シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

2012/1/8 京都夜想 "Rubble Collection" 終了

2012年01月15日 | シノワ情報
もう事後一週間になるけど、2012/1/8の京都堀川御池「夜想」でのイベント " Rubble Collection "が終わりました。
ギューンの須原さん曰くの「勝手にギューンまつり」だったわけでもあり、シノワにとっては11年振りのふるさと京都ライブ。
須原さんのライブ終了後のツイートにウルっときたものだ。
出演順に、ヘルベチカ(ずこうびじもく)、raves、ゑでぃまぁこん、それぞれが旧知のバンドであらためてこの布陣でライブができたことが何よりも嬉しかった。
それぞれの演奏はもういうまでもないもので、自分らも合わせて見に来た人は大満足のイベントだったのでは?

さて、客席を見ると、ヘルベチカのギターのホシノ君の奥さんと子女子息、スケート君も奥さんと子息子女と一緒。
また大学のサークルで一緒にラブタンバリンズのカバーバンドをしたフクイさんに先輩Mさん同期のMさんTさんなどなど。
さらにファンとしてライブによく行っていたさんかいさんがなんと客席にて鎮座。モッズの大先輩のHさんもご来場。
シノワTシャツのデザイナーマキちゃんも遠くから来てくれたし。
ともあれ10年前の自分にとっては想像もしなかっただろう光景だった。

またravesのギターのnaitoさんとはもう20年くらいの縁だけど、自分にギターの弾き方を教えてくれた人だ。
この日はnaitoさんの新バンドと音楽活動再開という大変記念すべき日でもあって、自分がこれに立ち会えたことも本当に良かった。
帰りたくない夜だったなー。
ともあれ、今回ライブでシノワも大きな節目。これから本格的にCD製作に集中、いいのができそうな感が漂ってます。

2012/1/8(日)@京都堀川御池夜想 "Rubble Collection"(シノワ出演)

2012年01月08日 | シノワ情報
いよいよ本日2012年1月8日(日)(18:30open)は京都の堀川御池の「夜想」にて、ゑでぃまぁこん/raves/ヘルベチカ(ex ずこうびじもく)/シノワが出演するイベント"RUBBLE COLLECTION"があります。

現在は山口在中だけど、自分は京都伏見の墨染の生まれなのでやはり京都はふるさと感にあふれてます。
ちなみに生まれた病院は今はもう無くなったDX伏見のとなりの産科で、嬉しいことにこの産科は現存してます。
墨染には5歳まで住んでて、幼少期は伏見のイズミヤに母と買い物に行き、イズミヤの前に現存してるミスドの窓から近鉄の二階建てのビスタカーを見るのが楽しみだったもんです。

その後また10代後半から10年くらい京都に住んで、その間も現在も近鉄伏見駅周辺とは何かとゆかりが深く、、、まあともあれシノワの京都のライブはコンベックスレベル/ストラスブールとの2001年の磔磔以来の11年ぶりなので、シノワとしてもさらに非常に戻ってきた感が漂うものです。

自分がシノワに加入して初めてのライブは京都祇園のウーピーズで、残念ながらウーピーズも昨年閉店。
だけど、戻ってきて最初のライブがやったことのない新しいとこというのも非常に前向きな気持ちになれるし、共演のゑでぃまぁこん、raves、ヘルベチカ(ex ずこうびじもく)のそれぞれがそれぞれにまた関係の深いみなさんばかりで、積もる話にも楽しみです。

このライブが終わったらいよいよ新作制作期間でしばらくライブもお休み。
次回ライブは某所でのレコ発となるのかもしれないのですが、まあいつになるやらだけど、次回ライブは全曲が新作からの新曲だろうから、本日のライブは今までのシノワの集大成的なライブになるかと思われます。こういう節目でもあるので自分としても新しいギターを使うことにしてます。
ぜひぜひ有縁のみなさんお越し下さい!



2012/1/8(Sun) @京都 夜想 "RUBBLE COLLECTION"
出演/ゑでぃまぁこん・シノワ・raves・ヘルベチカ(ex ずこうびじもく)
18:30 open 19:00 start \1500 + 1drink \500

→ Live&Salon 夜想 075-211-0901
604-8261 京都市中京区油小路通御池南西角式阿弥町137-1 三洋御池ビルB01F

Light

2012年01月01日 | 米サイケ・ガレージ
2012年、本年もよろしくお願いいたします。
いろいろと越年した課題が山積してますがシノワとしても今年は忙しい年になりそうです。

まず新年早々の1月8日(日)に京都の夜想でのイベント "Rubble collection" に出演します(OPEN 18:30 / START 19:00)。

そして、すでにセカンドアルバムの製作に取り掛かってまして、その詳細はまだまだお伝えできないながら、すでに昨年末よりプリプロに足を突っ込みました。
京都夜想でのライブ以降はしばらくライブはお休み、アルバム製作に全力をあげる感じになるんですが、現在多数の新曲が出来つつあって、いつになるかわからん次回ライブからはそのあたりの曲が中心になるだろうから、今までやってきた曲は今回の夜想でのライブで一区切り?になるかもしれない感があります。是非お越し下さい!


