津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川小倉藩(488)寛永七年・日帳(四月十三日)

2021-02-13 07:34:31 | 細川小倉藩

                     日帳(寛永七年四月)十三

         |                        
         |    十三日  加来二郎兵衛
         |
本丸ノ鷹餌ヲ京都 |一、小倉少太夫被申候ハ、御本丸御鷹之餌、爰元にて仕せ候へ共、取出不申候間、京都郡へ御ゑさしを
群ニテ餌差ニ捉ラ |                                          (苺)
シム   苺採リ |  遣度存候間、鳥を持はこひ申御小人二人渡被下候様ニと被申候、則小頭所へ此段申遣候、いちこ
         |  をとらせ、ひま無之候共、其内を一人成共遣候へと申遣候也、
         |                (吉田浄元)
盛方院無事京着ス |一、牛嶋一郎右衛門尉罷下候被申候、盛方院御無事ニ被成御着候由、則盛方院ゟ銀子壱枚・ほうずいた
ほうずい丹    |            〃
         |    (貝)      (浄珍院、松井康之女)               (亀 綾 縞)        (長沢顕長室、沼田清延女)
         |  ん一かい、又盛方院御母様ゟかたひら一つ・杉原壱束、かめやしま一たんハ、いよ殿ゟ一郎右衛
         |  門ニ給候由、
         |     盛方院ゟ何へも被下者数覚
         |                御船頭
         |  一、唐もめん  ニたん    河村弥右衛門、
         |                小早御船頭
         |  一、こくらしま 一たん    田中作兵衛、
         |                 (舵)
         |  一、嶋もめん  一たん    かち取二兵衛、
         |  一、唐もめん  一たん    村松長右衛門、
         |  一、銭六百文         御鉄炮衆二人ニ被下候、
         |  一、同四百文         御長柄衆二人ニ被下候、
         |  右之前被下候由、牛嶋書付被持下候、則書付を 御前へ差上候由、被申候事、
京詰三人ヨリ言上 |一、京三人よりノ言上ノ文箱一つ、一郎右衛門持下、上ヶ被申候也、

         |一、宇治へ被遣歩野御小性ハ高橋久左衛門也、
         |               (重澄)金守可重七男
酒井重澄書状忠利 |一、牛嶋一郎右衛門尉下之時、酒井山城守様ゟ殿様へ被進之候御状壱通、才兵衛を以、御前へ上ル、
宛ヲ金森重近中継 |       (重近)山城守の長兄・茶人として有名
ス        |  此御状は金守宗和様まて参、宗和ゟ京のをく殿まて被遣候ニ付、小倉へ便次第差下候へ之由に
         |  て、をく殿ゟ京衆へ御渡候を、此度京衆被下候也、
永嶺某兄弟喧嘩ノ |一、桑原主殿与永嶺左右衛門せかれ弥五郎、去年兄弟いさかい仕、十方なく罷出、黒崎口人留へ参懸
未途方ナク人留ニ |  り候を、とらへ来候ニ付、御年寄衆御談合にて、質へやへ御入置候を、今朝被 聞召届、被成御
懸リ捕ヘラレ質部 |  助、親左右衛門ニ被下候也、
屋ニアリ  忠利 |
赦シ親へ渡サシム |                                弥五郎おちニて候ニ付、
質部屋番叔父ナル |一、永峯弥五郎しちへやニ被為入置ニ、しちへや御番永峯彦右衛門ハを新籠御番一宮三右衛門ニか
故新籠番と替ラシ |                               〃
ムルヲ旧ニ復ス  |  わし御番申付候処ニ、右弥五郎今日御助被成、御上ヶ被成候ニ付、御番衆もと/\のことくかわ
         |  り候へと、申付候事、
上方ヨリノ生雁ヲ |一、上方ゟ、いき鴈五つ下申候を、羽ふしをきり、ためいけへ被成御放候事、羽ふしきり申儀、山
羽節ヲ切リ溜池ニ |  本仁介ニきらせ申候事、
放タシム  羽節 |
ハ鷹匠ニ切ラシム |
         |   (可政)
         |一、加々山主馬所ゟ式ア少殿への状壱通、小野九右衛門・佐藤少左衛門所ゟノ状壱通、式ア少殿へ持 
         |  遣候事、

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■司馬遼太郎と「城址を歩く‐... | トップ | ■細川小倉藩(489)寛永七年... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