西荻日記 再び

やっぱテキトーです

『イースタン・プロミス』

2008-11-14 | 映画
『イースタン・プロミス』
原題:EASTERN PROMISES
2007年・イギリス/カナダ/アメリカ
100分
日活
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセン/ナオミ・ワッツ/ヴァンサン・カッセル/アーミン・ミューラー=スタール


『ロード・オブ・ザ・リング』では好きな男性タレント ランキング2位のショーン・ビーンに気をとられてあまり興味のなかったヴィゴ・モーテンセン。
冷酷さと優しさを併せ持ち、マフィアの世界でのしあがっていく男を熱演してらっしゃる。
サウナでのすっぽんぽん格闘シーンがスゴかったっす。モザイク処理なし?

ワルくて優しい男ですか~、危険ですなぁ~!!
私のなかのちっさいおっさんがちょっと、、もごもご。


★★★★★★★☆☆☆

『ムーン・パレス』

2008-11-14 | 
『ムーン・パレス』
ポール・オースター(柴田 元幸 訳) 新潮文庫


若干ネタバレ気味。



こういったダウナー系の、しっとり沁みる本を読むのは
久しぶりなような気がする。

終盤の“指の間から卵がすり抜ける”という描写、
私は生卵の黄身が落ちるところを想像したのだけど、
そういえば前半で卵を殻ごと落として割ってしまうシーンがあったのを思い出す。

バーバーと主人公の関係がわかったとき、
あまりに都合がよすぎるような気がして冷めかけたが、
読み進めばそれも受け入れられる素晴らしい味わいであった。