残った者が生き残るということ、環境に適していた遺伝が残っただけ
・アノマリーは従来はヒトの脳が論理的思考が苦手だからと考えられてきたが、最近では複雑系に対応するために進化した無意識の知性と考えられている、未来が予測不能なら確率論的に正しいリスクを取って危険に身をさらすよりも、損失を回避しながら小さな利益を積み上げていくのがベター
・子供は子供集団のなかで人格形成する、5つのルール
1.自分と似た子供に引き寄せられる
2.自分が所属する集団に同一化する
3.ほかの子供集団と対立する
4.集団の中では異なるキャラを演じることで目立とうとする
5.子供の集団は文化的に独立しており、大人の介入を徹底して排除する
・集団の決定を観察すると、最初に自信たっぷりに発言した人の決定に従う、一貫してブレない主張を信じる、が見られる
・国内で関税障壁を設けていないのに、国と国の間に障壁を作ることは理屈に合わない、自由貿易こそが人を豊かにする
・江戸時代に人口が2600万人で定常状態なのは、農村で増えた人口を劣悪な環境の都市が死に追いやっていたから、現在のインドなんかに典型的にみられる形
・人の集まりのマジックナンバー5、50、150、5は兄弟姉妹、50は狩猟採集時代の大家族、150は農耕時代のムラ、これを超えると集団としても一体感がなくなる、会社でも200人を超えると事業部制が導入される
・臓器提供意思はオプトインの国とオプトアウトの国で大きく率が変わる、デフォルトをどちらにするかでコントロールできる
・全てを市場に任せるリバタリアンと、国家が面倒を見るパターナリズムの間に、進化の途上で生じたバイアスをうまく利用することで人々の行動をより良い方向にナッジする新しい政治思想、進化論的リバタリアニズムと言うべきリバタリアン・パターナリズム(おせっかいな自由主義)が生まれている

自分の行動がなんらかバイアスに引っ張られていないか?
無意識に損失回避傾向はあるはず、そうなら意識的にリスクを取ってみる。
やるべきとわかっていることがなかなか手が出ない、バイアスを利用して自分を動かすことはできないか。
自分をアップデートするために、考えてみたい。



【著者】
国家破産はこわくない (講談社+α文庫) 文庫 – 2018/1/20
橘 玲 (著)
https://blog.goo.ne.jp/shinyability/e/15783dc7dfe627437403608685108394

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