昔は、高級車と言えば、乱暴でマナーの悪い人が乗る車だと思っていた。ウィンカーも出さずに割り込んだり、フラフラと蛇行して走ったり、車線を半端なくはみ出したり、もう、傍若無人の振る舞いなのだ。きっと性格的に難のある人か、社会的に難のある人が、運転しているのだろうと思っていた。
ところが最近、それが間違いだったと気づいた。彼らは性格的に難があるのではない。どちらかというと、普通の人が多いということがわかったのだ。
では、どこに難があるのかというと、運転能力にあるのだ。つまり、運転が下手くそだということだ。車をうまく操れないから、焦って無茶苦茶な運転になってしまう。それが傍若無人な振る舞いに見えるわけだ。
ね、焦らないで、ゆっくり運転しましょうや。