掃除屋のブログ

2010年に脱サラして「おそうじ本舗」を始めて、2017年に独立してフリーランスの掃除屋になった人間の記録

年末のお客さん

2017年10月31日 | 掃除の仕事のこと
掃除屋の皆さん、正月まであと2ヶ月ですが頑張って乗り切りましょう。

そして、今日はハロウィンだから渋谷行かなきゃ。
昔の上下青のおそうじ本舗ユニホームを着て参加すれば目立ったかもしれないのに、捨ててしまったのが悔やまれる。


去年の年末は2件も酔っ払いのお客さんに絡まれて嫌な思いをした。(それ以来、晩酌が始まる夜7時以降の仕事は請けないようにしている)


自分の場合、年末だけ掃除の依頼をしてくるお客様というのは何故か、わがままで厄介なお客様が多くて困る。

毎年年末に仕事をいただける苦手な女性からも先日も連絡があったが、今から行くのが憂鬱だ。毎回何かしら理由をつけられて怒られる、そしてこちらも「満足いかないようなら他に頼んでくれてもかまわない」というやり取りを何度もしているのにもかかわらず、何故か毎年依頼があるのだ。きっと愛されてしまっているのかもしれないが、できれば現役のおそうじ本舗さんに頼んでもらいたい。


それから、困るものは年末の窓掃除。

別に窓掃除が嫌いというわけではないが、戸建の窓を1日でやってほしいという場合、ひとりでは対応できないから応援を頼むことになる、直前になって当日雨が降るという予報をきき、延期してほしいとお客様に言われる。応援を頼んでいたメンバーに対しても日程調整のお願いをするも年末は忙しいため他に振り替える日の調整がつかない。

これが自分が想像する残念なシナリオだ。自分はそんな対応をしたことはないが、そういう対応をされたことは何度かあった。

だから、年末の窓掃除において、もし雨が降って延期すれば年明けになる旨を伝えて、できるだけ自分ひとりだけで対応できる分の作業しか請けないようにしている。

年末の無理な受注は自分の首をしめることになりかねない。

それと変なお客様に遭遇しないことを祈りたい。

エアコンクリーニング受注状況

2017年07月30日 | 掃除の仕事のこと
今年のエアコンクリーニングの依頼は7月上旬頃に早くも収束した。

毎年8月に入るとエアコンクリーニングの依頼がピタッと止まるが、今年はその時期が早まったような気がする。

要因はいくつかあると思うが、梅雨の時期からの猛暑続きの影響、それから、本舗を辞めたことにより新規の依頼が減ったのも理由のひとつだと考えられる。去年はホームページからの新規依頼が6件で18万円、入札による本部紹介分が5件で12万円あったが、今年7月はホームページからの新規エアコン依頼は1件のみ。

エアコンクリーニングが多いこの時期だけは「おそうじ本舗」に加盟している方に軍配が上がる結果となった。


※昨年のエアコン台数

6月 26台
7月 37台
合計 63台

※今年のエアコン台数

6月 33台
7月 12台
合計 55台


現役のいくつかの加盟店に話を聞くと、自分と同様、7月に入ってから動きは止まったという店舗もあれば、いまだに(7月末)でも依頼が途切れないという店舗もあって実際のところ正確な状況はつかめない。

依頼がいまだにある店舗は積極的に入札を活用している人もいて最近は自分のエリア優先で落札できるようにシステムが変わり仕事が取りやすくなったらしい。


最近は、ホームセンターや家電量販店などで、エアコンクリーニングを受け付けるところも増えてきたが、おそらくそのうちなくなるのではないかと自分はみている。数年前に生協や家電量販店がらみのエアコンクリーニングサービスを下請けでやってみたこともあったが、自分の顧客にもならないし、あまりの安さに馬鹿らしくなって、すぐやめたこともあった。

企業は1台8,000円とか安い価格で提供して、その下請けは1台を6,000円くらいで受注していたら、数をこなせると言ってもとてもやっていられない価格だ。問題なく数をこなせればギリギリやれないこともないが、エアコンの場合クリーニング後の故障や部品の破損、慣れない人間がやれば、その後のクレームなどわりと面倒な対応も多い。それを企業が窓口になって対応する手間と少ない利益を考えると提供する企業にとってもあまりメリットがないサービスではないだろうか。おそうじ本舗の本部に入るクレームも毎年すごいことになるくらいだから個人の下請けのクレームも相当なものだと思う。

