北陸農政局 消費者の部屋 12月1日~12月18日
「北陸地域のイノシシ対策について」より
全国の野生鳥獣による農作物被害は
近年160億円前後で推移しており、数年前から減少傾向にある
しかし、鳥獣被害は営農意欲の減退、耕作放棄地の増加などをもたらし、
被害額として数字に現れる以上に農山漁村に深刻な影響を与えている。
近年はシカ・イノシシの被害が多く、2種で約6割を占める
鳥獣被害が深刻化している要因としては、鳥獣の生息域の拡大、狩猟による捕獲圧の低下
耕作放棄地の増加などが考えられる
北陸地域の野生鳥獣による農作物被害の概要
平成21年(約8億円)から23年(約5億円)にかけて減少し、それ以降は横ばいで推移
侵入防止柵の設置等の被害防止対策を講じて効果が現れ減少したが、
生息域の拡大もあり、下げ止まり
被害額のうち全体の約7割がイノシシ、カラスによるもの。カラスや猿は減少傾向にるが、
それに代わる形でイノシシが増加傾向にある
全国で被害の多いシカは北陸地域では全体の1%にとどまっている
鳥獣被害対策の3つの柱
〇鳥獣被害対策は、個体群管理、侵入防止対策、生息環境管理の3本柱が鉄則
第1の柱 個体群管理(捕獲)
第2の柱 侵入防止対策(柵の設置等による侵入防止)
第3の柱 生息環境管理(放任果樹の伐採、刈払いによる餌場・隠れ場の撲滅)
イノシシ対策
〇捕獲わなの種類 箱わな、囲いわな、くくりわな
〇柵の種類 電気柵、金網柵、テキサスゲート(人や車は通れるがシカ・イノシシなど動物がわたりにくく、忌避効果が高い装置)
〇最新の捕獲わな・柵 ICTを活用した箱わな、水路からの侵入を防ぐ通電性のれん技術
イノシシの生態 豆知識
食べ物 雑食性で人間がたべるようなものは全て食べる
芋やタケノコ、特に稲の穂などが大好き
ミミズや昆虫の幼虫、ネズミなどの小動物も食べる
行動 夜行性と思われやすい動物だが、本来は昼に活動する動物
(人の気配がなければ昼間にも行動)
雄は単独で、雌はふつうその年生まれた子どもと生活(毎年春に2~8頭の子どもを出産)
高い記憶能力と学習能力を持ち、侵入に成功した仲間のまねをすることもある
50~60㎏の重さの岩等を持ち上げ押し動かすことができる
毛は剛毛のため、体は電気柵に当たっても通電しません(鼻先は敏感で電気刺激に弱い!)
***************************************
捕獲したイノシシやシカを地域の資源(ジビエ等)として利用しています。
「全国ジビエフェア」で検索してみてください。(2021.2.28まで)
本格ジビエからファーストフードまで、
全国1000店舗以上が参加するジビエのグルメフェアだそうです。
今年度はクマに関するニュースが多くありました。
石川県内でのクマによりケガをしたことが全国ニュースでもとりあげられていました。
里山の減少やエサの不足等いろいろな原因が言われていますが、
鳥獣とうまく付き合っていく方法がないものかと思うばかりです。
イノシシの被害についてはあまりニュースにはならないですが、
北陸のイノシシ対策について
「へぇ~」と感心したので紹介してみました!
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「北陸地域のイノシシ対策について」より
全国の野生鳥獣による農作物被害は
近年160億円前後で推移しており、数年前から減少傾向にある
しかし、鳥獣被害は営農意欲の減退、耕作放棄地の増加などをもたらし、
被害額として数字に現れる以上に農山漁村に深刻な影響を与えている。
近年はシカ・イノシシの被害が多く、2種で約6割を占める
鳥獣被害が深刻化している要因としては、鳥獣の生息域の拡大、狩猟による捕獲圧の低下
耕作放棄地の増加などが考えられる
北陸地域の野生鳥獣による農作物被害の概要
平成21年(約8億円)から23年(約5億円)にかけて減少し、それ以降は横ばいで推移
侵入防止柵の設置等の被害防止対策を講じて効果が現れ減少したが、
生息域の拡大もあり、下げ止まり
被害額のうち全体の約7割がイノシシ、カラスによるもの。カラスや猿は減少傾向にるが、
それに代わる形でイノシシが増加傾向にある
全国で被害の多いシカは北陸地域では全体の1%にとどまっている
鳥獣被害対策の3つの柱
〇鳥獣被害対策は、個体群管理、侵入防止対策、生息環境管理の3本柱が鉄則
第1の柱 個体群管理(捕獲)
第2の柱 侵入防止対策(柵の設置等による侵入防止)
第3の柱 生息環境管理(放任果樹の伐採、刈払いによる餌場・隠れ場の撲滅)
イノシシ対策
〇捕獲わなの種類 箱わな、囲いわな、くくりわな
〇柵の種類 電気柵、金網柵、テキサスゲート(人や車は通れるがシカ・イノシシなど動物がわたりにくく、忌避効果が高い装置)
〇最新の捕獲わな・柵 ICTを活用した箱わな、水路からの侵入を防ぐ通電性のれん技術
イノシシの生態 豆知識
食べ物 雑食性で人間がたべるようなものは全て食べる
芋やタケノコ、特に稲の穂などが大好き
ミミズや昆虫の幼虫、ネズミなどの小動物も食べる
行動 夜行性と思われやすい動物だが、本来は昼に活動する動物
(人の気配がなければ昼間にも行動)
雄は単独で、雌はふつうその年生まれた子どもと生活(毎年春に2~8頭の子どもを出産)
高い記憶能力と学習能力を持ち、侵入に成功した仲間のまねをすることもある
50~60㎏の重さの岩等を持ち上げ押し動かすことができる
毛は剛毛のため、体は電気柵に当たっても通電しません(鼻先は敏感で電気刺激に弱い!)
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捕獲したイノシシやシカを地域の資源(ジビエ等)として利用しています。
「全国ジビエフェア」で検索してみてください。(2021.2.28まで)
本格ジビエからファーストフードまで、
全国1000店舗以上が参加するジビエのグルメフェアだそうです。
今年度はクマに関するニュースが多くありました。
石川県内でのクマによりケガをしたことが全国ニュースでもとりあげられていました。
里山の減少やエサの不足等いろいろな原因が言われていますが、
鳥獣とうまく付き合っていく方法がないものかと思うばかりです。
イノシシの被害についてはあまりニュースにはならないですが、
北陸のイノシシ対策について
「へぇ~」と感心したので紹介してみました!
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