今年の運試しにiTunesでシャッフルしてみたら一曲目が、超マイナーながらもメランコリックな曲がとっても素晴らしいナイスなサイケポップバンド "Light" の "Got To Have You (Live)" だった。
さっきオンライン福袋購入に失敗してちょっと早々にへこんだが、完全に取り戻せた(笑)


2012/1/8(Sun) @京都 夜想 "RUBBLE COLLECTION"
出演/ゑでぃまぁこん・シノワ・raves・ヘルベチカ(ex ずこうびじもく)
18:30 open 19:00 start \1500 + 1drink \500

→ Live&Salon 夜想 075-211-0901
604-8261 京都市中京区油小路通御池南西角式阿弥町137-1 三洋御池ビルB01F

So Long

2011年12月31日 | indiepop00's
このブログを始めたのは2005年9月のことで、気が付いたらもう足かけ6年になった。
2005年7月の印度洋でのライブを終えた後シノワのかおりが産休となり、シノワはしばらく活動休止。
その間さすがにシノワとして何も無いのはどうかということで、バンド活動の一環としてブログを始めることにした。

シノワとしての活動がない間は、音楽ブログとして機能させていた当ブログだけど、めでたく今年2011年にシノワが完全再開でき、気が付くとシノワの活動ブログみたいになってて、ライブ告知とかそういうのがブログの主体になってきた。

今年は震災の年に加え、自分たちの身の回りでも良いことも悪いこともいろんなことが起こった。
世相からもやはり負の日々が思い出されてしまうが、でもMGMTの前座、DVD撮影、トラッシュアップのインタビュー、セカンドアルバム製作始動など、数年間のブランクを帳消しにするようなうれしい奇縁が相次いだ。
だけど、この縁の輪にいたユニソル山本君の急逝はやはりあまりにも大きかった。


当ブログは、年末は「シノレコ再発アワード」として、当年に買ったCDのうち、リイシューや発掘モノのうち良かったのを紹介するというのが恒例だったのだけど、今年は過去にあり得ないほどにCD・レコードを買わなかった。
その費用分を機材に費やしたというのが本当のところで、最近のエフェクターの進化に目を奪われる日々だったな。

ところで今年一番の再発にまつわる出来事は、バナナエレクターズの再発と再結成ライブを見にいったことだ。
バナナエレクターズは、シノワの最初のCD音源である1996年発売の"ハニーパイ"というオムニバスで一緒になったバンドで、縁あってリーダーのnutさんと知り合いとなった。奇しくもシノワの再始動の年にバナナエレクターズは音源の再発とリユニオンライブが行われることに。
シノワもなかなかバンドが軌道に乗らない時期があった。だから、バンドができないつらさというかそういうのも人一倍経験してる。
ゆえにnutさんのバナナエレクターズに対する思いというのもとても理解できるわけで、8月のバナナエレクターズのライブでは目頭が熱くなった。



さて、今年は前半は13thフロアエレベータース、後半はXTCばっかり聴いてた。

再発モノではないけどいろんな意味で今年一番印象深かった曲は Zooey Deschanel & M Ward の "So Long"だったな。


これはディズニーのくまのプーさんの映画のエンドロールで流れる曲。
自分はディズニーが非常に苦手なのだが、福岡の駅ビル阪急に行った時、妻の買い物の間、自分は子どもらとプーさんの映画の引率役に。座って寝てるか寝てないかの中間でずーっとボーッとしてたところ、最後のエンドロールの曲で目が覚めた。
映画が終わるとそのまま同じ館のタワレコにサントラを買いに行ったくらいの元気が出たほどだ。

Zooey Deschanel & M Ward は通常は SHE & HIM というユニットで活動してる。
これに関する蘊蓄は抜きにして、この "So Long" は古来からの伝統的なアメリカンポップスの現代版という感じで本当に素晴らしい。
ラヴィンスプーンフルとかと同じ感覚で聴ける。
やはり家の中ではなく、外に出ることで偶発的にいい音楽と出会うことができるということを思い出した。


