津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

■形見の著

2015-06-22 09:43:32 | 先祖附

 故高田廉一(康史)先生の最大の功績は、「平成肥後国誌」の刊行であろう。1998年刊行、夫々が千頁をこえる上下巻になっており、中世・近世・近代・現代におよぶ熊本の歴史の変遷を、お一人で調査・執筆・刊行された。
刊行された後も研究心に衰える所はなく、車に御乗せして何度かご一緒した。
果たせなかったのが、中川壽林や、井上平太のお墓、又宇土市網田にあるという阿蘇家のお墓など一度出かけたのだが、場所が判らぬまま再度出かけることを御約束していたことだ。それぞれの場所が数十年前に訪ねられて、周辺の状況が変わってしまって、さすがの先生もさじを投げられた。

私の手元に今となっては形見となった一冊の本がある。
阿蘇氏や相良氏の歴史に委しく触れられた、「肥後武将の源流」という御著である。
これは随分以前県立図書館で見つけたのだが、貴重な郷土資料として貸し出しが為されていない。
残部があれば購入したいと思ったがもうないと仰る。しばらくして、落丁がひどい本をお貸し戴いた。
お返しして暫くしたころ、落丁部分をコピーして糊付けしたその本を御恵贈いただいた。                                                 

                    
                                                       (落丁部分の両ページにコピーが貼り付けられている)


このブログで阿蘇氏についての「渡邊玄察」の文章をご紹介したころ、この本を熟読した。
系図を作り判らないことをお尋ねしたいと思い御手紙もお出ししたのだが、叶わぬ事となってしまった。
このような先生の御温情に深く感謝を申し上げたい。



                  珈琲を想い出の卓に頼みけり    津々 

                                                
 

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