石川県新生活運動協議会・石川県生活学校連絡会~~~より良い未来へ、暮らしを見直す~~~

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ネット時代の子育てに役立つ講座開催される!

2018-07-27 11:18:15 | 日記
平成30年7月26日(木)10:30~15:30
金沢市玉川こども図書館 2階 交流ホール
参加者 親子3組(7人)、大人11人

平成20年度金沢市消費者教育セミナー
(委託 適格消費者団体NPO法人消費者支援ネットワークいしかわ企画・実施)

夏休み
 安全利用のために正しく知ろう
  スマホやネットの使い方、大人の感覚&子どもの目線


講師 尾花紀子(おばな のりこ)氏 ネット教育アナリスト
                  内閣府「青少年インターネット環境整備等に関する検討会」委員ほか



○日本の子どもたちの現状や傾向

 ①テレビを見る時間よりネットを利用している時間のほうが長い
 ②テレビ番組を「テレビ」ではなく「スマホ」で見る子が増えている
 ③スマホで定期考査や受験のための勉強をしている子も多い
 ④「スマホばかり」「スマホはやめなさい」の言葉にストレスを感じている子も多い
 
 ⑤行動・言動・考え方等が、ネットで得た情報に影響されていることも少なくない
 ⑥都合のいい情報を好み、受け入れたくない情報を排除・無視する傾向がある
 ⑦「見えないお金」を支払う・受け取る・貯めることを自然に受け入れている

 ⑧「LINE][Twitter][Instagram][YouTube]を利用する子が多い
 ⑨写真や動画の共有を友だちとのコミュニケーションだと考える子も多い
 ⑩1つのSNSに複数のアカウントを持ち、使い分けている子も多い
 ⑪同じ趣味や共通の話題で共感しあえる人を信用する傾向がある



みなさんはどのくらい知っていますか?

○日常生活における弊害
  1)目への負担  長い間見続けることで、毛様体筋が硬くなピンと調整が聞かなくなる→「スマホ老眼」
  2)ブルーライトを見続けることで、網膜へのダメージがある
  3)ブルーライトは照射1時間以内に「即自的」な肌の変色を引き起こす(ランコム研究所)
  4)ストレートネックになり、首の痛み、肩こり、頭痛を発症
  5)「メラトニン」の分泌を抑えてぐっすり眠れない→成長ホルモンへの影響(筋肉や骨の修復、能の発達、疲労回復、肌の修復など)
  
 
○スマホの使い方はそれぞれ
  子ども スマホで何wしているのか、大人に教えてあげよう!
  大人  きちんときいてあげる
      中・高校生は「社会律期」大人の子渡場より、仲間(友達)との関係性が重要になる時期
      大人目線の行動を押し付けたりすると、かえって危険な行動を促してしまうk脳性もある!

○インターネットというメディアは、テレビや新聞とは違い、自分の欲しい情報を能動的にとりにいくことが多い媒体

  そのため、いやなものを排除する傾向が強くなり、人に対しても働いてしまうこともある→「いじめ」
  24時間中、自分の周りにあり、影響を受け続けてしまい、逃げ場がなくなることも


○ネットを利用するなら最低限のモラルは守る!
 「悪口」「仲間はずれ」「いじめ」「犯罪予告」はネットでもダメ!

○ゲー課金、電子マネー、ポイント付与、フリマ等が特別ではない世代!
  目に見ないお金の流れを見えるようにする工夫→家計簿をつけてみる 

○「ネットで知り合う人」とのやり取りについて、あらためて真剣に考えてみよう!
  親子で話し合う。
  子どもの心と体を守るには、親子のコミュニケーションが一番大切!!


○自分を守るためにできること!
  深刻なこと、プライバシーに関することは書き込まない
  SNSで話をした人から急にDMが届いたら、すぐに「ありがとう、あとはSNSで!」と返す。(DNを断ち切る
  悩まずに、すぐ&ハッキリ断る
  しつこく誘われてたり脅されたりしても、決して応じず、一人で抱え込まず、身近な大人に相談する
  警察や専門の窓口に相談する勇気を持つ



この講座は夏休みの自由研究として利用できるものとなっている。
次回、7月31日(火)自由研究制作を行う!

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5年生、中学生の反応が良かった。
尾花先生の話への共感することが多かったのだろう。
特に、「お肌に影響」は子どもだけでなく、大人の反応も大きかった!

便利な道具であるが、便利であるが故の問題も多い。
そのことを考えてみるワークショップだった。

実際に書いてみることが大切と尾花先生は言う。
「こうしなくては」「こうしよう」と思ったことは付箋に書き、貼っておくこと。
それができるようになったらとろう!(習慣化されていく)
また、あらたな課題を貼っていく。
繰り返していくことで、安全な使い方が身についていくという!

2歳の子がゲームで80万円請求された事例の紹介があった。
赤ちゃんでさえ使える道具なのだ。
スマホに夢中で、子どもとのコミュニケーション不足が生れることもある。

今の時代だからこそ、こどもの現状と傾向を知り、
親子のコミュニケーションを増やそう!
尊い命を守るために、子どもたちが相談できる大人になりたい!

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コメント
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