後藤又兵衛の男・又一郎と、切支丹故に誅罰された細川家家臣・小笠原玄也とは共に加賀山興長の女を娶り相婿の関係にある。
小笠原玄也はガラシャ夫人に殉死した小笠原少斎の男である。切支丹棄教をかたくなに拒み、家族や奉公人ともども誅罰された。
後藤又一郎がどういう経緯で加賀山興長女りゆを娶ったのかが疑問であったが、過日購入した行橋市歴史資料館の「後藤又兵衛の出奔と細川忠興」展の図録に、「後藤又兵衛が加賀山興長妹を娶っていた」事を示す略系図が掲載されていた。
これは福田千鶴氏著「後藤又兵衛」から引用されているということで、一昨日Amazonに購入予約を入れた。
こんなことは諸兄にはすでにご存じの事かとは思うが一応略系図としてみた。
小笠原少斎-----+---備前・長基(6,000石) 室・忠興姪吉田二位女・たね
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+---宮内・長良(600石) 室藤孝女・千
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+---与三郎・玄也
‖---------源八郎他八人
+---加賀山隼人興長---+-----みや
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| +-----りゆ
+--------● ‖
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後藤又兵衛-----------又一郎