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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

ありがたい教9(たとえ5%でも)

2017-01-08 08:27:42 | こころ
 これを「付き合っている」と言っていいのか、仕事で知り合った子と毎月のように飲みに行っている。もちろん先方は仕事のことをいろいろ教えてもらいたいというのがあると思うが、お互いプライベートの話もたくさん。話題が尽きず何時間話をしていても飽きないのはいい。(さてどこまで続きますやら…)
 それぞれ家庭持ちなので、これ以上の関係になることは(おそらく)ないだろう。言ってみれば「かわいい年下の飲み友達」といったところ。

 ただ人によっては、深入りして「君がいなければ…」ってことにもなるのだろうし、僕も若ければ、自分だけを見ていてほしいと思っただろうが、この年になれば(おそらく)もう卒業。
 惚れたのハれたの言っていれば、相手が100%、いや120%自分のことを想ってくれなければ、と考えるものだが、実際はそうは行かない。いくら愛し合っているとは言っても、100%というのはなかなかない話だろうと思う。

 例えば。
 周りにいる女性なら女性、その人の想い全体の5%でも自分のことを気に掛けてくれる/好意を持っているとすれば、20人いれば単純に計算して100%となってしまう(それぞれの想いの強さ/容量はここでは考えない)。もちろん一人0%もあるだろうし、中にはマイナスもあるかもしれない。でも一人でもプラス10%、30%気に掛けてくれる人がいれば、100%はおろか120%も夢ではない。(人気のアイドルであれば、1000%、10000%、それ以上ってのもあるだろうね)
 奥さん、娘、姪っ子、友人、同級生、会社の女の子、取引先の女性、食堂のおばちゃん、近所の奥さん、コンビニのおばさん、飲み屋のお姉さん、等々、全員がいつもいつも自分のことだけを考えてくれているわけではないが、少しずつ集まれば、大きな“元気玉”が出来上がるに違いない。
 こう考えて行くと、何ともありがたいことだなあ、という気持ちになってくる。

 もちろんこれはお互い様で、僕としてもカミさんのことをウン十%、彼女のことも数十%、あの子のことも数十%、別のあの子も数%、想っている次第。想い想われ振り振られ…。
 いやそもそも、素敵な子から5%でも10%でも気に掛けてもらえるのだとすれば、それだけでもうありがたいことなのかもしれない。

 …てなことを、年末年始のヒマな時に考えていたのでした。(自慢めいた話で申し訳ない)
 今年もよろしくお願い致します。良い年でありますように。

 しかし「オジサン」と呼ばれる年にもなって、ドギマギ/ヤキモキしたりするとは思わなかった。若い頃ならともかく、心臓に悪い…。
 


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