Universal Soldier

2011年11月30日 | 日本90's~
先日、山口2デイズを終えたクリテツさんが帰京された直後のボーッとしてた自分のもとに、とんでもない訃報が入ってきた。
TRASH-UP!! Vol9でのシノワの長編インタビューのインタビュアーで、シノワのトラッシュアップ掲載に尽力してくれた、ユニソル山本君が11月27日に急逝されたとのことだった。
そして、昨日お通夜の席に参列してきた。そして本日11月30日にご葬儀が営まれた。残念ながら自分はご葬儀に参列することはできなかった。

彼は自分と同じ大学のサークルの後輩に当たるのだけど、自分自身後輩とか先輩とかいう関係は苦手なので、フラットな立場での音楽仲間という感じだった。
彼と出会ったのは1995年のことで、シノワも結成していないときだ。
自分が所属していた大学の音楽サークル「黄トマ」は、かなり硬派なロックバンドサークルだったが、彼の存在は入部時から非常にセンセーショナルなものだった。
ヒッピーにパンクにモッズ・メタルなんかの古典派ファッションで占められたサークル員の中、かれはサンバイザーにポロシャツみたいないでたち。
ほとんど当時のサークル員からはニュータイプな目でみられており、さらには猛烈な枚数のCDを所有していて、そしてMTRを使ってライブをするというのだ。
MTRでどうやってライブすんねん?みたいなオールドロッカーの集まりのなか、彼はMTRを駆使しエレクトロなアナーキーインザUKを演奏した。
正直だれもがついていけてなかった。


自分にとっても彼の存在は非常に衝撃的だった。
特に思い出すのは、彼と「あらかじめ決められた恋人たちへ」の池永君と一緒に95年の大阪モッズメーデーに行ったことだ。
トラッシュアップ最新号にてユニソル山本君と池永君の対談が載ってて、その中でも触れられているが、二人は予備校時代に知り合った友人である。

さて、自分は今まではモッズの格好をして行ってたそのモッズイベントに、初めてネルシャツで行った。つまりモッズとの訣別をしに行ったターニングポイントだった。それ以降、自分自身の音楽的方向性はオールドスタイルを踏まえた現在進行形を追求することに。そしてシノワに行き着くことになった。

ユニソル山本君もポール・ウェラーが好きだったが、彼は以前の自分みたいにモッズ的なカテゴリーにそれを捉えるのではなく、広くイギリス音楽カルチャーのなかの一つみたいな捉え方をしていて、元々の自分にはそういう発想は全く無かったから、だいぶ彼の影響を受けたものだった。
ポール好きならモッズであれ、ではなく、サンバイザーに短パンでポールを聴くのもありなんやと。
だからこそ、ユニソル山本君とモッズのイベントに新しい自分として参加したものだった。


さて、昨夜の通夜後、会食があって、現在では各方面で活躍している旧友・知人が一同に会した形となった。やはり主はサークル員である。
名前は出さないが、それぞれにすでにそれなりのステイタスを持って音楽活動をしている人を多く輩出してきたことも、このサークルの特徴だ。

会食はほとんどユニソル山本君を主役としたパーティーのようでもあったが(スケート君談)、折々につらい気持ちに見舞われるタイミングも多くあり、哀楽入り交じる、今までに体験したことのない時間を過ごした。

その夜、彼に対するいくつかのツイートを見てやはり胸が熱くなった。
「@yunisoru 今日は、いろんな懐かしい人に会わせてくれて、ありがとう! また会おうな。会いたい人とは、やっぱり会っておいた方がいいね。」
「彼はtwitterが好きだから、ここでつぶやきます。君がおれに渡そうとしたバトンはもぎ取ってきたから、安心してくれ。そして、ありがとう。ユニソル、さよならだ」

実は、シノワも、シノワがトラッシュアップに掲載されたことがきっかけで、活動の潮目が変わる事態が起こった。
もちろんこれからのがんばり次第でどうにでもなることではあるのだが、それはまさにこのきっかけを作ってくれたユニソル山本君の賜りものにほかならない。

「今日ご参列のみなさま、それぞれの中に彼が残したものがある」とは、会食後のユニソル山本くんの奥さんの言葉のうちの断片だ。
自分にとってもそれだけ偉大な彼である。みんなもそれぞれにきっとそうだろうと思う。

「ありがとう!」
自分を含め、誰しもが彼に対しこの言葉しか見つからないということは、この言葉が極限で究極な人間の本質やということをも教えてくれてる、ということなんだろうな。