NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構] 製品安全センター
PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)2022.9.13 VOL. 412より
今年も台風が各地で猛威を振るいましたが、台風や大雨などの自然災害に備えて、
防災グッズを用意する方も多いと思います。
なかでもヘッドライトや懐中電灯などの携帯型のライトは、停電時や避難時の照明に、最も多くの方が準備しているグッズです。
災害に備えようと慌てて充電に取りかかると、誤った充電器を使用するなど事故が発生しやすくなります。
いざというときに充電式ライトを安全に使用できるよう、災害発生前から余裕をもって使用上注意すべき点を確認しておきましょう。
1.充電式ライトの事故
【事例】
ネット通販で購入した LED ヘッドライトを充電中、電池付近から出火し周辺を焼損した。
→LED ヘッドライト本体が過充電保護機能を有していなかったため、
出力 電圧の高い異なる製品の充電器を接続した際に、
LED ヘッドライトのリチウムイオン電池が過充電状態となって異常発熱し、焼損したものと考えられます。
【注意事項】
○充電は付属の充電器(AC アダプター)で行う。
家庭内には充電器を使用する製品が複数ある場合があります。
充電器は、それぞれ充電条件などの仕様が異なりますが、充電器と機器をつなぐプ ラグの形状は同じものも多く、
他製品に付属していた充電器でも接続できてしまうことがあります。
特に付属の充電器よりも高い電圧の充電器に、充電式ライトをつなぐと、リチウムイオン電池が過充電状態となって、
発火や破裂などの事故に至るおそれがあります。充電は付属の充電器で行ってください。
また、充電器がどの機器用であるかラベル表示で区別するなど、充電器の取り違えを防ぐ対策を行ってください。
災害に 備えようと慌てて充電器の取り違えをしてしまうことのないよう、日頃から充電をしておきましょう。 。
○充電中は放置せず、近くに可燃物などの物を置かない。
事故の多くは、充電中に発生しています。体から離れた場所、かつ、燃 えやすいものが周囲にない場所で充電してください。
また、外出中や就 寝中に充電するなど、充電したまま放置すると事故に気付けないおそれ があります。
○充電用コネクター内部への液体やほこりなどの付着がある場合は充電しない
機器やケーブルの充電用コネクターに液体や細かいほこりなどの異物が付着した状態で接続すると、
コネクターでショートして異常発熱、発煙などが生じるおそれがあります。
液体や異物が付着しないように気を付けるとともに、付着した場合には使用を中止してください。
○衝撃を与えない
手をすべらせて落下するなどで、リチウムイオン電池に外部からの衝撃が加わると、内部ショートが生じ、
発煙や発火につながるおそれがあります。持ち運ぶ際は、衝撃がかからないように注意してください。
○高温となる場所に放置しない、水に濡らさない
以下のようなケースでは、制御機能が正常に働かないなど異常が生じるおそれがあるため、
そのような事態にならないように取り扱いに注意してください。
●車のダッシュボードの上など、高温となる場所に長時間放置した。
●水没した、雨に濡れた、水が掛かった。
○充電ができないなどの異常が見られたときは、ただちに使用を中止し、購入店などに相談する
以下のような異常が見られたときは、使用を中止して、購入店又は製造・輸入事業者の修理窓口に相談してください。
●充電が行われない。
●充電中にこれまでよりも熱くなった。
●外装が膨張し、変形した。バッテリーパックが膨張した。
●不意に電源が切れた。
上記のような異常が発生した場合は、発火、破裂などの事故に備え、
充電式ライトを金属製の缶などの保管容器に入れて保管することが望まれます。
事業者による必要な措置が取られるまでは、決してごみとして充電式ライトを廃棄しないでください。
なお、事業者による適切な措置が 取られた結果、ごみとして廃棄する場合には、
お住まいの自治体の指示に従った分別等を行ってください。
○万が一、発煙・発火した時は
消火器での消火や大量の水を掛けるなど被害の拡大を防いでください。
大きな火炎により対処が困難と判断した場合は、直ちに避難するとともに 119 番通報してください。
■その他の充電式ライトの事故の事故情報も併せてご参照ください。
(1)充電器の使い回しに注意
https://www.nite.go.jp/data/000139891.pdf
■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「LED ヘッドライト」等をキー ワードに検索していただけます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/
*******************************************
台風11号による被害が出たばかりですが、台風12号、台風13号、台風14号と
台風が発生しております。
防災のために用意している充電式ライト。
使い方を間違えると火災に至るケースもあり危険です!
注意点をしっかり守りましょう👆
スマホ等の充電器を買いたいと思っているのですが、
あまり品質の悪いものだと発火の事故が起きているので躊躇しています。
使い方はもちろんですが、製品自体の事故も考えられます。
異常が発生したら事業者に連絡し適切な処理を行のも大切ですね!
