津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

柊(ひいらぎ)坂

2012-11-06 11:45:05 | 地図散歩

 ある人との会話の中で熊本城に話が及んだ時、「ひいらぎ坂」という名前が出てきた。恥ずかしながら私は承知していなかったので、しばらく話を黙って聞いていたのだが、どうやら熊本市立博物館周辺にあるらしいことが判ってきた。

      「博物館の脇に槙島坂てあるでしょうが・・・あの近所ですか?」
      「そうそう、あの道の途中から(藤崎台)野球場にのぼる坂があっでしょうが・・・・あれがひいらぎ坂ですたい」
      「へーそう、知りませんでしたネ。でもなんでひいらぎ坂って言うんですか?」
      「野球場は昔は藤崎宮の在ったところでしょうが、あの近所に大河原なんとかて言う侍の屋敷があって、そこに太か柊の木のあったげなですたい。
       今は野球のなか時は護国(神社)さんに参らす人の通らすくらいで、淋しか通りばってん江戸んころは藤崎(宮)さんの鎮座しとらしたケン、たいぎゃ
       にぎわいよったらしかですばい・・・・・」

なるほどと合点し、帰宅してから新熊本市史の絵図・地図編を眺めてみたが、大河原何某の屋敷を見出すことはできなかった。
その柊の木というのは今でもあるのだろうか。聞き忘れてしまった。一度三の丸の駐車場に車を置いて、ゆっくり散策しようと思っている。
      

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