NITE(ナイト)独立行政法人製品評価技術基盤機構製品安全センター
PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)2023.4.25 VOL. 427より
コロナ禍が落ち着きを見せていることから、
田舎に帰省される方も多いのではないでしょうか。
いつもと違う環境で興味を持った製品を遊ぶように使っていると、こどもが事故に遭うおそれがあります。
ご家族みんなでこどもを守り、楽しいゴールデンウィークにしましょう。
今回はこどもの事故をご紹介します。
こどもの事故
【事例1】
こどもがドラム式洗濯乾燥機内に入ってドアが閉じてしまい、窒息しました。
なお、本体及び取扱説明書には、「こどもをドラムの中に入らせない。
ドラム内に閉じ込められて窒息したり、やけど、感電、けが、おぼれるおそれがある」旨、記載されていました。
→洗濯機を使用していない時にもこどもが容易に開けられないように、
「チャイルドロック機能」の活用などで扉は常にロックしてください。
【事例2】
こどもがスチーム式加湿機能付き空気清浄機につかまり立ちし、手が蒸気吹出口に触れたため、
やけどを負いました。なお、本体表示及び取扱説明書には「こどものやけどに注意する」旨の記載がありました。
→こどもがスチーム式加湿機能付き空気清浄機に近づかないよう柵を設け
るなど対策を行ってください。
【事例3】
こどもがたんすの引き出しを同時に複数段開けたか、引き出しに乗ったりぶら下がったりしたため、
転倒防止策を施していなかったたんすが前方に転倒し、こどもが下敷きになりました。
→こどもがたんすによじ登らないように注意してください。
たんすを壁や天井に固定するなど、倒れないように対策をしてください。
【事例4】
こどもが玩具で遊んでいた際、電池を収納しているふたが外れ、コイン形リチウム電池を飲み込み、負傷しました。
→電池を内蔵している製品は、触れているうちに電池が外れる場合があるので、
電池が外れやすくなっていないか点検してください。
使い終わった電池や予備の電池はこどもの手の届かないところに保管してください。
また、誤飲のおそれのある玩具なども保管場所に気をつけ、
遊ぶときにこどもが口に入れないように注意してください。
【事例5】
幼児がベビーベッド付近の窓枠に取り付けてあった網戸の操作紐で遊んでいたところ、
紐が首に絡み、窒息しました。網戸(ロール式)とベビーベッドが幼児が操作紐を掴んで遊べる位置関係にあったため、
幼児が遊んでいる時に偶然操作紐が首に巻きつき窒息したと推定されます。
なお、取扱説明書には「ロール網戸のコードでこどもが遊ばないようにご注意ください」と、記載されていました。
→家の中にロール式網戸やブラインド等の操作用のひもが付いた製品がある場合は、
クリップ等を使用して、ひもを上の方でまとめ『今すぐに』こどもの手が届かないように対策しましょう。
普段はこどもの手が届かないはずのひもでも、テーブル、棚、椅子等に登ることで届いてしまうことがあります。
普段、乳幼児と同居していないご家庭でも、帰省等で乳幼児が来られた場合には、同様の対策が必要です。
■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「こども」等をキーワード
に検索していただけます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/
*****************************************
今年のゴールデンウィークはコロナ禍があけ多くの人出で賑わっています。
子どもを連れての帰省したり、遊びにいったりと
普段とは違う場所で生活をすることもあるかもしれません。
今回の事例の多くは正しい使用をすることで避けられるものです。
今日手が届かなくても明日は届くかもしれません。
好奇心旺盛な子どもたちは大人が想像しないこともしてしまいまうす。
多少の失敗は成長するための糧となりますが、
生命に危険を及ぼす事故についてはやはり予防が必要です。
周りの大人が自覚し気をつけて見守る。
安全な環境を作ることがとても大切なんですね🖕
気をつけて大いに楽しみましょう👍
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PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)2023.4.25 VOL. 427より
コロナ禍が落ち着きを見せていることから、
田舎に帰省される方も多いのではないでしょうか。
いつもと違う環境で興味を持った製品を遊ぶように使っていると、こどもが事故に遭うおそれがあります。
ご家族みんなでこどもを守り、楽しいゴールデンウィークにしましょう。
今回はこどもの事故をご紹介します。
こどもの事故
【事例1】
こどもがドラム式洗濯乾燥機内に入ってドアが閉じてしまい、窒息しました。
なお、本体及び取扱説明書には、「こどもをドラムの中に入らせない。
ドラム内に閉じ込められて窒息したり、やけど、感電、けが、おぼれるおそれがある」旨、記載されていました。
→洗濯機を使用していない時にもこどもが容易に開けられないように、
「チャイルドロック機能」の活用などで扉は常にロックしてください。
【事例2】
こどもがスチーム式加湿機能付き空気清浄機につかまり立ちし、手が蒸気吹出口に触れたため、
やけどを負いました。なお、本体表示及び取扱説明書には「こどものやけどに注意する」旨の記載がありました。
→こどもがスチーム式加湿機能付き空気清浄機に近づかないよう柵を設け
るなど対策を行ってください。
【事例3】
こどもがたんすの引き出しを同時に複数段開けたか、引き出しに乗ったりぶら下がったりしたため、
転倒防止策を施していなかったたんすが前方に転倒し、こどもが下敷きになりました。
→こどもがたんすによじ登らないように注意してください。
たんすを壁や天井に固定するなど、倒れないように対策をしてください。
【事例4】
こどもが玩具で遊んでいた際、電池を収納しているふたが外れ、コイン形リチウム電池を飲み込み、負傷しました。
→電池を内蔵している製品は、触れているうちに電池が外れる場合があるので、
電池が外れやすくなっていないか点検してください。
使い終わった電池や予備の電池はこどもの手の届かないところに保管してください。
また、誤飲のおそれのある玩具なども保管場所に気をつけ、
遊ぶときにこどもが口に入れないように注意してください。
【事例5】
幼児がベビーベッド付近の窓枠に取り付けてあった網戸の操作紐で遊んでいたところ、
紐が首に絡み、窒息しました。網戸(ロール式)とベビーベッドが幼児が操作紐を掴んで遊べる位置関係にあったため、
幼児が遊んでいる時に偶然操作紐が首に巻きつき窒息したと推定されます。
なお、取扱説明書には「ロール網戸のコードでこどもが遊ばないようにご注意ください」と、記載されていました。
→家の中にロール式網戸やブラインド等の操作用のひもが付いた製品がある場合は、
クリップ等を使用して、ひもを上の方でまとめ『今すぐに』こどもの手が届かないように対策しましょう。
普段はこどもの手が届かないはずのひもでも、テーブル、棚、椅子等に登ることで届いてしまうことがあります。
普段、乳幼児と同居していないご家庭でも、帰省等で乳幼児が来られた場合には、同様の対策が必要です。
■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「こども」等をキーワード
に検索していただけます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/
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今年のゴールデンウィークはコロナ禍があけ多くの人出で賑わっています。
子どもを連れての帰省したり、遊びにいったりと
普段とは違う場所で生活をすることもあるかもしれません。
今回の事例の多くは正しい使用をすることで避けられるものです。
今日手が届かなくても明日は届くかもしれません。
好奇心旺盛な子どもたちは大人が想像しないこともしてしまいまうす。
多少の失敗は成長するための糧となりますが、
生命に危険を及ぼす事故についてはやはり予防が必要です。
周りの大人が自覚し気をつけて見守る。
安全な環境を作ることがとても大切なんですね🖕
気をつけて大いに楽しみましょう👍
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