万城目氏の初時代小説。
ご本人はもう二度と書かないとのことをどこかで見ました。
確かにあの感じでは、ちょっと書くのもつらかっただろうなあと思いました。
帯の感じでは、「いつもの」万城目ワールドかと思いきや、重めです。
いくさのシーンの描写なんかも、かなり厳しい。
でも、やっぱりそこここに万城目氏の仕掛けがしてあって楽しくも読めました。
最初の「にんにく」のあたりは楽しいんだけど、その後が読みにくくてちょっと頭に入ってこなかったけれど、因心居士が出てくるあたりから「おお、万城目ワールド!」と進み始めます。
物語が進み、いろいろな仕掛けが絡み合って、ほどけて、そして、最後につながっているものが見えたとき、思わず「おおーっ!!!」と声を上げてしまいました。
そこからは涙涙。
泣きながら読みました。
風太郎は今の時代にもいる悩み多き若者で、身近な感じです。
そこに少し引きずり込まれますが、そこをカバーするのが少しとぼけた感じの黒弓の配置。
気になる終わり方ではあったけれど、おもしろかったです。
ご本人はもう二度と書かないとのことをどこかで見ました。
確かにあの感じでは、ちょっと書くのもつらかっただろうなあと思いました。
帯の感じでは、「いつもの」万城目ワールドかと思いきや、重めです。
いくさのシーンの描写なんかも、かなり厳しい。
でも、やっぱりそこここに万城目氏の仕掛けがしてあって楽しくも読めました。
最初の「にんにく」のあたりは楽しいんだけど、その後が読みにくくてちょっと頭に入ってこなかったけれど、因心居士が出てくるあたりから「おお、万城目ワールド!」と進み始めます。
物語が進み、いろいろな仕掛けが絡み合って、ほどけて、そして、最後につながっているものが見えたとき、思わず「おおーっ!!!」と声を上げてしまいました。
そこからは涙涙。
泣きながら読みました。
風太郎は今の時代にもいる悩み多き若者で、身近な感じです。
そこに少し引きずり込まれますが、そこをカバーするのが少しとぼけた感じの黒弓の配置。
気になる終わり方ではあったけれど、おもしろかったです。