寛永二十年二月十三日忠利公の菩提寺が完成した。十八年三月十七日、56歳で亡くなった。天草島原の乱に大將格で出陣し多くの家士の死傷者を出したが、長い戦いの結末を迎えた。これらの苦労がかれの生命を縮めた。十三日から十七日まで取越し法要が行われた。この法要に殉死者阿部弥一右衛門の者遺児権兵衛が、自らの髻を切るという不祥事を起こし誅伐された。遺族である一族が屋敷に籠り抵抗の構を見せたため、藩は討手を派遣して一族郎党ともに討ち果した。これらの事は森鴎外の「阿部一族」に詳しいが、史実にてらすと大いなる錯誤がある。
goo blog お知らせ
goo blog おすすめ
カレンダー
最新記事
カテゴリー
- ご挨拶(231)
- 年表(8)
- 論考(73)
- 熊本史談会(157)
- 講演会(45)
- イベント(42)
- 人物(288)
- 先祖附(325)
- 花押(45)
- 熊本地震(176)
- 地図散歩(131)
- 色・いろいろ(29)
- 自分史(25)
- 木下韡村日記(5)
- 細川小倉藩(550)
- 恕斎日録(鶴崎編)(1)
- 私の本棚(6)
- 創作(9)
- 細川家譜(167)
- 史料(2008)
- 古写真(26)
- 俳句(75)
- 家紋(109)
- 有吉家文書(84)
- 旦夕覺書(46)
- 保存(17)
- 展覧会(134)
- オークション(507)
- 爺の遠吠え(1)
- 恕斎日録(39)
- 侍帳(11)
- 小川研次氏論考(27)
- 沼田家文書(11)
- 催し物(4)
- 熊大永青文庫研究センター(1)
- 掃苔(9)
- 歴史(2539)
- 書籍・読書(1051)
- 新聞(114)
- 熊本(829)
- 徒然(2530)
- 随想(9)
- memo(113)
- 些事奏論(22)
- 建築(23)
最新コメント
- 津々堂/■永青文庫「信長の手紙」講演会について
- 倉八明彦/■永青文庫「信長の手紙」講演会について
- yoshika/■毛利秀士氏、今年度「荒木精之記念功労者」受賞さる
- yoshika/■毛利秀士氏、今年度「荒木精之記念功労者」受賞さる
- yoshika/ガラシャ夫人御生害 ・6 (河喜多家のこと)
- 柴田/■時系列地形図閲覧ソフト「今昔マップ」
- ツツミ/ ■本能寺からお玉ヶ池へ ~その⑳~
- 津々堂/■梅雨明け
- 荒木幹雄/■梅雨明け
- 津々堂/■家人不具合にて・・・
バックナンバー
ブックマーク
- 肥後細川藩捨遺 - 管理人のメインサイト。
- 九州の雄・肥後熊本五十四万石を、237年にわたり統治経営した細川家の歴史と業績をご紹介するサイトです
- goo
- 最初はgoo