防災グッズについて、使い方や日付の管理など
改めて見直す良い機会です。さぁ!点検しましょう👍
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PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)2022.9.13 VOL. 412より
今年も台風が各地で猛威を振るいましたが、台風や大雨などの自然災害に備えて、
防災グッズを用意する方も多いと思います。
なかでもヘッドライトや懐中電灯などの携帯型のライトは、停電時や避難時の照明に、最も多くの方が準備しているグッズです。
災害に備えようと慌てて充電に取りかかると、誤った充電器を使用するなど事故が発生しやすくなります。
いざというときに充電式ライトを安全に使用できるよう、災害発生前から余裕をもって使用上注意すべき点を確認しておきましょう。
1.充電式ライトの事故
【事例】
ネット通販で購入した LED ヘッドライトを充電中、電池付近から出火し周辺を焼損した。
→LED ヘッドライト本体が過充電保護機能を有していなかったため、
出力 電圧の高い異なる製品の充電器を接続した際に、
LED ヘッドライトのリチウムイオン電池が過充電状態となって異常発熱し、焼損したものと考えられます。
【注意事項】
○充電は付属の充電器(AC アダプター)で行う。
家庭内には充電器を使用する製品が複数ある場合があります。
充電器は、それぞれ充電条件などの仕様が異なりますが、充電器と機器をつなぐプ ラグの形状は同じものも多く、
他製品に付属していた充電器でも接続できてしまうことがあります。
特に付属の充電器よりも高い電圧の充電器に、充電式ライトをつなぐと、リチウムイオン電池が過充電状態となって、
発火や破裂などの事故に至るおそれがあります。充電は付属の充電器で行ってください。
また、充電器がどの機器用であるかラベル表示で区別するなど、充電器の取り違えを防ぐ対策を行ってください。
災害に 備えようと慌てて充電器の取り違えをしてしまうことのないよう、日頃から充電をしておきましょう。 。
○充電中は放置せず、近くに可燃物などの物を置かない。
事故の多くは、充電中に発生しています。体から離れた場所、かつ、燃 えやすいものが周囲にない場所で充電してください。
また、外出中や就 寝中に充電するなど、充電したまま放置すると事故に気付けないおそれ があります。
○充電用コネクター内部への液体やほこりなどの付着がある場合は充電しない
機器やケーブルの充電用コネクターに液体や細かいほこりなどの異物が付着した状態で接続すると、
コネクターでショートして異常発熱、発煙などが生じるおそれがあります。
液体や異物が付着しないように気を付けるとともに、付着した場合には使用を中止してください。
○衝撃を与えない
手をすべらせて落下するなどで、リチウムイオン電池に外部からの衝撃が加わると、内部ショートが生じ、
発煙や発火につながるおそれがあります。持ち運ぶ際は、衝撃がかからないように注意してください。
○高温となる場所に放置しない、水に濡らさない
以下のようなケースでは、制御機能が正常に働かないなど異常が生じるおそれがあるため、
そのような事態にならないように取り扱いに注意してください。
●車のダッシュボードの上など、高温となる場所に長時間放置した。
●水没した、雨に濡れた、水が掛かった。
○充電ができないなどの異常が見られたときは、ただちに使用を中止し、購入店などに相談する
以下のような異常が見られたときは、使用を中止して、購入店又は製造・輸入事業者の修理窓口に相談してください。
●充電が行われない。
●充電中にこれまでよりも熱くなった。
●外装が膨張し、変形した。バッテリーパックが膨張した。
●不意に電源が切れた。
上記のような異常が発生した場合は、発火、破裂などの事故に備え、
充電式ライトを金属製の缶などの保管容器に入れて保管することが望まれます。
事業者による必要な措置が取られるまでは、決してごみとして充電式ライトを廃棄しないでください。
なお、事業者による適切な措置が 取られた結果、ごみとして廃棄する場合には、
お住まいの自治体の指示に従った分別等を行ってください。
○万が一、発煙・発火した時は
消火器での消火や大量の水を掛けるなど被害の拡大を防いでください。
大きな火炎により対処が困難と判断した場合は、直ちに避難するとともに 119 番通報してください。
■その他の充電式ライトの事故の事故情報も併せてご参照ください。
(1)充電器の使い回しに注意
https://www.nite.go.jp/data/000139891.pdf
■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「LED ヘッドライト」等をキー ワードに検索していただけます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/
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台風11号による被害が出たばかりですが、台風12号、台風13号、台風14号と
台風が発生しております。
防災のために用意している充電式ライト。
使い方を間違えると火災に至るケースもあり危険です!
注意点をしっかり守りましょう👆
スマホ等の充電器を買いたいと思っているのですが、
あまり品質の悪いものだと発火の事故が起きているので躊躇しています。
使い方はもちろんですが、製品自体の事故も考えられます。
異常が発生したら事業者に連絡し適切な処理を行のも大切ですね!
防災グッズについて、使い方や日付の管理など
改めて見直す良い機会です。さぁ!点検しましょう👍
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