エアコンクリーニングだけでなくハウスクリーニング全体に言えることだが、価格相場は個人が請けてちょうどいいくらいの金額で、企業が中間マージンを取って提供するサービスとしては不向きではないだろうか。


いずれにしても、今後は夏の時期でもエアコンクリーニングだけに依存することなく、法人の仕事の比率も上げていった方が良いと思った。

すごい洗剤

2016年09月27日 | 掃除の仕事のこと
よくお客様から、

「やはりプロ用のすごい洗剤を使っているんでしょう?」

と言われる。

が、実際は大したことない洗剤だ。とくに本部で扱っている洗剤は、B社の洗剤にラベルを付け替えて販売しているものがほとんど。しかも安全性を重視している洗剤なせいか、汚れの落ちも悪く実践では使い勝手がわるい洗剤が多い。本当は本部指定の洗剤を使わなければならないのだが、実際のところ使う洗剤は人それぞれだ。

少し前に本部から洗剤を強制購入されたが、環境汚染につながるのではないかと思いつつも家にあっても困るので下水に捨てた。


おそうじ本舗の本部の人は、うちの洗剤はすごいし他の洗剤は必要ないと言っているが、おそうじ本舗をやっている人なら、だまされないでほしい。そんなことはない、世の中にはもっと優秀な洗剤は沢山あるのだ。


でも、どんな良い洗剤を使っても、それだけでは落とせない汚れも多い。あとは技術力なんだろうな。これ以上語ると仕事に支障をきたすのでやめておこう。

競合他社

2016年09月24日 | 掃除の仕事のこと
数年前までは、ダスキンさんなどが競合他社と言われていたが、今現在、間違いなく、おそうじ本舗同士が競合になっている。

自分が開業した当初は、営業活動する担当エリアが厳密に分かれていたのだが、次々に新店舗が開店し、案件入札制度の導入、営業テリトリーの自由化などの影響で、おそうじ本舗○○店とあっても、○○店という呼び方は、ほとんど意味がなくなり、ついに、おそうじ本舗の店舗同士が食い合っている状態になった。これは田舎の方の店舗は関係ないかもしれないが、首都圏にある店舗はますます厳しくなり、危惧していたことが現実になった。自分のリピート客も他店舗に持っていかれ、逆に他の店舗で対応した顧客を自分が対応してしまったりすることも出てきてしまった。

つまり、これから先は、一般家庭をターゲットにしたハウスクリーニングだけで食っていくのはますます厳しくなっていくのではないだろうか?

自分の売上と収入

2016年09月22日 | 掃除の仕事のこと
「おそうじ本舗」は、ハウスクリーニングが売りではあるが、実際のところ年間を通すと年間の売上の半分くらいが一般家庭の売り上げだ。

一般家庭からの依頼は年間を通すとかなり波があり、5~7月のエアコン分解洗浄と年末の大掃除(とくに換気扇、浴室)くらいがピークで、あとはそれほど依頼がないため、多くの店舗は不動産屋や工務店、店舗などからの売上がないとやっていけないのが現実だ。

自分自身の売上と構成をぶっちゃけて公開すると・・・


一般家庭の売上 + 不動産屋、工務店、店舗など = 総売上

平成27年
10月 40 + 23 = 63万
11月 28 + 41 = 69万
12月 40 + 35 = 75万

平成28年
1月  7 + 71 = 78万
2月 12 + 32 = 44万
3月 32 + 42 = 74万
4月 14 + 50 = 64万
5月 29 + 25 = 54万
6月 53 + 33 = 86万
7月 63 + 15 = 78万
8月 23 + 31 = 54万
9月 35 + 38 = 73万

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年間売上 812万
年間経費 234万
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年間収入 578万


つまり、最終的には一般的な中小企業のサラリーマンと変わらないレベルだと思う。
ちなみに休みは月間平均4日くらいで少ないが、一日の労働時間は平均すると5~6時間と少なく作業している時間は短い。ここ4年くらいは大体同じような数字だ。

そして、おそうじ本舗全体の月間平均売上と比べると自分はいつも平均より大体10万円くらい低い。 最近は従業員を抱えている店舗も増えてきているためそれと同じ土俵で平均を出すため、当然、自分のようにひとりでやっている人間は平均より低くなるのだ。