二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

平滑筋と鍼灸医学2

2009年12月07日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

~平滑筋と鍼灸医学2~ 

   福田鍼灸院 院長  福田裕康 先生


『平滑筋と鍼灸医学2』 研究所コラムはこちらをクリック!

平滑筋と鍼灸医学、んん?と思うかもしれませんが、消化・吸収・あるいは代謝という身体の基本的で重要な機能は、日夜、身体内で活発に行われています。内臓や血管、腸管などもそこに筋肉があるから動くことができます。身体の関節を動かす骨格筋、心臓を動かす心筋、そして内臓器や中腔器官を動かしているのが平滑筋です。例えば食事をすると食べ物は順次、消化、吸収、排泄へと口から肛門まで運ばれます。これは平滑筋の運動によるものなのですが、これは無意識的に行われているわけです。その無意識に行われる機能を担っているのが自律神経です。
その自律神経と平滑筋について、ラットを使った実験を通して、鍼刺激(鍼灸医学)と平滑筋(自律神経)の関わりについて興味深い内容が書かれています。さすが、自身で名古屋市立大学において実験し、鍼灸のメカニズムについて研究されている福田先生です。分かりやすく、説得力があります。

東洋医学研究所グループでは、古来から伝わる古典文献的な鍼灸や身体機能も勉強し、さらに現代医学的診療、そして先端医学的知識まで幅広く勉強することを基本に、患者様の要望にこたえるためには幅広い視点から身体を診ることができることが切望され、それが鍼灸師の役割であるという考えで臨床に取り組んでいます。ですから、所長の黒野先生のご指導もと、福田先生はじめ多くの先生方が大学の研究室で基礎的な研究に取り組まれているのです。

『平滑筋と鍼灸医学2』を是非読んでいただき、鍼灸治療の効果について、このような働きもあるのか~とご理解いただければ幸いです。

二葉鍼灸療院 田中良和

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