津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■雪の朝

2018-02-12 09:49:22 | 熊本

                          たなごころ
                  南国の 掌に消ゆ雪となり津々

今朝ほどはこの冬四回目の銀世界、今もボタン雪がちらほらしている。
南国の人間にとってはうれしい風景だが、ベランダにでてみると風がつめたく、暖房のきいた部屋から出られそうにない。
世の中は休日の様だから、読書でもして過ごすことにしよう。

昨日曜日が祝祭日で今日は代替え休日ということらしいが、昨日は「建国記念日」だった。
正式には「建国記念日」なのだそうだが、神武天皇の建国神話をもってしているから「」がつけられているのだという。
かっての紀元節だが余り説得力がなくて、76歳爺にしても2月11日が祝祭日と言われてもしばらくは答えに出てこない。

最近は折に触れて古典文学を楽しんでいる。過日はO家文書に斉明天皇の事が登場したので、「古事記」「日本書紀」の該当項に目を通したりした。
今日は寒さしのぎに「古事記」と、梅原猛の神々の流竄を読んでみようと思っている。

                           

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■寛永年以降・郡中法令(9)

2018-02-12 09:26:12 | 史料

二二四ー(4)

   覺
一愛宕山 一高野山 一彦山 一宇佐
 右之札在々え賦申儀銘々町宿可有之候條、御町奉行より
 札目録を以差上候ハヽ此方より御郡々々え相渡、初穂銀
 を取揃、御惣庄屋手前より夫々ニ相渡候様ニ沙汰仕候事
一伊勢御師之儀は御祓土産物大分ニ御座候、此方え受取、
 在々え賦申儀難成御座候ニ付、前々より御祓賦來候、御
 師旦那紛無御座との御惣庄屋差出を仕せ、其上を以如前
 々沙汰仕候様、御郡奉行え申渡候事
 一熊本山伏 一同こも僧
 右之者頭々之札を持、御郡々々え罷出來候事
 一出家 一山伏 一社人
 右在々旦那廻御赦免之事
 一川尻札賦 一比丘尼 一ひしやきたゝき
 一てずし  一座頭  一ごぜ
 一合薬賣  一はちひらき
 右之分、在々え参之儀御赦免ニて御座候、然共御所務半
 ハ御停止之事
一廻國僧之儀、在々所々ニ一日・二日之外は逗留仕せ申間
 敷候、左候て先々通候様ニ可申付旨、御郡奉行申渡候事
一巡禮之儀も廻國僧同前ニ申付候處、在々ニて悪敷事仕候
 ニ付、寛文九年より御家老中相談之上、所々ニ逗留仕せ
 不申村贈(アマ)ニ仕、御國中境差通申候事
一在々熊本町より役者を呼申間敷候、付り、踊子・春駒・
 しヽ舞・りうご引・目明之しゃみせん引・こきう引・あ
 やおり・さヽら摺・其外ほうかの類、右之分ハ在々御停
 止被仰付候、乍然、雨乞・風祭立願有之踊子をよひ申儀
 候ハヽ、先御郡奉行え相達、奉行所え申達、受差圖を御
 郡奉行より御町奉行え申渡、其上ニて在々ニ差出候事
一在々町ニて酒造候儀、公儀御觸之趣相守可被申旨御郡奉
 行・御町奉行え申渡、毎年石高帳ニ調上申候事
一在々町上ヶ酒一切御停止之事、併川尻町・高橋町・高瀬
 町此三ヶ所ハ御赦免、但運上銀ハ仕候事
一八代町ハ熊本町同前之事
一鶴崎道中之内、大津・内牧・坂梨・久住・野津原・鶴崎
 此六ケ所之酒屋ハ運上銀御赦免之事
一在々町麹屋・油屋之儀、望次第ニ被仰付、勿論定之運
 上銀仕候事
一在々ニ鹽・農具賣之外商人出入御停止之事
一在々市町ニて布木綿之類幷肴物、熊本町より賣ニ参候
 ハヽ、町年寄り之手形を以道筋差通申候事
一山奥津出、五里外ハ御蔵納中より駄賃米を割賦ニて出し
 津出可仕旨、真源院様御代ニ被仰出、今以其分ニ御座候事
一所々継飛脚給米、御國中在々より惣割賦ニて出し來候事
一御鷹匠御餌差、在々え被差出候時分、村々ニて紛もの御
 座候ニ付合札を調、御鷹匠・御餌差幷村々小庄屋へも渡
 置引合申候様ニ申付候事
一御鷹餌犬、御國中在々より出し來候處ニ、近年ハ犬一疋
 ニ付代銀拾匁宛被下置、飽田・託麻之儀は御鷹場廣ク御
 座候ニ付、犬を飼不申故、近年犬割符御赦免被成候也
一在々御百姓鍛冶ニ逢申候者ニは、御蔵納・御給人知共ニ
 御郡奉行吟味之上、家壹軒造申候竹木被為拝領候事
一在々宮山之竹木御用ニは不被召仕候、其宮之造営ニ召仕
 申候、風ころひ又はかれ申竹木ハ賣拂、其代銀御郡奉行
 より御惣庄屋へ預ヶ借付置、寺社造営之作料などニ召仕
 候事
一御山奉行銘々懸りの御郡中は村継馬相渡申候、着替将又
 食焼夫相渡不申候事
一田畑すくなく百姓他村より出作地なと有之所へ可参と申
 百姓於有之は、随分先々え参候て成立候様ニいたし遣可
 申候事
一百姓屋敷廻り之木、其百姓植候分ハ植立候者心儘ニ剪可
 申候、従前々有之大木三尺廻り以上之由ハ剪申間敷候事
   以上
   寛文十年七月

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