札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

ピーター・ワーグナーの偽預言

2012-10-10 07:20:00 | 宗教・カルト問題
キリスト教聖霊運動の第三の波の第一人者としてよく知られる、神学者のピーター・ワーグナー。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC
彼は、
「西暦2千年が終わるまでに、日本のクリスチャン人口が1千万人になる」
などと言っていたのですが、このことを知っている人が、意外と少ないように、私は感じてます。
もしかして、彼の信奉者は都合の悪いことに触れられたくないので、知らないふりをしているだけなのでしょうか?
1997年の11月23日と24日、札幌市南区に在る、北海道青少年会館において、ピーター・ワーグナーの講演会が行われました。
おそらくその前の日には、愛知県でも行われていたと思います。
私は二日目24日に行きました。
その時に
「西暦2千年が終わるまでに、日本のクリスチャン人口が1千万人になる」
と、彼は言っていた訳です。
2千年までその時点で3年ほどしか残されていないだけに、この日本において何か急激に起こることでもあるのだろうかと、私は考えたものでした。
私はこの二日間の講演の録音テープを持っていますが、結局そのようなことが起こるどころか、日本のクリスチャン人口が増えたわけでもないですね。
つまり彼は「偽預言」をしたということです。
ということで、その録音テープを聴きなおしてみました。
ピーター・ワーグナーに対して「否聖書的」だと批判されることの一つとして「地域霊」というのがありますが、この地域霊が日本を支配していて、日本のリバイバルを妨げているとか・・・・・。
その頂点に立っているのが、「天の女王」。
旧約聖書 エレミヤ書 7章18節 子らは薪を集め、父は火を燃やし、女たちは粉を練り、天の女王のために献げ物の菓子を作り、異教の神々に献げ物のぶどう酒を注いで、わたしを怒らせている。
トルコも信教の自由が認められているにも関わらず、クリスチャンが非常に少ない。
イスラムのシンボルとしての三日月、これは月の女神から来ている。
今は廃墟となっている、エヘソのアルテミス神殿。
アルテミス像の首飾りも、三日月の飾りが付いていて、これまた付きの女神から来ているとか・・・・・。
日本においては、天照大神に代表されルように、太陽の女神が支配しているということです。
ついでに言うと、カトリックの聖母マリア像の冠にも、三日月が付いているとか・・・・。
これらの頂点に立つのが、この「天の女王」ということらしいです。
それで、トルコにしても日本にしても、これらの地域を支配する霊である「天の女王」を縛らなければならないので、トルコのなんとかという山に登って、この天の女王を縛ってくるのに、参加する人達を募集しているとか・・・・。
次の年だったかに、それを行いにその山に登ったという話は、人伝えに聞きましたが、実際のところは私は知りません。
その前の年には、その天の女王に対して戦いを挑む意味で、ある人達はヒマラヤにも登ったようです。
そういうことで、世界のあらゆる場所から天の女王に対して、一斉に霊的攻撃をするということです。
そして、1999年の9月の終わりに、エベソに集まって、勝利を祝う意味でしょうか、賛美集会をするということでした。
その集会をエペソで行ったらしいということも、人伝えに聞きました。
しかし、それも本当に行われたかどうかは確かめてはいないことを、一応断っておきます。
これを行うことで、天の女王が敗北し、日本人クリスチャンが2000年の終わりまでに一千万人になるということでした。
ということで、これが大きく外れたピーター・ワーグナーの、偽予言でした。
旧約聖書 申命記18章
18 わたしは彼らのために、同胞の中からあなたのような預言者を立ててその口にわたしの言葉を授ける。彼はわたしが命じることをすべて彼らに告げるであろう。
19 彼がわたしの名によってわたしの言葉を語るのに、聞き従わない者があるならば、わたしはその責任を追及する。
20 ただし、その預言者がわたしの命じていないことを、勝手にわたしの名によって語り、あるいは、他の神々の名によって語るならば、その預言者は死なねばならない。」
21 あなたは心の中で、「どうして我々は、その言葉が主の語られた言葉ではないということを知りうるだろうか」と言うであろう。
22 その預言者が主の御名によって語っても、そのことが起こらず、実現しなければ、それは主が語られたものではない。預言者が勝手に語ったのであるから、恐れることはない。
なお、私はカルロス・アナコンディアの集会で危険な体験をしてしまいましたが、ピーター・ワーグナーは、アナコンディアを絶賛してました。
私のアナコンディア集会での危険な体験については、「アナコンディア」などで検索すると、おそらくこの私のブログが殆どトップでヒットします。
関心がある人は、ぜひ検索してみて下さい。
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4 コメント

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もう結構経ちますから、その運動を知っていた人も結構忘れていたり、また新しい人は全く知らなかったりしますね。 (アタナシウス)
2012-10-10 08:39:43
チョ・ヨンギなんかもこの時代、日本人一千万人救霊なんてことを神のビジョンとして言っていましたね。

ピーター・ワグナーの著書もチョ・ヨンギの純福音でやっていて、大久保みどりと一緒に出ていたテレビ伝道番組「幸福への招待」の出版で出ていましたし、マルコーシュで出ていた聖霊派系は、みんなあやしげでしたね。
> アタナシウスさん。 (黒沼一也)
2012-10-10 09:45:05
彼らは都合の悪いことは、すぐ忘れるみたいです。(笑)
チョー・ヨンギという人物の良し悪しはともかくとして、まぁ一千万人救霊という希望というか期待というか、それはそれでビジョンとしてはいいかとは僕は思うんですね。
ただ、このピーター・ワーグナーの預言にしても、当初僕としては外しても問題だとは思ってはいませんでしたが、この数年来そっち系の教会にカルト化が目立つようになったことを考えると、そうも言ってられないと思うようになりました。
その意味では、これらの人達は怪しい人達と言われても仕方がないでしょうね。
そのことに気付こうともしない信者達がなんと多いことか・・・・・。
Unknown (油公)
2012-10-10 20:49:45
そういえば、チョー・ヨンギも「今世紀中に一千万救霊を」と言っていましたね。今「今世紀中に一千万救霊」と言ったら、まだ実現可能かもしれませんが、もう言いませんね。多分、西暦二千年前後に主の再臨があるとどっかで思ってて、それで、それまでにリバイバルがあると思い込んでいたのであって、これは予言でも、信仰でもなく、たんに、推測から導き出した、別の推測でしかなかったわけです。
> 油公さん。 (黒沼一也)
2012-10-10 20:56:08
チョー・ヨンギの「一千万救霊」は有名ですが、彼もそこまで言っていたんですか。
勝手な推測だろうが、偽預言と言われてもしかたがないと、僕は思いますけどね。

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